一歩先いく US テック・トップ20インデックス  〜大和アセットマネジメント

こんにちは。K2 College大崎です。

2020年のブログでFAAMG(GAFAM)だけでS&P500時価総額の20%を占めているという記事を書きましたが、

現在においては、米国の時価総額上位10銘柄がS&P500指数の37%を占めるまでに至っておりました(6月24日時点)。

そして株価も、S&P500トップ10がS&P500をアウトパフォームしておりましたね。

そこで、今回は、NASDAQに上場するテクノロジー関連銘柄のうち、米国を代表する大型の20銘柄に投資をする「一歩先いく US テック・トップ20インデックス」について解説します。

  • 動画解説
  • 「一歩先いく US テック・トップ20インデックス」概要
  • NASDAQに上場するテクノロジー関連銘柄のうち大型の20銘柄に投資
  • リターンはS&P500の約2倍

動画解説

「一歩先いく US テック・トップ20インデックス」概要

・NASDAQに上場するテクノロジー関連銘柄のうち、大型の20銘柄に投資する

・投資成果をFactSet US Tech Top 20指数(配当込み、円ベース)の動きに連動させることをめざして、 Global X Japanが運用する グローバルX US テック・トップ20 ETFに投資する。

なお、「FactSet US Tech Top 20指数」は、FactSet Research Systems Inc.が開発した、米国を代表するテクノロジー関連上場企業20社で構成されている時価総額加重平均型の株価指数のことです。

グローバルX US テック・トップ20 ETFに投資するならば、直接投資した方が良くないですか?

そうですね。
ある程度、纏まった資金を投資できる方は、余分なコストを払う必要もないですし、ETFに直接投資した方が良いです。

しかもグローバルX US テック・トップ20 ETFは、日本の証券会社から日本円で投資ができ、新NISAの対象になっております。

ただ、少額の資金で毎月積立するなど、少しずつ投資される方にとってはこのファンドを利用するのが良いですね。

NASDAQに上場するテクノロジー関連銘柄のうち大型の20銘柄に投資

世界をリードする米国のテクノロジー企業にフォーカスして代表的な20銘柄に集中投資しておりますが、以下の5つのサブテーマを設けております。

<対象サブテーマ>
自動化(ロボティクス)
クラウド
コンテンツ/プラットフォーム
eコマース
半導体

各サブテーマに該当する業種に属する銘柄からスクリーニングし、20銘柄を選定しているわけですね(サブテーマ当たりの上限25%、1銘柄当たりの上限8%)。

また、20銘柄は時価総額加重平均で算出され、毎年6月および12月にリバランスされます。

このファンドのMonthly Fund Reportを見ても、構成銘柄は確認できませんでしたので、グローバルX US テック・トップ20 ETFの最新のFactsheet(2024年6月28日時点)で構成銘柄を確認しましょう。

銘柄選定は、各サブテーマの業種を設定し選定しておりますから、聞いたことのない企業がある方もいるのではないでしょうか。

ナスダック100指数に連動する先物契約のNASD100 MICRO EMINも含まれているようですね。

業種内訳を見るとヘルスケアが入っているのですが、テクノロジーと関係があるのでしょうか?

ダビンチという手術用ロボットを開発している「INTUITIVE SURGICAL INC」がヘルスケアセクターとして含まれているようです。

対象サブテーマの一つが自動化(ロボティクス)でしたから、選定されているのでしょう。

リターンはS&P500の約2倍

このファンドは2024年3月13日に設定されたばかりですから、まだそれほど実績があるわけではありません。

しかしながら、設定来3ヶ月で+26.1%と大きなリターンをあげております。

また、このファンドが投資しているグローバルX US テック・トップ20 ETFのパフォーマンスを見てみると、およそ3年弱で+127%と、2倍以上になっておりますし、

1年でも+72.04%のリターンをあげておりますから、運用期間が長ければ同じようなリターンを上げていたと考えることができます。

また、以下は、このファンドの特集ページに掲載されていたS&P500との比較シミュレーションですが、対象期間内におけるリターンはS&P500の約2倍となっております。

また、ファクトセットUS テック・トップ20指数とS&P500とを半分ずつ保有していた場合、S&P500だけを保有していた場合と比較してパフォーマンスは55%改善したとのことです。

インデックスへの投資としてS&P500だけに投資している投資家に、パフォーマンス改善のためにこのファンドを活用してもらうというのがコンセプトのようですね。

だから、このファンド名も「一歩先いく US テック・トップ20インデックス」なのですね。

そうでしょうね。

S&P500もそのリターンの多くが「マグニフィセント・セブン」が叩き出しておりましたから、よりリターンを高めたいのであれば、リターンをあげる企業やファンドをポートフォリオに加えることも大切です。

まとめ

  • グローバルX US テック・トップ20 ETFに投資するファンド
  • リターンはS&P500の約2倍
  • リターンをあげる企業やファンドに投資することが大切

投資家それぞれの状況に合わせたアドバイスをいたします。
相談を希望される方は、こちらからご連絡くださいませ。

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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