【食料危機へ投資する】インベスコDBアグリカルチャー・ファンド(DBA) 〜インベスコ・アセット・マネジメント

こんにちは。K2 College大崎です。

本日は、インベスコDBアグリカルチャー・ファンド(DBA)について取り上げたいと思います。

先日、【グレートリセット】食糧供給に対する意図的な攻撃のコラムで、世界の支配者層がフードシステムを再構築するために、世界中で養鶏場や養豚場、牛舎、食品加工工場などで火災や爆発を起こしている旨を取り上げましたが、このまま続けば本当に食糧危機が生じてくるかも知れません。

ただ、アフリカなどではすでに多くの子どもたちが飢えて命を落としております。

  • 世界の人口と食料需要は増加する
  • インベスコDBアグリカルチャー・ファンド(DBA)概要
  • 構成銘柄とセクター
  • 運用実績

世界の人口と食料需要は増加する

世界の人口は増えているので、今後、食料が足りなくなるという話も聞きますね。

昨年、国連は世界人口は80億人に達したと発表しましたが、2050年には97億人に増えると見られており、農林水産省の資料によれば、世界人口が2050年には2010年比で1.3倍に増える一方、食料需要は1.7に増えると予測されております。

農林水産省の資料を確認してみましたが、2050年には穀物が1.7倍、畜産物では1.8倍の見通しとなっておりますね。

インベスコDBアグリカルチャー・ファンド(DBA)概要

インベスコDBアグリカルチャー・ファンド(DBA)は、Invesco Distributors, Inc. が設定・運用する上場投資信託(ETF)で、DBIQ Diversified Agriculture Index Excess Returnに連動する投資成果を目指し、流動性が高く、広く取引される農産品11の先物契約で構成される。また、米国財務省証券およびマネーマーケット収入からの金利収入もある。

構成銘柄とセクター

農産品11の商品先物で構成された指数への連動を目指すとのことですが、どのような構成になっているのでしょうか。

2023年4月26日時点では、砂糖、生牛、コーヒー、ココア、大豆、トウモロコシの割合が大きいですが、幅広い商品に分散してありますね。

以前は生牛の割合は一桁台だった記憶がありますが、牛舎の火災や爆発が影響しているのでしょうかね?

運用実績

運用実績はどうでしょうか?

2007年1月の設定以来、元本は下回っております。
2023年3月末時点のFactsheetで確認すると、設定来の年率平均リターンは-0.82%となってますね。

これほどリターンが悪いのであれば、投資する意味はありますでしょうか?

商品先物は変動が激しいですから、すべての投資家に適しているわけではありません。ただ、世界情勢などをチェックしている方であれば大きなりターンを上げることもできます。

2022年2月末のロシアのウクライナ侵攻以降の上昇で大きなリターンを上げている方もおりますし、
今後、農産品の価格が上昇すると考えている方は投資妙味があるのではないでしょうか。

また、先物は商品ごとに投資する方法もありますが、このETFであれば11つの農産品に投資することができるますので、便利という点もあります。

まとめ

  • DBAは農産品(商品先物)へ投資するアグリカルチャー・ファンド
  • すべての投資家に適しているわけではない
  • 食糧不足や食料危機が生じると考えている方は投資妙味がある

ポートフォリオの見直しを希望される方は、こちらからお問合せくださいませ。

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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