世界のAI銘柄11選

こんにちは、K2 College編集部です。

2024年には、人工知能(AI)分野で注目される企業が数多く存在します。以下に、主要なAI銘柄をその特徴とともに詳しく紹介します。

AI関連の銘柄は注目が集まっていますね。

今一番Hotな話題ですね。

  • NVIDIA (NVDA)
  • Microsoft (MSFT)
  • Alphabet (GOOGL)
  • Palantir (PLTR)
  • その他

NVIDIA (NVDA)

NVIDIAは、高性能GPU(グラフィック処理装置)で知られ、AIハードウェアおよびソフトウェアの分野でリーダー的存在です。NVIDIAのチップはAIモデルのトレーニングと推論に不可欠であり、同社の製品は自動運転車、データセンター、ゲームなどの多岐にわたる産業で使用されています。2023年にはS&P 500で最も優れたパフォーマンスを見せ、株価は3倍以上に跳ね上がりました。

2023年だけで3倍ですか。すごい人気ですね。

24年に入っても2倍以上上がっています。

Microsoft (MSFT)

Microsoftは、OpenAIとのパートナーシップを通じてAIに大規模な投資を行っています。AzureクラウドサービスやAI駆動のアプリケーション(例:Power Platform)は、同社の成長を牽引しています。CEOのサティア・ナデラは、AIがMicrosoftを次の成長段階に押し上げると予測しており、2030年までに年間売上高を5000億ドルに達することを目指しています。

クラウドサービスでAIが作成出来るんですね。

はい、OpenAIとの提携を軸に大規模な投資を行い、サービスをどんどんと広げていっています。

Alphabet (GOOGL)

AlphabetはGoogleの親会社であり、Google Cloud AIや広告技術を含む様々なプロジェクトを通じてAIに深く関与しています。最近発表された企業向けAIソリューション「Gemini Pro」は、Microsoft/OpenAIと直接競合する製品であり、同社のAI分野におけるコミットメントを示しています。

巨大テック企業がどこもAI開発に資金を入れているんですね。

そうですね。AIのチャットボットで検索機能にも大きな影響があるので、Googleとしても遅れを取るわけにはいかないですね。

Palantir (PLTR)

Palantirはビッグデータ分析に特化した米国の企業で、防衛産業との深い関係があります。商業部門の成長率は政府部門を上回り、2024年にはさらに商業部門でのAI投資を拡大しています。CEOのアレクサンダー・カープは、政治的な議論に対しても積極的に発言しており、同社の株価に影響を与える可能性があります。

この会社は初めて名前を聞きました。

米国のテロ対策当局や国防総省でも使用されている「Palantir Gotham(ゴッサム)」などビッグデータ分析で成長している会社です。

その他

ServiceNow (NOW)

ServiceNowは、企業向けクラウドコンピューティングソリューションの提供で知られています。同社の「Now Platform」は多くの企業で利用されており、2023年にはAI機能「Now Assist」を追加しました。NVIDIAとの戦略的パートナーシップもあり、AIサービスエージェントの導入も進めています。

International Business Machines Corp. (IBM)

IBMは、ソフトウェア、コンサルティング、インフラストラクチャ、ファイナンスの事業ラインを通じて幅広い製品とサービスを提供しています。AI分野では、WatsonやAI駆動のビジネスソリューションを通じて強力なポジションを維持しています。

Taiwan Semiconductor Manufacturing (TSM)

TSMCは、世界最大の純粋なファウンドリ(半導体製造専門企業)であり、AIチップの製造において重要な役割を果たしています。同社は他の企業が製造できない高度なチップを生産しており、P/E比が約18と魅力的な評価を受けています。

Snowflake (SNOW)

Snowflakeは、データセンター分野で急成長している企業で、2024年には34%の収益成長を達成しました。同社は、436社の顧客が過去12か月間に100万ドル以上の収益を提供しており、顧客維持率が135%と非常に高いことが特徴です。

MicroStrategy Inc. (MSTR)

MicroStrategyは、ビジネスソリューション、クラウドサービス、モバイルソフトウェアの提供企業であり、近年では世界最大の企業ビットコイン保有者となっています。AIを駆使した分析とデータ管理で知られています。

Opera Ltd. (OPRA)

Operaは、ノルウェーのウェブアプリケーション開発企業であり、モバイルおよびPC用のウェブブラウザを設計しています。同社は最近、ChatGPTと無料VPN機能をブラウザに追加し、アイスランドにグリーンエネルギーを活用したAIデータクラスターを設立しました。

Cloud Consensus Solutions (CCSI)

Cloud Consensus Solutionsは、クラウドファックス技術を提供するデジタル情報企業であり、AI技術を用いて非構造化文書から構造化データを抽出するソフトウェア「Clarity CD」を提供しています。

どの企業もクラウドサービスなど規模が大きい会社が多いですね。

AIはビッグデータ解析と関連し、大量のデータ解析が必要ですので、規模の大きい会社がその開発に取り組んでいる形です。

まとめ

  • 巨大テック企業がAI開発、投資を行う
  • 様々な分野への展開があり、ビジネスルールが変わる可能性も
  • 投資家としても要注目の分野

これらの企業は、それぞれ異なる強みと成長戦略を持ち、AI技術の進展に大きく貢献しています。AI銘柄への投資を検討する際には、これらの企業の動向を注視することが重要です。

著者プロフィール

K2編集部
K2編集部
投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。

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