e MAXIS Slim 米国株式(S&P500)〜三菱UFJアセットマネジメント

こんにちは。K2 College大崎です。

以前の記事で「e MAXIS Slim 全米株式」について解説しましたが、今回は「e MAXIS Slim 米国株式(S&P500)」について解説します。

  • 動画解説
  • 「e MAXIS Slim 米国株式(S&P500)」概要
  • 「e MAXIS Slim 米国株式(S&P500)の構成銘柄
  • 設定来の運用成績は

動画解説

「e MAXIS Slim 米国株式(S&P500)」概要

S&P500指数はS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが公表している米国の代表的な株価指数の1つであり、市場規模、流動性、業種等を勘案して選ばれたニューヨーク証券取引所等に上場および登録されている500銘柄を時価総額で加重平均し指数化したものです。

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、そのS&P500指数(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動する投資成果をめざすファンドです。

ただ、実際の運用はS&P500インデックスマザーファンドへの投資を通じて、米国の株式に投資するファミリーファンド方式により行います。

S&P500インデックスマザーファンドへの投資を通じて米国の株式に投資しているのですね。

はい、そうです。
投資家と市場との間に一つ介在するものが増えるので、可能な方はETFなどで投資した方がそれだけコストを低く抑えることができます。

とはいえ、このファンドは購入手数料が無料ですし、信託報酬も年率0.09372%と低いので、人気のあるファンドとなっておりますね。

「e MAXIS Slim 米国株式(S&P500)の構成銘柄

「e MAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は米国の代表的な株価指数の1つであるS&P500指数(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動する投資成果をめざすファンドでした。

そしてS&P500指数は、ニューヨーク証券取引所等に上場および登録されている500銘柄でしたが、どのような銘柄で構成されているか確認してみましょう。

最新の月次レポート(2024年4月30日現在)では503銘柄で構成されており、そのうち上位10銘柄は以下のような構成となっております。

広く知られている企業ばかりが上位を占めておりますね。


現在は、ソフトウェア・サービスと半導体関連の割合がやや多くなっているようです。

ちなみに、S&P 500指数は時価総額で加重平均されているため大手企業が時価総額全体のかなりの部分を占めており、これらの企業がS&P 500指数のパフォーマンスに大きな影響を及ぼしますので、覚えておいてください。

このファンドの現在の組入銘柄は503銘柄となっておりますが、S&P 500指数の500銘柄ではないのですね

このファンドは対象インデックスとの連動を維持するため、先物取引等も利用しておりますので、株式の実質投資比率が100%を超えたり、銘柄数が500を超えたりする場合があります。

設定来の運用成績は

それでは、このファンドの運用成績を最新の月次レポート(2024年4月30日現在)で確認してみましょう。

このファンドの設定は2018年7月3日ですが、設定来のリターンは188.3%となっております。

基準価額は約6年で3倍弱まで増えており、なかなか良いリターンを叩き出しておりますね。

ベンチマークを上回っているのも良いです。

コロナ禍において世界の中央銀行は大規模金融緩和を実施し、市中に流通する資金量を増やして金余り状態となり、基準価額は約2倍まで上昇しましたが、その後、本格的なインフレに発展。

FRBはインフレを抑制するために2022年3月以降、継続的に利上げを実施して、その間、株価は低迷しました。

しかし、生成AIブームと利下げ期待から、2023年後半より再び株価は上昇してきております。

株価はこの先も上昇していきますでしょうか?

長期的に世界経済は成長していくでしょうから、それに合わせて株価も上昇していくでしょう。しかしながら、短期的にはどうなるかわかりません。

実際、投資家はFRBの利下げを織り込んで株価は上昇してきておりますが、4月の米インフレ指標はいずれも上昇に転じております。

このファンドで積立投資をしている方は長期投資をされる投資家だと思いますので、短期的な株価には一喜一憂せず、淡々と毎月の拠出を続けてください。

まとめ

  • このファンドは、S&P500指数(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動する投資成果をめざす
  • 時価総額全体のかなりの部分を占めている大手企業がパフォーマンスに大きな影響を及ぼす
  • 長期投資をされる投資家は淡々と毎月の拠出を続ける

S&P500インデックスで運用するリスクとして、お金が必要になるタイミングで資産を大きく減らしてしまうリスクがあったわけですが、元本が確保された商品もあります。

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著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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