こんにちは。K2 College大崎です。
今回は、三菱UFJアセットマネジメント株式会社が2024 年 2 月 22 に新規設定、運用を開始します「e MAXISインド株式インデ ックス」について解説します。
なお、当ファンドは新NISAの成長投資枠の対象です。
先般、こちらの記事で資金流出入のランキングを見ましたが、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」と「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」がダントツのTOP1、2で他のファンドを圧倒していましたね。
eMAXIS Slimシリーズはどうしてこれほど人気があるのでしょうか。
購入手数料が無料ですし、信託報酬が他のファンドに比べて安いからでしょうね。
それに多くのインフルエンサーがSNSなどで紹介しており、多くの方に認知されているのも要因だと思います。
「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」でインドへ投資できるのに、
なぜインドへ投資するファンドを設定したのでしょうか?
「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」でインドへ投資するといっても、その割合は1.7%(2024年1月31日現在)に過ぎないです。
インド株は長期的に見て上昇が期待されますから、投資家のニーズがあると想定して、三菱UFJアセットマネジメントも設定したのでしょう。
- 動画解説
- インド株は長期的に株価上昇が期待できる
- 「e MAXISインド株式インデックス」はどのようなファンドなのか?
- Nifty 50指数の全銘柄を公開
動画解説
インド株は長期的に株価上昇が期待できる
以下は2050年までの年平均実質GDP成長率の予測ですが、インドは年平均5%で成長していくと見られております。
先進国の成長率ほとんどが2%以下となっているのに比べて、大きく成長しそうですね。
GDPはその国のすべての企業が生み出した利益の合計のことですが、その国の株価は長期的にみるとその国の経済力に見合った水準に近づくと言われておりますから、2050年に向けインドの株価上昇に期待できそうですね。
以前、こちらの記事に、インドでは急ピッチでインフラ整備が進んでおり、この先2年間だけでも大きな資金が投じられるとありましたが、今後の株価上昇も期待できるのではないでしょうか。
そうですね。
それもありますし、インドはモディ首相が就任した2014年以降、「メイク・イン・インディア」という製造業振興のスローガンを掲げており、様々なインセンティブ・スキームを通じて推進しておりますから、海外からの投資や国内生産の増加、輸出の拡大と繋がっていき、それに伴い株価も上昇していくのではないでしょうか。
なお、現在、中国経済の先行き不透明感から海外からの投資資金が引き揚げられており、その資金は日本株やインド株などに流入しており、インド株の押し上げ効果となっています。
「e MAXISインド株式インデックス」はどのようなファンドなのか?
「e MAXISインド株式インデックス」はどのようなファンドなのでしょうか?
インドの代表的な株式指数の「Nifty50指数(配当込み、円換算ベース)」に連動する投資成果を目指すファンドです。
Nifty50 指数は、インドSENSEX IndexやMSCI India Index と同様、インドを代表する株価指数の1つで、インドナショナル証券取引所に上場する銘柄のうち、時価総額・流動性・浮動株⽐率等の基準を⽤いて選定された50企業で構成されています。
Nifty50指数(配当込み、円換算ベース)」に連動する投資成果を目指すファンドとのことですが、以前、紹介されていた「iFreeNEXT インド株インデックス」と同じではないでしょうか?
そうですね。
ファンドの特色としては同じになります。
それであれば、どちらに投資しても同じでしょうか?
まだ組入銘柄などの詳細がわかりませんが、リターンはそれほど変わらないと思います。
ただ、両ファンドとも購入手数料は無料のノーロード・インデックス・ファンドですが、信託報酬は「iFreeNEXT インド株インデックス」が0.47%、「e MAXISインド株式インデックス」は0.44%と、信託報酬が安い「e MAXISインド株式インデックス」の人気が出てくるのではないでしょうか。
まぁ、信託報酬が安いとは言っても、誤差の範囲だと思いますけどね。
Nifty 50指数の全銘柄を公開
Nifty50指数には、どのような企業が組み込まれているのでしょうか?
Forbes Indiaの記事で2024 年の Nifty 50 銘柄のリストとセクター割合が掲載されておりましたので、掲載しておきますね。
Nifty 50 Indexの組入上位10企業のうち4企業がFinancial Servicesとなっており、
セクター全体でもFinancial Servicesのウエイトが37%も占めておりますね。
次いでハイテク関連、エネルギーが続きますが、中でもハイテク関連に含まれておりますがソフトウェア産業は世界でも高い競争力を誇っていることは覚えておいてください。
ほとんど知らない企業ばかりです。
わたく含め、多くの方がそうだと思います。
そのため、投資信託やETFなどをうまく利用して投資していくのが賢明ですね。
ただ余裕があれば、どうしてそのようなセクターの割合になっているのかを自分でも考えてみてください。
まとめ
- 「e MAXISインド株式インデ ックス」はNifty50指数(配当込み、円換算ベース)」に連動する投資成果を目指すファンド
- インド株は長期的に株価上昇が期待できる
米国株一辺倒ではなく、成長が期待できる新興国にも投資をしておきましょう。
投資家それぞれの状況に合わせたアドバイスをいたします。
資産運用相談を希望される方は、こちらからご連絡くださいませ。
著者プロフィール
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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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