こんにちは。K2 College大崎です。
国際投資信託協会のデータによると、2022年第3四半期末の世界の規制オープンエンド投資信託の残高は、2022年第2四半期末から6.1%減少して56.19兆ドルとなったとのことです。
- 世界の投資信託残高は、3四半期連続で減少
- 「積立投資」株価が下がっても継続すべき
- 感情をコントロールして合理的に行動する
世界の投資信託残高は、3四半期連続で減少
年初来より主要中央銀行の金融引き締めが開始され、世界的に株安・債券安が続いておりますが、残高の減少は3四半期連続となりますね。
なお、規制オープンエンド投資信託とは、ミューチュアルファンド、ETF、機関投資家向けファンドを含んでおり、ファンドオブファンズは除いているとのことです。
株式投信は前四半期末比7.0%減少、公社債投信は前四半期末比5.4%減少、バランスファンドは前四半期末比8.9%減少と、どのカテゴリーでも残高が減っております。
「積立投資」株価が下がっても継続すべき
機関投資家であれば四半期ごとに結果を求められますから、一旦Cashポジションにするというのは仕方ないですが、個人投資家であればその必要はありませんから、下がっているタイミングで売却する必要はないですよね。
もちろん「一括投資」であれば、他にリターンが得られる資産クラスがあれば、早めに損切してそちらでの運用に乗り換えた方が良い場合も多いですし、一旦はCashポジションにして、さらに安くなったタイミングで投資することで利益を最大化するというのも戦略のひとつです。
しかしながら、「積立投資」をしている方は、毎月定額を購入するという買い方ですので、現在のような株価が下がるタイミングはまさに仕込み時で、淡々と積立を続けることができる方、また、新たに積立投資を始められる方が、結果として、株価が上昇してきたタイミングで差益を得ることができ、儲けることができるのです。
S&P500インデックスを例に取れば、2022年12月23日時点の年初来では-19.84%のマイナスになっておりますが、長期で見れば途中の上げ下げはありますが、右肩上がりに上昇してきております。
今後、可処分所得や公的年金が減り続ける日本においては、投資して使えるお金を増やしていくべきです。
そして、積立投資においては投資を続けるべきですし、投資がうまく行っていない方は、このような株価下落時で市場から撤退してしまう方です。
日本人の7〜8割が投資で失敗すると言われているのも、これが起因しているかと思います。
感情をコントロールして合理的に行動する
前述したとおり、積立投資においては「株価が下がるタイミングはまさに仕込み時」であり、現在のような株価下落時で市場から撤退してしまうのは賢明ではありません。
おかしいと思われるかも知れませんが、積立投資をしている方にとってはそれこそ安値で仕込める期間が続いているわけですから、一時的に株価が下がっても逆に喜ぶべきなのです。
もちろん株価が下がれば「含み損」を抱えます。
また含み損が拡大していくのに伴って、これ以上は損をしたくないと考えて売却してしまう気持ちは理解できます。
しかしながら、そこで売却してしまうから損失を確定してしまうのであって、
そこで踏み留まって積立投資を続ければ、安値で仕込めるわけですし、株価が上昇に反転した時には大きなリターンとなって返ってくるのです。
感情をうまくコントロールして、合理的に行動して、資産を築いて行きましょう。
理解できて腹落ちすれば、株価が下落で喜ぶようになりますよ😁
まとめ
- 「積立投資」株価が下がっても継続すべき
- 安値で仕込んで株価反転で大きなリターンを得ましょう
今回は、今後も長期で積立投資ができる方を対象に記事を書きましたが、
近々、勤労所得が無くなる方など、別の戦略を取った方が良い場合もございます。
それぞれの属性に応じて適したアドバイスをしますので、ご相談は、こちらから連絡くださいませ。
著者プロフィール
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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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