野村インデックスファンド・日経225(愛称:Funds-i 日経225) 〜野村アセットマネジメント

こんにちは、K2 College河合です。

本日は野村證券で現在最も売れているファンド、野村インデックスファンド・日経225(愛称:Funds-i 日経225)を解説したいと思います。インデックスファンドなんですけど、日経225インデックスよりも良いパフォーマンスを出しています。

日経225と何が違うんでしょうか。

一緒に見ていきましょう。

  • 動画解説
  • 野村インデックスファンド・日経225(愛称:Funds-i 日経225)の成績
  • インデックスとの差はどこから来るのか?

動画解説

野村インデックスファンド・日経225(愛称:Funds-i 日経225)の成績

このファンドの投資先は日経225ですが、このようにベンチマーク(ミリオン・インデックスマザーファンド)と比べると微妙に差ができていってます。日本株は実は昨年世界中が大きく株安の中、少し下がった程度となってます。これは世界中利上げをしていたにも関わらず、日本株だけは利上げを行わなかった(行えなかった)ため、株が安くならなかったものと思われます。

直近1年間-7.9%なので、米国株(S&P500)-19.55%よりは良いパフォーマンスでした。またベンチマーク(インデックス)と比べると直近1年間で1.5%、3年間で4.7%の差が出てきているのがわかります。

なおこのファンド内ポートフォリオの配当利回り2.1%と世界でも極めて低い配当利回りとなってます。

日本株は昨年そんなに下がっていなかったんですね。

そうなんです。ただ利上げをしていない代償はインフレとなって経済に影響するので、利上げが遅れた分、日本はインフレが落ち着くのが遅れます。また仕入れ値、コストがインフレになっているにも関わらず、企業が消費者物価に落とし込めない(値上げをできない)というのは企業業績を圧迫し、もちろん社員の給与も上げられない、という感じで全て繋がっていますので(マクロ経済)、世界中所得が上がっていく中、日本だけ所得が変わらないという状況が続いていきます。

インデックスとの差はどこから来るのか?

ベンチマーク(インデックス)との差ですが、投資先の96.1%を東証プライム(日経225)へ投資していますが、残り3.9%を株式先物(現金等)に置いていることから来ているようです。

だからそれが良い方向に働いているかどうかはわからないようですね。

そうなります。良い時もあり、悪い時もあるのですが、トラックレコードを見る限り、結果的には良い結果が多いようです。

まとめ

  • インデックス投資をしよう
  • 野村に口座があるなら、このファンドでもOK
  • 金融政策をしっかりできている海外株へ投資しよう

ファンドの月次レポートの数字は2010年から日本株だけを表記しているので、右肩上がりのように錯覚しますが、日本株は世界の株と比較しても決して良い数字ではありません。また日本だけ金利を上げられない、円安になっていることからもわかるように、日本だけ突出して悪い将来展望ですから、日本株インデックスではなく、海外株インデックス(特に米国)へ投資、積立をするようにしましょう。

また海外の株、インデックスで一括投資、積立する際は、日本の証券会社ではなく、海外のファンド、積立商品に直接投資をしましょう。

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著者プロフィール

河合 圭
河合 圭
<経歴>
青山学院大学国際政治経済学部国際経営学科ファイナンスコース卒業
中国天津南開大学漢語語言学院留学
野村證券にて4年半勤務、2008年リーマン・ショックの前日に退社
プライベートバンクを経て、2009年K2 Investment設立
2014年ボストン留学、2018年Paris留学
現在、K2 Holdings会長

<趣味>
ダイビング、クルージング、自然

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