この9ヶ月で280万円の含み益

こんにちは。K2 College大崎です。

円安が止まらないですね。

6日のニューヨーク外国為替市場では1米ドル=143円台まで急落し、1998年以来、およそ24年ぶりの円安水準を更新しましたが、今現在も1ドル=143円台を維持しております。

  • 当面は円安が続く
  • 50年ぶりの低さまで日本円の価値が下がっている
  • 日本の財やサービスの価格が下がっている

年初来 1米ドル当たり28円の円安

それにしてもエグいですよね。

昨年末の時点では1ドル=115円台でしたから、この9ヶ月で1米ドル当たり28円も円安が進んでおります。

昨年末までにUSD100,000投資していた投資家は、この9ヶ月で280万円の含み益を抱えております。

しかも為替差益だけですから、ホント笑いが止まらないですね。

米国のインフレ次第だが、当面は円安が続く

もちろん未来永劫、このまま円安が続くことはないでしょうが、

米中央銀行であるFRB(米連邦準備理事会)は、インフレ抑制に対して利上げを継続する強い意思を表明しておりますし、対して日銀は金融緩和を継続する意向ですから、今後、しばらくは円安が続くと思われます。

まあ、米国のインフレ次第ですね。

今回の円安進行も、8月の「非製造業総合指数」が予想を上回ったことで、米国の景気は底堅く、大幅な利上げが続くとの見方から日米金利差の拡大が意識されたからです。

8月の非製造業総合景況指数は56.9で前月の56.7から上昇し、4カ月ぶりの高水準となりました。
(※50が景気の拡大と縮小の境目を示す指標となります)

9月のFOMC(連邦公開市場委員会)でも0.75%利上げとの見方が優勢

20〜21日のFOMC(連邦公開市場委員会)で利上げが発表されますが、

13日には消費者物価指数(CPI)が、16日には消費者信頼感指数(ミシガン大学)が発表されます。

米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は、9月のFOMC(連邦公開市場委員会)で3回連続となる0.75%の利上げを支持するかどうかについて、インフレ指標に基づいて決定すると述べているように、今後の経済指標に要注目ですね。

ちなみに、現在のTarget Rateは0.75%利上げとの見方が優勢です。

日本の財やサービスの価格が下がっている

何も米ドルに対して円の価値が下がっているわけではありません。

こちらもずっと述べてきておりますが、複数の通貨に対しても円の価値は下がっております。

複数の通貨に対して、そしてそれぞれの物価の変動も考慮すべきなので、「実質実効為替レート」で確認すべきとお伝えしておりますが、

その「実質実効為替レート」では50年ぶりの低さまで日本円(通貨)の価値が下がっております。

日本円の価値が下がっているということは、日本の財やサービスの価格が下がっているということですので、日本円だけしか所有していない方は、しっかり考えた方が良いですよ。

日本円以外の通貨を持っている人間が、安く買えているということを。

よく行く飲食店から、会計の際に「値上げしてすみません」と言われたのですが、「問題ないですよ」と笑顔で返しました(^^)。

心の中では「円安で購買力は高まっていますから」と、ほくそ笑んでいましたけどね。

当面は、ドル独歩高です。
まずは、資産の一部は米ドルにしておきましょう。

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資産を増やしたい方は、参考にしてください。

まとめ

  • 日本の財やサービスの価格が下がっている
  • 資産の一部は米ドルにしておきましょう。

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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