こんにちは、K2 College大崎です。
インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド(愛称:世カエル)が設定来の最高値を更新したようです。
最新の月次レポートは2021年9月30日現在までの分になるため、こちらには反映されておりませんが、11月9日に3万3,116円を付け、最高値を更新しました。
- 世界ブロックチェーン株式ファンドの値動きは、ビットコインの値動きに連動している
- ブロックチェーンとは?
- ビットコインのボラティリティ(リスク)はまだまだ高い
世界ブロックチェーン株式ファンドの値動きは、ビットコインの値動きに連動している
どうして、数ヶ月間にわたって高値が更新できない状だったのが、11月に入って高値更新となったのでしょうか。
ひとつはビットコインの値動きに連動しているからではないでしょうか。
ビットコインも10月末くらいから基準価額が戻り始め、同じく11月9日に最高値更新して、初の6万7,000ドル台を付けております。
このファンドの設定は2019年7月11日ですが、基準価額が上昇し始めたのは2020年4月からですし、ビットコインが上昇し始めたのも同じ頃です。
また、基準価額が停滞しだしたのは2021年3月頃ですが、ビットコインのそれと重なります。
現在の株式市場は、値上がりに対して行き過ぎ感があり、株式市場全般に調整が必要だとの見方も出ておりますが、このファンドはビットコインの値動きに連動しているようですし、今後、成長を続ける企業群として期待されているのでしょう。
このファンドは、どのような企業群で構成されているのでしょうか。
最新の月次レポート(2021年9月30日現在)で確認すると、現在の上位10銘柄は、以下のグラフの通りですが、やはり暗号資産関連事業が多いですね。
ブロックチェーンとは?
そもそもこのファンドはブロックチェーン関連株式に投資するファンドですが、ブロックチェーンとは、複数のコンピューターで取引記録を共有し、その取引記録の固まり(ブロック)を、暗号を介して鎖(チェーン)のようにつないで管理する仕組みです。
データや情報を分散して管理し、正しい記録の連鎖情報として扱えるため、改ざんが難しいとされています。
11月9日に最高値を更新したとのことですが、パフォーマンスはどのような感じでしょうか。
最新の月次レポート(9月30日)の内容になりますが、設定日(2019年7月11日)以来のパフォーマンスは+160.29%、この1年でも+67.78%という大きなリターンを上げております。
ちなみに、先程、基準価額が上昇し始めたのは2020年4月からとお伝えしましたが、3月までは先進国株式インデックスであるMSCIワールドとほぼ同じような動きになっておりました。
2020年3月にコロナショックで大きく下落した後、MSCIワールドの上昇率を大幅に上回る上昇を遂げているのは、各中央銀行が利下げや大規模な金融緩和を実施からで、その資金がビットコインに流れたからでしょう。
ビットコインのボラティリティ(リスク)はまだまだ高い
これだけ高いリターンを見込めるのであれば、投資しておいた方が良いですか?
ブロックチェーン技術の活用が進めば、今後も成長しそうな企業群がこのファンドの組入銘柄になっておりますから、投資しておいても良いですね。
ただ、先述しましたとおり、このファンドは現状、ビットコインの値動きに連動しており、ビットコインのボラティリティ(リスク)は、まだまだ高いです。
そのため、投資するにしてもあくまでもサテライト戦略として投資し、ポートフォリオ全体の5%程度に抑えた方が良いでしょう。
まとめ
- 世界ブロックチェーン株式ファンドの値動きは、ビットコインの値動きに連動している
- ビットコインのボラティリティ(リスク)はまだ高いため、投資するならポートフォリオ全体の5%程度にしよう。
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著者プロフィール
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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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