新生・UTIインドファンド 〜新生インベストメント・マネジメント

こんにちは、K2 College河合です。

本日は雑誌TRENDY ほったらかし株&投信で海外株式リターンランキング3位に入っていた新生・UTIインドファンドを解説しようと思います。資産残高422億円と多くはないファンドですが、今後インドが注目されるので、私も一緒に勉強していこうと思います。

私も今はS&P500へ投資していますが、今後はインド株など新興国が良いのではないかと思ってました。

利上げにより、今年(2022年)は明らかに米株は調整相場になるため、他の投資先を探したくなりますよね。インド株、一緒に検証してみましょう。

  • 動画解説
  • 昨年1年間で32.44%、過去3年では82.22%上昇
  • 投資先銘柄

動画解説

昨年1年間で32.44%、過去3年では82.22%上昇

昨年は1年間32.44%上昇しているようです。過去3年では82.22%と2倍近くになってるわけですから、投資しておくと良かったですよね。ただここではベンチマークが書かれていないため、このファンドが良かったのかインド株全部が良かったのかは判断つきません。

特にコロナ後が良かったんですね。インドも相当感染者数が多く、規制しているイメージでした。

確かに最初(2020年3月)はコロナ拡大の影響を受け、株式相場も下落しましたが、その後は先進各国と同じように財政支出があり、またコロナも落ち着いてきたということで、株価は上昇していたようです。元々、成長率が高かったため、株価の上昇も早かったのかと思います。

投資先銘柄

投資先を見てみると、テック企業が一番多いわけではなく、内需、インフラ関連の銀行・金融が一番多い投資先となってます。やはりまだ新興国なので、国の発展に伴う株価上昇が期待できそうです。ただし組入銘柄57銘柄というのはかなり少ないですよね。

組入上位10銘柄を見てみても、私は知らない企業ばかりですwインド株勉強不足で、ほとんど知りませんが、銀行・金融が多いのが目立ちます。

となるとファンドというよりもインド自体についてもっと知っておいた方が良さそうですね。

その通りです。ただこのファンド会社はそういった資料を用意していないので、また次にインド株専門に投資しているファンドの解説時にインド全体のデータを使いたいと思います。

まとめ

  • インド株は今後気になるところ
  • このファンドがいいかどうかの判断材料なし

株価上昇ランキングというのを雑誌やサイトでよく見ますが、それは全て結果論です。上がらないよりは上がっていた方がファンドの評価が高くなることは間違いありませんが、それで単純にそのファンドへ投資しようというのはまた別問題ですよね。

・中長期で良いパフォーマンスを出し続けているか?
・ベンチマークに対してアウトパフォームしているか?

などを判断材料にしましょう。

著者プロフィール

河合 圭
河合 圭
<経歴>
青山学院大学国際政治経済学部国際経営学科ファイナンスコース卒業
中国天津南開大学漢語語言学院留学
野村證券にて4年半勤務、2008年リーマン・ショックの前日に退社
プライベートバンクを経て、2009年K2 Investment設立
2014年ボストン留学、2018年Paris留学
現在、K2 Holdings会長

<趣味>
ダイビング、クルージング、自然

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