こんにちは、K2 College 松本です。
今回はフコクしんらい生命の学資保険「成長樹」を解説します。
子どもができたので、学資保険に加入しようと考えています。保障が手厚いのでこの保険にしようか検討中です。
お子さんの教育資金準備ということですね。まずは今回の学資保険がどのような商品なのか、そして学資準備はどのような方法で備えるのが良いかを確認していきましょう。
- 動画解説
- 富国生命のグループ会社で代理店販売を専門にしている
- 進学時に祝金が受け取れる養育年金付の学資保険
- 返戻率は18年で78.8%と大きく逆ザヤ
- 契約はしない。既に契約している人は個別相談してください。
動画解説
富国生命のグループ会社で代理店販売を専門にしている
会社概要
富国生命グループの1社であり、主に生命保険の代理店販売を行っている保険会社である。 特にみずほ銀行、信用金庫を中心とした銀行窓販に力を入れている。2011年3月までの、銀行窓販の「円建て定額年金」分野での累計販売額は1位である。 2010年には定額個人年金の販売が好調過ぎたことで、販売を一時休止したこともある。定額個人年金の販売一時休止は異例のことである。職員の家庭と仕事の両立に向けた取り組みを行い、2010年には東京労働局から次世代育成支援企業に認定されている。
設立:1996年8月
総資産:1兆6,555億円(2022年3月31日時点)
保有契約高:2兆1,664億円(2022年3月31日時点)
格付情報
JCR:AA-(2022年5月時点)
ソルベンシーマージン比率
1,117.1% (2022年3月末時点)
富国生命は聞いたことありますが、この保険会社は初めて知りました。
代理店や銀行窓販を専門にしているので、銀行で生命保険の相談をしている方がかろうじて知っているかな?くらいかと思います。
ただ、親会社が富国生命ですし格付けや、ソルベンシーマージン比率も高く十分信頼に値する会社です。
進学時に祝金が受け取れる養育年金付の学資保険
契約概要
商品名:成長樹
正式名称:5年ごと利差配当付こども保険
契約者年齢:18歳〜60歳
被保険者年齢:0歳〜9歳
保険期間:22歳
払込期間:18歳
払込頻度:月払、年払
出産前加入:出産予定日の140日前から可能
基準祝金額:50万円〜(10万円単位)
養育年金:あり、なし
保障内容
- 契約者(親)が死亡や高度障害になったときは、以後の保険料の支払いが免除されますが、お子さんの成長とともに祝金は受け取れます。さらに、養育年金(基準保険金額の50%)が保険期間満了まで毎年受け取れます。
- 被保険者(子)が災害が原因で死亡したときは、災害死亡保険金(基準保険金額の200%)が受け取れます。病気で死亡したときは、死亡給付金(保険料払込相当額)を受け取って契約は終了。
- 何事もなく祝金を受け取る年齢(6歳、12歳、15歳、18歳)を迎えると祝金を受け取れ、22歳を迎えると契約は終了。
商品解説
保険期間は22歳で、保険料の払込期間は18歳までです。基準年齢(6歳、12歳、15歳、18歳)になると祝金を受け取れます。
そして契約者(親など)が万一(死亡や高度障害)の時には、保険料の支払いが免除されますが、祝金は契約通り受け取れます。さらに養育年金が支払われるタイプの学資保険です。保障は手厚いのですが、そのぶん貯蓄性(返戻率)は低くなります。
万一の時の保障がしっかりしているのは安心できますね。
ただ貯蓄性が低すぎるのが問題です。次のチャプターで返戻率などを解説します。
返戻率は18年で78.8%と大きく逆ザヤ
HPに載っている「22歳満期プラン」で契約例を見ていきましょう。
契約者年齢:30歳 男性
被保険者年齢:0歳
基準祝金額:100万円
保険期間:22歳
払込期間:18歳
払込頻度:月払
保険料:11,750円
総支払保険料:2,538,000円
学資金受取額:2,000,000円
返戻率:78.8%
養育年金が受け取れるタイプの学資保険の場合、どの会社も返戻率は70〜80%前後になります。それだけ保障の費用に保険料が充てられているということです。ちなみに養育年金が付いていない貯蓄性を優先する学資保険でも返戻率は103%前後です。
学資保険では、返戻率と保障どちらを優先するのがよいのでしょうか?
明らかに返戻率ですが、日本の学資保険ではどちらも中途半端になってしまいます。
貯蓄と保障を分けて備えることでどちらもより良い内容にすることができます。
学資準備の方法については、下記のページに分かりやすくまとめているので一度ご覧ください。
※大切なお子さまのために、海外積立(元本確保型プラン)で学資準備
契約はしない。既に契約している人は個別相談してください。
学資保険の特徴は、死亡保障と貯蓄の両立をすることですが、日本の学資保険は貯蓄性が低いのでオススメできません。貯蓄と保障を分けて別々に備えることで、どちらも学資保険より保障額と貯蓄性を高めることができます。
万一の保障はどの保険で備えるのが良いのでしょうか?
一般的には収入保障保険で良いと思います。年齢、喫煙の有無、健康状態によってコスパのよい商品は変わるので、下記から私に直接相談して頂ければ、あなたにとって1番良い保障と教育資金の備え方をアドバイス致します。
※直接相談(無料)
まとめ
- 加入するのはやめよう
- 契約している方は見直した方がいいので、お気軽にご相談ください(無料)
- 日本では保障と貯蓄は分けて契約しよう(学資保険はしないで)
また下記の入門書も効率の良い教育資金の備え方なので一読ください。
※【入門書】保険で銀行金利の3600倍の金利をつけるための入門書
※【入門書】子供のためにベストな学資保険に入るための入門書
著者プロフィール
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大学卒業後、東証1部上場の設備会社で現場監督として勤務。
外資系生命保険会社からスカウトされ、2013年1月から生命保険のライフプランコンサルタントとして6年3ヶ月勤務。
また同時期に個人で海外投資も始めましたが、海外投資の情報は少なく信頼できるか判断も難しいので、WEBや知人から沢山の情報を集めていました。 その1つの情報源としてK2のメルマガを購読しながら知識を深めていきました。
そして国内外の保険や投資についてメリット、デメリットを正直に伝えた上でアドバイスをする活動方針に共感し、弊社保険アドバイザーとして2019年4月よりK2 Holdingsに参画しました。
クライアントのマネーリテラシーの底上げをしつつ、日々顧客利益の為に活動しております。
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