こんにちは、K2 College大崎です。
今回は、MINKABの投資信託人気ランキング3位にランキングしておりました「野村インデックスファンド・外国株式(Funds-i外国株式)」について解説します。
- MSCI-KOKUSAI指数とは?
- このファンドで運用した方が良いか
Funds-i外国株式は、どのようなファンドなのでしょうか。
外国株式を主な投資対象として、MSCI-KOKUSAI指数をベンチマークとしてその動きを捉える投資成果を目指すファンドです。
MSCI-KOKUSAI指数とは?
MSCI-KOKUSAI指数は、日本を除く先進国株式の動向を表す代表的な株式指数で、米国の調査会MSCI(Morgan Stanley Capital International=モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)社が算出しています。
MSCI社が定義する先進国23カ国のうち日本を除く22カ国で構成されており、米国、英国、フランス、カナダ、ドイツ、スイスの6カ国で8割以上を占めています。
このファンドの最新のマンスリーレポートを見ると、現在(10月29日)の組入銘柄数は1,286銘柄、国別配分ではアメリカ70.4%も占めています。
日本を除く先進国株式と言っても、ほとんど米国株式のようなものですね。
組入上位10銘柄を見ても、他の先進国株式や米国株式のファンドと代わり映えしません。


運用実績はどのような感じでしょうか。
2020年11月26日の設定以来、基準価額は下げたりするタイミングはあるものの、設定来のリターンが+338.6%、この1年でも+52.4%と順調に推移しております。
まあ、大規模な金融緩和のマネーが流れ混んでいるだけですが。


このファンドで運用した方が良いか
こんなにリターンが得られるのであれば、投資しておいた方が良いですね。
そうですね。
勉強と称して無駄な時間を消費する方や、自分で個別銘柄を分析して銘柄選択をしない方は、このファンドなどの先進国株式インデックスや米国株式インデックスに投資しておいた方が良いでしょう。
ただし、このファンドの場合、MSCI-KOKUSAI指数をベンチマークとしていましたが、そのベンチマークにパフォーマンスが劣っております。
ファンドを購入する際の購入手数料が必要ですし、毎年の運用管理費用(信託報酬) が0.605%とコスト負担がありますので、運用する中身が同じであれば、手数料無料で運用管理費用(信託報酬)も安い先進国株式インデックスで運用した方が良いですね。
まとめ
- 勉強と称して無駄な時間を消費するくらいなら、このファンドなどの先進国株式インデックスに投資しておいた方が良い
- 運用する中身が同じであれば、コストの低いファンドで運用しよう
先進国株式に投資するにしても、約1,300銘柄への分散投資となります。
企業数でのリスク分散とはなりますが、より高いリターンを目指とするならば、今後、イノベーションが起きたり、成長し続けそうなセクターを選択して投資しましょう。
海外積立投資であれば、今後、リターンが得られそうなセクターを幅広いファンドから選択して自分のポートフォリオを組むことができます。
『海外積立投資入門書(マニュアル)』は、こちらからダウンロード(無料)できますので、まずは知識を増やしてください。
著者プロフィール

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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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