こんにちは。K2 College大崎です。
歴史的な円安により、日本円だけで資産を持つリスクを理解した方々が外貨建ての資産を持つようになりましたね。
資産の一部を日本円建て以外の資産で保有する方が増えてきて良かったです。
- どうして円安が進む可能性は排除するの?
- 必要な金額だけ一部解約をして円に替えれば良いのでは?
- 為替差損? 損をする為替レートはいくらですか
どうして円安が進む可能性は排除するの?
ただ、中には満期時などに円高へ振れれば元本割れをするからと、何もしない方も少なくないですね。
確かに為替は動きますので、為替差損となる可能性はゼロではないです。
しかしながら、投資しないことによる「機会損失」に関しては無視しているわけですから、合理的ではないですね。
円高に振れる可能性だけを考えて円安が進む可能性は考えないのは、わたしには理解できません。
今は政府がガソリンや電気、そして小麦などの値上がりが激しいものに補助金を入れて我々の生活への影響を抑えておりますが、これがなければもっと消費者物価は上昇しておりますよ。
日本はエネルギーや食料自給率はとても低いことは忘れてはなりません。
必要な金額だけ一部解約をして円に替えれば良いのでは?
満期時などに円高へ振れる可能性を心配している方にはお伝えしておりますが、別に一度に円に替える必要はないですよね。
複利で資産運用をしているわけですから、必要な金額だけ一部解約をして円に替えれば良いだけです。
投資経験が少ない方はあまり理解できないかも知れないですが、「複利」はお金が指数関数的に増えていくもので、アインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだくらい、うまく利用すれば素晴らしいものですから、これをトコトン利用しましょう。
以下は、こちらのブログで取り上げた新海外個人年金の試算表(5年払い)ですが、
30年で約5.07倍、40年で約9.64倍までお金が増えていくのが確認いただけるかと思います。
為替差損を恐れてお金が増えるプランで運用しなかった場合の機会損失がこれに当たります。
この間、他のプランでお金を増やせていればまだ良いですが、ただ日本円だけで持っていたら、増えるどころか目減りしていく可能性は高いのではないでしょうか。
為替差損? 損をする為替レートはいくらですか
今回、一番、覚えておいていただきたいのは、仮に満期時などに円高へ振れたとして、「損をする為替レートはいくらですか」ということです。
例えば、上で掲載しました新海外個人年金の試算表で検証してみましょう。
支払い保険料はUSD20,000/年✕5年払いでしたから、USD100,000を現在の為替レート(1米ドル145円)で支払ったとすると、必要な日本円は1,450万円ですね。
これが、20年後、30年後、40年後に解約返戻金を受け取るとして、円高へ振れていた場合、損をする為替レートはそれぞれ以下のとおりです。
20年後 1米ドル58.62円
30年後 1米ドル28.57円
40年後 1米ドル15.04円
それぞれここまで円高に振れていたら元本毀損をすることになりますが、ここまで円高に振れますでしょうか。
円安要因には事欠かないのですが、円高要因は何があるでしょう。
まとめ
- 為替差損の可能性は低いが、機会損失は必ず起こる
- 自ら金を増やす機会を捨てているのを理解しよう
為替リスクは長期で運用すればするほど、そのリスクは低くなります。
悩むのは時間の無駄。
少しでも早くお金に働いて貰って資産を殖やしていきましょう。
ご相談は、お気軽にこちらからお問合せください。
著者プロフィール
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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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