第一生命 ジャスト 総合医療一時金保険

こんにちは!K2 College編集部です。

今回は第一生命の医療保険である『ジャスト 総合医療一時金保険』を解説します。2021年1月に発売された商品であり、最近流行りの一時金タイプの保障で、支払回数や給付割合を契約者側で決めることができるようになっています。

支払限度回数ってなんですか?

そうですよね。どういったものか見ていってみましょう。

今回の記事では「医療保険」について解説しつつ、各特約に関しても確認をしていきます。医療保険に加入している人から、これから加入を考えている人もぜひ参考にしてください。

  • 第一生命は業界3位の資産をもつ会社
  • 一時金の額・回数を自分で決めるシンプルな医療保険
  • 一時金での給付になるので保険料が高め
  • 契約はしないでください

第一生命は業界3位の総資産をもつ会社

◆会社概要

1902年(明治35年)、日本初の相互会社形式による生命保険会社として設立された。日本国内で初の相互会社であるという意味を込めて、社名に「第一」という文字を戴いていた。総資産で、株式会社かんぽ生命保険(日本郵政グループ)、日本生命保険相互会社に次ぐ業界3位である。

2010年(平成22年)4月1日、株式会社に組織変更したうえ、東証1部に上場した。現在の第一生命保険株式会社は、持株会社体制移行のために2016年4月に設立された2代目で、持株会社の第一生命ホールディングスの子会社である。

設立:1902年9月15日
総資産:38兆6,815億円(2022年3月末時点)
営業拠点:1,259拠点
社員数:56,000人(生涯設計デザイナー:45,000人)

◆格付情報

R&I:AA-(2023年1月時点)
S&P:A+(2023年1月時点)
JCR:AA(2023年1月時点)
Fitch:AA-(2023年1月時点)
A.M.Best:A+(2023年1月時点)

◆ソルベンシーマージン比率

856.8%(2022年9月末)

歴史が長い会社は安心できますね。

CMでも有名ですし、認知度は十分ですね。
また、格付けソルベンシーマージン比率からも十分に信頼に値する会社と言えます。

一時金の額・回数を自分で決めるシンプルな医療保険

◆総合医療一時金保険

日帰り入院でもドンっとまとめて一時金、というキャッチコピーの通り、日帰り入院で20万円~40万円の一時金が受け取れる医療保険です。支払限度の型があり、それぞれ1、2、4回型となっています。

主契約

総合入院給付金

給付金額:20万円~40万円(10万円単位)

1回型・入院日数が1日に達したときに入院給付金を1回
2回型・入院日数が1日、30日に達するごとに入院給付金を1回
4回型・入院日数が1日、30日、60日、90日に達するごとに入院給付金を1回

被保険者の日帰り入院から入院日数(30日まで)にかかわらずまとまった一時金を受け取れるもの。30日以降での受け取りに関しては契約時の型による。

手術給付金

入院中以外の手術:総合入院給付金の10%
入院中の手術:10%か50%の給付割合を設定。
「入院中の手術給付金」「放射線治療給付金」「骨髄ドナー給付金」の金額がそれによって変動。

特定自然災害による死亡

給付金額:総合入院給付金と同額
災害救助法が適用された自然災害(特定自然災害)により、その発生した日から数えて180日以内に死亡したとき。

重点保障

生活習慣病による入院または女性に多い特定疾病による入院、いずれかの「重点保障」を上乗せできる。上乗せする場合は、給付割合を25%、50%、100%から選択。

生活習慣病による入院

給付金額:総合入院給付金×指定給付割合
「1回の入院」につき、入院日数が契約時の型の日数に達したときに給付。

女性に多い病気による入院

給付金額:総合入院給付金×指定給付割合
女性に多い特定疾病により入院し、「1回の入院」につき、入院日数が契約時の型の日数に達したときに給付。

最近は一日入院するといくら、ではないものも出てきているんですね。

大手国内生保で取り入れられるようになってきました。
入院が短くてもしっかり支払われる、というのは魅力ではありますね。

一時金での給付になるので保険料が高め

商品解説

最近でてくるようになった一時金タイプの医療保険であり、特徴は支払限度回数、手術などに対する給付割合を自分で決めていけることです。また、健康診断の提出による割引があるので、健康に自信のある人にはメリットがあります。

契約例

契約年齢:30歳 男性
入院一時給付金:20万円(1回型)
手術給付金割合10%:2万(入院中)、1万(外来)、2万(放射線治療)

保険期間:10年
払込期間:10年
払込頻度:月払
保険料:1,910円
(健康割ありだと1,814円)

コスパがよいのか判断しにくいですが、1~30日までをまとめて考えているので、そもそも保険料が高めであり、なおかつ更新が10年後にあります。また、手術を伴う入院の場合、主契約が日額給付の医療保険よりも給付金が少なくなりがちです。
また、最低値での契約例になるので、30日以上の入院になってしまった際の保障が全くない点に関しては注意が必要です。

長い入院に備えるとなったら支払限度回数を増やさないといけないんですね。

そうですね、病気によっての平均入院期間等があるので、心配な病気が具体的にあれば、備えたいものに適切に備えていくことができます。

契約はしないでください

オンライン相談 イラスト

一時金のタイプなので、保険料が高めに設定されており、なおかつ更新ありのものなのでコスパの面でオススメできません。現在加入している人や、迷っている方は一度ご相談ください。

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また、日本では健康保険等に加入していると、一か月の支払額が一定以上になった際には高額療養費制度があり、収入にもよりますが一定金額を準備できていれば、ある程度は備えられるようになっているので、過剰に持たないよう注意が必要です。

そのような制度もあるため、準備の方法は医療保険だけではありません。貯蓄等で準備することもできるので、こちらも参考にしてください。

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収入によって備える金額が変わってくるんですね。

そうなんです。備えておく金額は高額療養費制度の収入範囲にもよるので、お一人お一人準備する必要がある金額が違ってきます。ご相談ください。

※無料相談はこちら

まとめ

  • 一時金タイプは保険料が高い
  • 更新型はコスパが悪い
  • 備える金額は一人一人違うのでご相談を

著者プロフィール

K2編集部
K2編集部
投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。

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