アクサダイレクト生命 終身医療 終身医療保険(無解約返戻金型)

こんにちは!K2 College編集部です。

最近、ネットでの保険加入が一般的になりつつあります。しかし、ネット型保険の保障内容や保障期間は充実しているのでしょうか。実際に、保険比較サイトなどを見ているとアクサダイレクト生命 終身医療が掲載されているケースをよく見ます。

今回の記事では「アクサダイレクト生命 終身医療」について解説しつつ、加入を検討する際のポイントについても具体的に解説していきます。これからネットで保険の新規加入を検討している方や、見直しを考えている方はぜひ参考にしてください。

アクサグループからもネット型保険が販売されているのですか?

はい!アクサグループの生命保険領域には、アクサ生命以外にもアクサダイレクト生命があります。

  • 世界最大級の保険・資産運用会社であるアクサグループのネット専業保険会社
  • 簡素化された一般的な医療保険
  • アクサダイレクト生命 終身医療 を検討する際の注意点
  • ネット型であるアクサダイレクト生命『終身医療』が安いとは限らない

世界最大級の保険会社であるアクサグループのネット専業保険会社

ここでは、アクサダイレクト生命の成り立ちについて紹介いたします。

会社概要

アクサダイレクト生命は2006年10月に日本で最初のネット型生命保険会社『SBI生保設立準備株式会社』として誕生しました。当時はアクサグループ単体の会社ではなく、SBIホールディングス株式会社ならびにアクサ ジャパン ホールディング株式会社、ソフトバンク株式会社の合弁会社でした。

2014年10月、アクサ ジャパン ホールディング株式会社が生命保険事業免許を取得し、アクサ生命を吸収合併し、商号と業務を継承します。よって、アクサダイレクト生命はアクサ生命の100%子会社となりました。

2019年4月、アクサ生命が持株会社であるアクサ・ホールディングス・ジャパン株式会社を設立し、アクサ生命、 アクサダイレクト生命、アクサ損害保険を子会社としています。

格付情報

S&P保険財務力格付けAA-(2022年3月28日時点)
Moody’s保険財務格付Aa3(2022年7月1日時点)
S&P Global RatingsならびにMoody’s Investors Serviceの格付けは、アクサグループの主要な子会社に対する格付機関の評価です。

ソルベンシーマージン比率

2,770.4%(2023年6月30日現在)

アクサは損害保険だけではないの?

はい!現在、アクサグループの生命保険会社としてアクサ生命とアクサダイレクト生命があり、生命保険領域でも業界を牽引しています。

簡素化された一般的な医療保険

アクサダイレクト生命 終身医療の契約概要から基本保障、特約まで解説いたします。

契約概要

  • 商品名:アクサダイレクトの終身医療
  • 正式名称:終身医療保険(無解約返戻金型)
  • 契約年齢:満20歳~満69歳
  • 保険期間:終身型
  • 払込期間:60歳満了(満20歳~満50歳)/65歳満了(満20歳~満55歳)/終身(満20歳~満69歳)
  • 払込方法:月払
  • 決済方法:口座振替またはクレジットカード払
  • 申込方法:ネット申込

保障内容

病気やケガ、不慮の事故で入院したときに給付金を受け取れます。他にも、手術時や死亡時の給付金もあります。

商品解説(基本保障)

アクサダイレクト生命 終身医療とは文字通り一般的な終身タイプの医療保険です。基本保障として、疾病・災害入院給付金ならびに手術給付金、死亡給付金があります。商品の申込時には疾病・災害入院給付金(基本保障)の金額設定と各種特約の付加をするのかしないのかを選択してプランを設計します。

疾病・災害入院給付金(入院給付日額)は入院1日目から保障があり、5,000円~15,000円の間かつ1,000円単位での設定が可能です。基本的に、入院給付日額の金額設定が手術給付金ならびに死亡給付金の保障額に関わります。具体的には、手術給付金は入院せず手術した場合1回につき入院給付日額の5倍、入院し手術した場合1回につき入院給付日額の10倍です。また、死亡給付金は入院給付日額の10倍と定められています。例えば、入院給付日額を5,000円に設定した場合、手術給付金は入院なしの手術時25,000円・入院ありの手術時50,000円、死亡給付金は50,000円です。加えて、手術給付金についてはⅠ型(入院・手術を保障)、Ⅱ型(入院のみを保障)のいずれかを選択しなければなりません。

商品解説(特約)

