こんにちは。K2 College大崎です。
今回はPremier Trust(プレミア トラスト)の海外積立『Provest Principal Protection Plan(プロベスト プリンシパル プロテクション)』について解説します。
- 動画解説
- Premier Trust(プレミア トラスト)とは
- Provest Principal Protection Plan(プロベスト プリンシパル プロテクション)概要
- IFA(Independent Financial Adviser)と呼ばれるアドバイザーの選択が重要
動画解説
Premier Trust(プレミア トラスト)とは
Premier Trust(プレミア トラスト)はイギリス領ヴァージン諸島(BVI)に籍を置く信託会社で、Premier Assurance Group(プレミア・アシュランス・グループ)に属し、個人や法人の資産管理や信託サービスを提供しておりました。
ちなみに、Premier Trust(プレミア トラスト)は「PA」と呼ばれておりますが、その理由は、Premier TrustはPremier Assurance Group(プレミア・アシュランス・グループ)に属していることからきています。
オフショアを通じて世界中へサービスを提供しておりましたが、2020年にケイマン諸島で問題を起こし、会社を清算せざる負えなくなりました。
そして、プレミア トラストはケイマン諸島内で発行された保険契約を当局の承認を得ずにキャンセルまたは解約し、プエルトリコ法人によって保険契約を再発行したとされています。
また、プレミア トラストは本拠地をケイマン諸島からプエルトリコに移管済みで、名前を変えて活動しておりますが、親会社のPremier Assurance Groupはこの移管によって会社清算となったようです。
投資していた顧客の資産はどうなったのですか?
プエルトリコ籍でそのまま投資を継続するか、解約するかのいずれかを選択する2択だったようですが、いずれも資産は半分近くになっていたとのこと。
ちなみに、プエルトリコ籍に移管して継続する場合でも、積立は1年目から再スタートする必要があったようです。
Provest Principal Protection Plan(プロベスト プリンシパル プロテクション)概要
🔲積立期間
15年・20年・25年(積立開始後の期間変更は出来ません)
🔲契約者年齢
18〜80歳まで
🔲通貨
米ドル、ポンド、ユーロ、豪ドル
🔲最低拠出金額
USD200/月〜
🔲ファンド
インデックスファンドで運用(5つまで選択可能)
S&P 500
S&P Asia 50
MSCI ACWI IMI
MSCI EAFE
MSCI Emerging Markets IMI
MSCI World
FTSE 100
EURO STOXX 50
🔲元本確保
15年経過時において元本確保140%
20年経過時において元本確保 150%
25年経過時において元本確保160%
🔲積立金支払方法
クレジットカード
🔲ボーナス
・ロイヤルティボーナス
1年目から10年目:拠出金の10%
11年目から15年目:拠出金の8%
16年目から20年目:拠出金の8%
21年目から25年目:拠出金の8%
🔲引出し
一部解約は可能
途中で積立の停止や減額はできますでしょうか?
積立の停止や減額はできるようですが、停止や減額、一部解約をすると元本確保が適用されなくなりますので、積立を継続できる期間や金額で始めるようにしてください。
IFA(Independent Financial Adviser)と呼ばれるアドバイザーの選択が重要
Premier Trust(プレミア トラスト)の海外積立『Provest Principal Protection Plan(プロベスト プリンシパル プロテクション)』 で運用されている方から、どうしたら良いかという相談がありました。
少なくない投資家が(直接IFAではなく)紹介者を介して契約しており、その「紹介者と連絡が取れない」状況となっていたり、紹介者もIFAがきちんと説明してくれないので投資家に説明できないということもありました。
積立投資は長期で運用していくもので、運用していれば様々なこともあるでしょう。
その際、相談できるIFAや紹介者を選ぶことは大切です。
なお、弊社ではパートナーとして紹介者からの申込みのサポートもしておりますが、パートナーにはFPなどの資格取得を求めたり、研修も行っております。
Premier Trust(プレミア トラスト)の海外積立『Provest Principal Protection Plan(プロベスト プリンシパル プロテクション)』 は紹介しておりませんでしたが、
投資家が元本確保型のプランを希望されていたら、I社のプランを紹介していたでしょう。
参考までに変額プランとなりますが、毎年、代表の河合が組んでいるI社の推奨ポートフォリオ(2024年度)を掲載しておきますので、参考にしてください。
もちろんその年の市況にもよりますので、毎年、このようなリターンを叩き出しているわけではありませんが、少なくとも運用がうまくいっていないIFAや連絡が取れない紹介者のもとで運用されている方は、IFAの移管を検討されてはいかがでしょうか。
紹介してくれた人に悪いので、IFA移管はしにくいです。
お気持ちは理解できますが、誰のために投資をしているのか、また何のために投資をしているのかを一度、確認してみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 自分の運用成績を確認してみる
- IFAや紹介者がサポートしてくれているか確認してみる
- IFAの変更を考えてみる
IFAの移管を考えられている方や運用について相談したい方は、こちらからご連絡ください。
著者プロフィール
-
投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
最近の投稿
- 投資信託2024.11.21SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)〜SBIアセットマネジメント
- オフショアファンド2024.11.20CTAファンド(Superfund Green Gold)
- 投資信託2024.11.19「楽天SCHD」 vs 「SBI VYM」
- オフショアファンド2024.11.16金関連ファンド(Superfund – Gold Silver & Mining)
この投稿へのトラックバック: https://media.k2-assurance.com/archives/21706/trackback