こんにちは、K2 College大崎です。
今回は「HSBC インド・インフラ株式オープン」について解説します。
- 動画解説
- パフォーマンスは主要株価指数を上回っている
- ポートフォリオ
- 運用実績
動画解説
パフォーマンスは主要株価指数を上回っている
私は米国株一辺倒ではなく、新興国やフロンティアマーケットにも分散投資をしておいた方が良いとの見解を示しておりますが、現状、インドはその筆頭であり、以前のK2 Collegeの記事でも紹介しましたね。
インド株式に投資しておいた方が良いことは理解したのですが、今回はどうしてインドのインフラ株式について紹介されるのでしょうか。
現在インドでは、日本経済が東海道新幹線や東名高速道路などの交通網が整備されるなど、飛躍的に成長を遂げた高度経済成長期にあたると言われており、今後も急ピッチでインフラ整備が進んでいくと考えられているからです。
なかでも政府は「輸送」に注力しており、高速道路、港湾、鉄道、空港などの移動手段の整備を優先し取り組んでいます。
また、「HSBC インド・インフラ株式オープン」の過去3年のパフォーマンスは、主要株価指数であるSENSEX指数を上回っており、
モディ政権は2024年度(2024年4月-2025年3月)までに100兆ルピー (約180兆円)規模のインフラ投資を行うとインフラ整備に重点を置いておりますので、当面は主要株価指数を上回るのではないかと考えているからです。
私も1997年にインドを訪問しましたが、舗装されていない道が多く、車での移動中に跳ねて頭を天井にぶつけるなど大変な思いをしました(苦笑)。
組入銘柄
どのような企業に投資しているのでしょうか。
インド国内のインフラ関連企業や、インドのインフラに関連し、収益のかなりの部分をインド国内の活動から得ているインド以外の国の企業にも投資しているようです。
2023年9月29日時点での組入銘柄は45社となっておりますが、そのうち組入上位10銘柄は以下のとおりです。
運用実績
過去3年のパフォーマンスは、主要株価指数であるSENSEX指数を上回っているとのことですが、どのような運用実績なのでしょうか。
設定来(2009年10月1日)の年率平均リターンは約3.6%と思わしくないですが、
過去3年の年率平均リターンは71%、この1年でも32.5%リターンとかなり良いパフォーマンスとなっております。
上記でも述べましたが、今後もインドではインフラ整備に重点を置いておりますので、当面は上昇を期待できます。
また、この9月にインド国債が主要新興国債券指数への組み入れが決定され、2024年に200億米ドル超の資金流入が見込まれるので、これも株価上昇要因の一つです。
まとめ
- インドはインフラ投資に重点を置いている
- 今後もインフラ株式ファンドのパフォーマンスは期待できる
ただ、2019年にインフラ投資計画が発表されてから株価は急上昇してきておりますが、中長期的には主要株価指数のように右肩上がりにならない可能性がありますので、どこかのタイミングで利益確定をすることを視野に投資するようにしてください。
ポートフォリオの見直し相談も承っております。
希望のされる方は、こちらからご連絡ください。
著者プロフィール
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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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