ここでは、多くある特約について解説いたします。

先進医療特約

先進医療による療養を受けたとき技術料と同額の先進医療給付金を通算2,000万円まで、また、先進医療一時金として1回につき10万円を受け取れる特約です。

3大疾病保険料払込免除特約

悪性新生物と診断確定され、その治療のために入院を開始または急性心筋梗塞、脳卒中のいずれかで治療のために入院を開始したとき以後の保険料の払込みを免除する特約です。

長期入院時一時金給付特約

入院日数が61日に達したとき疾病・災害長期入院時一時金として1回につき50万円受け取れる特約です。

入院時一時金給付特約(15)

病気やケガで入院したとき1年間に2回の入院まで疾病・災害入院時一時金として1回につき5万円受け取れる特約です。

通院支援特約(退院時給付型)

入院し、退院したとき1年間に2回の退院まで通院支援一時金を1回につき5万円受け取れる特約です。

健康祝金特則

3年間給付金などのお支払い対象に該当しなかったとき健康祝金として3年ごとに1回5万円受け取れます。

女性疾病入院特約

がん・女性特有の病気で入院したとき、女性疾病入院給付金として1日につき5,000円~15,000円 (入院給付金日額と同額)を受け取れる特約です。

基本保障のなかで不要な保障を外すことはできないのでしょうか?

できません。付け外しができる保障は特約のみです。

アクサダイレクト生命 終身医療 を検討する際の注意点

アクサダイレクト生命 終身医療 の加入を検討する際にはいくつかの注意点があります。注意点のなかでも、筆者が多く見てきた誤認について見ていきましょう。

終身医療と定期医療の間違いに注意

アクサダイレクト生命の医療保険は終身医療と定期医療の2種類あります。どちらも入院や手術に備える保険です。一定の保障があれば、あとは保険料の安い商品に加入したいと考える方が多くいます。

実際に、ネット上でそれぞれの保険料を確認すると、終身医療より定期医療が基本的に安く算出されます。保険料を確認した結果、定期医療に加入してしまうのです。そして、時を経て自身で加入した保険が終身タイプでなかったことに気付きます。

アクサ生命とアクサダイレクト生命は別物

アクサ生命とアクサダイレクト生命は同じグループ会社ではありますが別会社です。アクサダイレクト生命 終身医療を検討するもしくは契約内容の確認をする際、アクサ生命の募集人に相談しても対応してもらえません。

また、アクサ生命の商品とアクサダイレクト生命の商品は商品名・保障内容・保険料など全て異なります。

終身医療と定期医療はどこで見分けることができるの?

商品名の確認に加えて、保険期間を確認しましょう。保険期間が10年や20年など終身でない場合は定期医療です。

ネット型の保険会社であるため取り扱っていないケースが高い

直接、保険の相談を受けて保険販売している代理店は、ネット型保険を販売できないため取り扱っていないケースが多くあります。アクサダイレクト生命 終身医療の加入検討時、他の保険会社の商品との具体的な保障内容や保険料の比較は自身で行わなければなりません。

自身で商品比較をするにあたって、ネット型=安い保険と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、似たような条件で比較してみると案外そうとも言い切れないのも現状です。また、比較サイトなどでの商品比較時は保険料の算出条件が揃っていないケースもあります。

アクサダイレクト生命の商品説明を希望する際は、アクサダイレクト生命に直接問い合わせしましょう。

なんで保険比較サイトなのに商品ごとの保険料算出条件が揃っていないの?

保険会社から掲載できるプランが限定されていたり、そもそもA生命にはある特約がB生命にはなかったりすることが多くあります。

ネット型であるアクサダイレクト生命 終身医療 が安いとは限らない

いかがでしょうか?
アクサダイレクト生命 終身医療についてはなんとなく理解できたでしょうか。

アクサダイレクト生命 終身医療は基本保障ならびに付加できる特約、さらには保険料を見ても、一般的な医療保険であるといえるでしょう。また、ネット型ゆえに商品に関する相談がしにくい点はデメリットです。客観的には特出しておすすめしたい商品ではありません。

ネットの保険が安い印象だけど、どこの医療保険に加入すればよいの?

医療保険にどうしても加入したいのであれば、ネットで加入ならびに直接相談して加入することもできる保険会社の商品がよいでしょう。ちなみにネットで加入しても、直接相談して加入しても同じ商品で同じ保障内容であれば保険料は変わりません。もし、不明点や気になることがあればご相談ください。
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まとめ

  • アクサダイレクト生命 終身医療 は一般的な医療保険
  • ネット型に固執せずとも、同じ水準で検討できる医療保険はある
  • 複数の保険会社の商品を比較して決めたい場合は保険料の算出条件に注意しよう

また、まとまったお金がある場合は下記の入門書も効率の良い資産運用ができるので一読ください。
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著者プロフィール

K2編集部
投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。

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