こんにちは。K2 College大崎です。
今回は、バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)について解説します。
- バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)概要
- VYMはインカムゲインだけでなく、キャピタルゲインも狙える
- 安定して高配当を出している金融やヘルスケアの割合が高い
バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)概要
バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)はFTSE High Dividend Yield Indexの投資パフォーマンスの動きに連動する投資成果をめざすETFです。
2022年9月末時点の構成銘柄数は443銘柄で、高配当のバリュー大型株が中心となっております。
GAFAMのようなハイテク・グロース株の比率は少ないため大きな値上がりは期待できませんが、安定した高配当を重視したETFとなっております。
そのため、GAFAMの割合が大きいS&P500指数の年初来リターンは-20.63%となっておりますが、VYMの年初来リターンは-4.53%と抑えられております。
VYMは四半期毎に高い配当が支払われますから、現在のような株価が軟調な局面においての高配当は株価底上げの役割をしてくれますね。
なお、年間の配当利回りは2.5〜3.5%内で推移することが多いですが、直近の配当利回りは 2.85% となっております。
VYMはインカムゲインだけでなく、キャピタルゲインも狙える
キャピタルゲインとインカムゲインのどちらを好むかは投資家それぞれですが、VYMは高配当を受け取るというインカムゲインのイメージが強いですが、実はキャピタルゲインも狙えるETFですので、人気があるETFのひとつとなっております。
年初来(11月7日時点)では-4.52%というリターンとなっておりますが、直近10年の年率平均リターンは11.29%、そして2006年10月の設定来の年率平均リターンは8.12%と右肩上がりで上昇しておりますので、VYMで長期運用されている方は大きなキャピタルゲインを得ることもできるでしょう。
安定して高配当を出している金融やヘルスケアの割合が高い
構成銘柄数443銘柄(2022年9月末時点)のうち、高配当のバリュー大型株が中心とお伝えしましたが、トップ10銘柄は以下のような企業で構成されております。
いずれもよく名前を聞く企業が占めておりますね。
これらの企業は、個別株で運用している投資家のポートフォリオにも入っていることが多いですが、やはり安定した配当は魅力ですもんね。
セクター別の内訳を見てみますと、こちらも安定して高配当を出している金融やヘルスケアの割合が高いことがわかります。
繰り返しになりますが、VYM はGAFAMのようなハイテク・グロース株の比率は少ないため大きな値上がりは期待できませんが、安定した高配当を重視したETFとなっております。
そのため、長期でのキャピタルゲインを狙う方はS&P500で運用されるのが宜しいかと思いますが、将来は配当金を年金の足しにしたいと考えている方はVYMで運用してはいかがでしょうか。
まとめ
- VYMはインカムゲインだけでなく、キャピタルゲインも狙える
- 将来、配当金を年金の足しにしたい方はVYMで運用するのも良いでしょう。
それぞれの年齢や置かれている環境などで選択すべきファンドは異なります。
ファンド選択でお悩みの方は、こちらからお問合せください。
著者プロフィール
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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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