こんにちは、K2 College編集部です。
今回は、「ひふみワールド+」について解説します。ひふみワールド+は、日本を除く世界の成長企業に投資をする投資信託(ひふみワールドシリーズ)です。「世界にあふれるビックリ!をみつけにいこう」をコンセプトとし、今まで知られていなかった斬新なモノやサービスなどを運営している会社へ投資しています。
ひふみワールド+ですか。以前記事になっていたひふみプラスと何が違うのでしょうか。
ざっくり言うと、ひふみプラスは日本株が投資先で、ひふみワールド+は海外株が投資先になります。次で詳しく解説していきますね。
- 「ひふみプラス」と「ひふみワールド+」の違い
- 投資先、組み入れ銘柄
- 直近1年で+44.50%のリターンだけれどインデックスに負けている
「ひふみプラス」と「ひふみワールド+」の違い
ひふみシリーズを運営するレオスキャピタルワークスにはいくつか投資信託が設定されており、その1つになります。現在は、「ひふみプラス」「ひふみワールド+」が株式のみで「ひふみらいと」が株式と債券も組み入れたバランス型になります。その中でも、「ひふみプラス」は日本株が80%以上で構成されており、「ひふみワールド+」では日本以外の海外株式が90%以上で構成されています。
なるほどです。海外株式に投資する投資信託という理解で問題なさそうですね。具体的にはどんな会社に投資しているんでしょうか。
はい、その理解で問題ありません。次で説明していきますね。
投資先、組み入れ銘柄
組み入れ銘柄上位はこちら・・・
知ってる企業が多いですね。salesforceとかMicrosoftとか。あとはMSCIやS&Pといった指数や格付を出す会社が入ってるのも面白いですね。安定していそうです。
そうですね。ただ、コンセプトに立ち返ってほしいのですが、これらが世界にあふれるびっくりするような斬新なモノやサービスを運営している会社なのか疑問は出てきませんか。せっかくワクワクするコンセプトがあるのですからもっと投資家がびっくりするような会社を組み入れしてほしいものです。
直近1年で+44.50%のリターンだけれどインデックスに負けている
2019/12/13設定でまだ新しいファンドです。運用は1年と11カ月程度ですが、設定来57.10%のプラス、この1年では44.50%のプラスです。ただし1年でのリターンはSP500も52.5%の上昇ですので、リターンで負けています。アクティブファンドはインデックスに勝つ事を目標にする事がほとんどですが、これだとSP500へ投資したほうがいいですよね。
ひふみワールド+を購入する際には最大3.3%の購入手数料が掛かりますし、毎年の信託報酬も1.6%前後掛かりますから、現状はSP500で運用されても良いかと思います。
そうですね。インデックスに負けるリターンなら、アクティブファンドに手数料を払って運用してもらっている意味がないですよね。
おっしゃるとおりです。同じリターンならインデックスのほうがよい。これは覚えておきましょう。
【まとめ】 ひふみワールド+よりも良い投資先を選びましょう
メディアに取り上げられる事が多い投資信託なので、選択しがちですがリターンもよく見て投資先を選んでいきましょう。
よくわかりました。
SP500インデックスや、ベンチマーク以上のパフォーマンスのファンド、ヘッジファンド、オルタナティブなど、より良い物を選んで投資してきましょう。
まとめ
- ひふみワールド+のリターンは、SP500のリターンに負けている
- リターンが負けているのであればSP500インデックスで運用された方が良い
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著者プロフィール
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投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。
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