こんにちは、K2 College河合です。
本日は野村證券の新商品『野村サステナブルセレクト(世界株式型)』を解説をします。なんだかどの証券会社もサステナブル、SDGs、インパクト投資ですね。
3年前くらいは真新しさありましたが、最近はどこもやってるな、という印象です。ファンドによって何がそんなに違うんでしょうか?
私も同感です。今回のファンドは「世界株式型」と「バランス型」に分かれていますが、それぞれどんな銘柄に投資しているのか一緒に見ていきましょう。本日は「世界株式型」です。
- 動画解説
- サステイナブル投資とは?
- 投資先銘柄
動画解説
サステイナブル投資とは?
もう耳にタコかもしれませんがw、このような分野で世界を持続可能なものに、つまり環境にやさしい世界を作っていこうというものです。トランプ大統領が拒否する前に言い出してるので、もう7年近くなります。
こういった動きは世界中に広がっており、上場企業はこの基準を満たしていないと取引ができないなど、「包囲網」が広がっています。もちろん間違ったことではないのですが、これまで「成長」に重点を置いたいた先進国が、欧州を中心にこれ以上成長は限界があるということで、このようなことを言い出しましたね。これに対しシリコンバレーを筆頭に米国はまだまだアメリカンスタンダードを世界に広げていくことが国策となっており、どんどん企業価値を上げています。つまり今回の投資というのは、ハイテク株中心の成長に投資するのか?その代わりにサステナブル投資をするのか?という選択になります。
私はもう定年退職をするような年齢なので、ハイテクのことは正直なかなか理解ができません。言葉は難しいですが、こうしたサステナブルという方が理解しやすいですね。
そういうこともありますよね。私は将来がある方へ、成長する方へ投資をしたい人間ですが、守る方、規制側へ投資をしたいという考えもあると思います。
投資先銘柄
2つ具体的な銘柄の解説が書かれていました。
続いてその他の例こちら。
いつも思いますが、結局は勝ち組で余裕のある会社がこういったサステナブル投資をするので、銘柄が似たり寄ったりになってきます。ただ前述の通り、成長戦略の会社よりもロビー活動をよくしているような固い戦略の会社が多いようです。
国別で見てみると米国55%、欧州もう半分なので、やはり前述のイメージ通りかと思います。
米国についての印象は日本に近い、というか延長線上にあるような気がしますが、欧州は全く想像できません。
私ももう2ヶ月近くフランスにいますが、こちらで生活をしていると米国企業よりもほとんど欧州企業ばかりです。アプリの中もメジャーどころ(最初の1ページ)は米国でも、ローカルなサービスのためにさまざまなアプリがあります。
まとめ
- ハイテク株投資と一緒にサステナブル投資もいいかも
- リターンはハイテク株ほど期待できないけれど、ボラティリティは低め
とはいえ、株式のロング(買い)だけですから、こう株価がブレて下がっている時には投資しづらいですよね。2008年リーマンショック、金融危機時よりもネガティブな2022年相場。まずはヘッジファンド、オルタナティブから投資をしておきましょう。そして利上げペースも安定し、株価上昇も緩やかになったら、またこうした株式へ投資していきましょう。
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著者プロフィール
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<経歴>
青山学院大学国際政治経済学部国際経営学科ファイナンスコース卒業
中国天津南開大学漢語語言学院留学
野村證券にて4年半勤務、2008年リーマン・ショックの前日に退社
プライベートバンクを経て、2009年K2 Investment設立
2014年ボストン留学、2018年Paris留学
現在、K2 Holdings会長
<趣味>
ダイビング、クルージング、自然
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