高成長インド・中型株式ファンド 〜三井住友DSアセットマネジメント

こんにちは、K2 College編集部です。

今回は、インドの中型株式に投資する三井住友DSアセットマネジメント「高成長インド・中型株式ファンド」について解説します。

今回はインドの中型株式ですか。詳しく教えてください。

運用方針、組入銘柄など解説していきますので一緒に勉強しましょう。

  • 高成長インド・中型株式ファンドとは?
  • 投資先、組み入れ銘柄
  • 直近1年で+4.1%、3年で+49.7%

高成長インド・中型株式ファンドとは?

ファンド・オブ・ファンズ方式での運用となり、外国籍ファンドを通じて実質的に中型インド株に投資します。

なんだか複雑なスキームに見えますね。

複雑に見える部分を解説しますと、元々モーリシャス籍ファンドは税制メリットがあったのですが、インドとモーリシャスの租税条約改正があり、2017年4月からインド株式の売却益に課税されるようになりました。その為現在モーリシャス籍ファンドを清算する方向でスキームを組み直しています。このような背景で新規投資はルクセンブルグ籍ファンドに投資されます。

投資先、組み入れ銘柄

インドの中型株式に投資している為、日本人がわかる銘柄はほとんどないですね。インドと言えば金融、ソフトウェアが強い印象ですが、組み入れ上位は資本財、自動車・自動車部品、ヘルスケア機器・サービスとなっています。

インド株と言えばという代表的銘柄が入っていないのが気になりますね。騰落率はどうでしょうか。

次で解説していきますね。

直近1年で+4.1%、3年で+49.7%

こちらのファンドは年4回決算型と年1回決算型があり、今回は運用期間が長い年4回決算型の数値で解説します。直近1年で+4.1%、3年で+49.7%の騰落率になります。分配金は安定的に出ているようです。年4回決算型は2011年8月から、年1回決算型は2017年11月から運用しています。

購入手数料は3.85%、解約手数料は0.30%、毎年の管理費用は2.0505%程度、その他手数料もかかります。

手数料がかなり高めですが、安定的に分配金があり、設定来で見ると+557%の騰落率ですので、富裕層が投資されているのかなと思います。悪いファンドとは思わないですが、これから投資を考える方や資産形成していきたい方が投資するファンドではないと思うので私は投資しないと思います。

そうですね。最近はインド株でも手数料が安いファンドがたくさんあるので、是非比較検討してから投資しましょう。

【まとめ】投資するファンドを正しく選定しよう

いかがでしたでしょうか。インドの中型株式に投資する三井住友DSアセットマネジメント「高成長インド・中型株式ファンド」を取り上げて解説してみました。投資に慣れてきたら、外貨で海外での投資も検討していきましょう。

よくわかりました。

我々のようなIFAに相談して、正しい投資先を選定しましょう。

まとめ

  • 三井住友DSアセットマネジメント「高成長インド・中型株式ファンド」はインドの中型株式に投資するアクティブファンド
  • 円はリスクということをしっかり考えよう
  • ポートフォリオのバランスを考え、時間を味方に投資しよう

2023年の調整相場以降はショート(空売り)のできるヘッジファンドと株式相場と相関性の低いオルタナティブへの投資をしましょう。ただこの二つは国内ではほとんど取り扱いがないので、直接海外(オフショア)へ投資をしましょう。

※『海外投資入門書(マニュアル)』はこちら(無料)【NEW】

著者プロフィール

K2編集部
K2編集部
投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。

この投稿へのトラックバック: https://media.k2-assurance.com/archives/30260/trackback