アセットアロケーションやポートフォリオを見直すタイミングです。

こんにちは。K2 College大崎です。

ロイターに以下の記事が掲載されておりました。

今年に入って18%近く下落しているS&P500インデックスの中で、影響を免れたセクターはほとんどないものの、「生活必需品」、「ヘルスケア」、「公益」などのセクターは、市場全体よりも下落幅が小さくなっており、一部投資家は選好しているとのこと。

  • ディフェンシブセクターを組み込んでいた方は、株価の下落幅は抑えられている
  • 明日以降、もう一段、株価が大きく下落する可能性がある
  • 金融危機が来る前に、市場変動に影響を受けにくい資産にお金を移しておきましょう

ディフェンシブセクターを組み込んでいた方は、株価の下落幅は抑えられている

これらのディフェンシブセクターをポートフォリオに組み込むことをブログで提案してきましたね。

きちんとポートフォリオをした方は、下落幅を抑えられているわけです。

明日以降、もう一段、株価が大きく下落する可能性がある

現在はインフレ高進を抑制するために金融引き締めをしている相場であり、マネー供給の巻き戻しが進むわけですから、もう一段、株価が大きく下落する可能性にも言及してきておりますが、

本日は米国の祝日(レイバーデー)で市場は休日ですが、明日には機関投資家が夏休みから戻って来て、株価の方向性が出てくる可能性もありますので、注意が必要です。

FRB(米連邦準備理事会)のパウエル議長は、26日にジャクソンホール会議における講演で、以下のような利上げを継続する意思を表明し、NYダウは前日比で1,000 米ドルを超えて暴落しました。


「物価安定を回復するには、引き締め政策の姿勢を一定期間維持することが必要であろう」
「物価の安定を取り戻せなければ、もっと大きな痛みを伴う」

市場関係者は、FRBは来年にも利下げに転じると織り込んでいましたが、今回のパウエル議長の発言でトレンドは変わりました。

明日以降、機関投資家が戻ってきて売りが更に膨らむ可能性がありますので、注意しておいてください。

ちなみに、9月は株価が下がりやすい傾向があり、リーマンブラザーズが経営破綻し、連鎖的に世界的な株価下落、金融危機が発生したのも9月でした。

金融危機が来る前に、市場変動に影響を受けにくい資産にお金を移しておきましょう

2019年11月のブログ(中央銀行のバランスシートと世界株式のグラフは追加)では、現在の株高は、FRBが通貨供給量を増やしたお金が流れ込んでいるだけ、何かのタイミングで株式の下落が始まれば、株価の巻き戻しがおこり金融危機が起こると述べました。

その後、2020年2月末に、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、株式等のリスク資産の大幅な下落(コロナショック)が起こりました。

この時は、主要中央銀行がリーマンショック以降で供給してきた通貨供給量のおよそ倍となるお金を投入しましたので、コロナショックから半年くらいで回復しましたが、もしここまでの資金注入がなれば(遅れれば)、半年で回復することなどできなかったでしょう。

そして、株式の下落スピードは、リーマンショックを下回る水準だったということも忘れてはなりません。

コロナショックの際、株式や債券ではなく、市場変動の影響を受けにくいオフショアファンドに資産を振り分けていれば、株式のようにマイナス30%も下落することなく、安定した運用ができておりました。

普段から資産の一部は、オフショアファンドに割り振る選択肢をお伝えしておりますが、現在のようにボラティリティが高まっているタイミングにおいては、特にそのメリットは大きいと思います。

まとめ

  • 金融引き締めをしている相場であり、株価が大きく下落する可能性がある
  • オフショアファンドをアセットアロケーションに組み入れておきましょう

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まずはオフショアファンドを知ることから始めてください。

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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