こんにちは。K2 Collegeの半野です。
これまでいくつかの国の移住ビザの紹介をしてきました。今の日本を見て将来安心して住める国・・・とはいえない部分が多いですよね。だから皆さん海外移住を希望するケースが多いのだと思います。日本人に移住先として人気があったのはマレーシア。特に金銭的余裕があれば、自分の国以外にビザを取得して住む、世界共通です。今回はオーストラリアをとりあげます。
南半球の国ですね。自然豊かで広大な国のイメージが強いのですが、なぜオーストラリア?
実は世界の富裕層に人気がある移住先なんですね。
- 富裕層の移住先人気ランキング
- なぜオーストラリア?
- オーストラリアのビザ事情
- 移住用のビザ取得がなかなか大変な国
富裕層の移住先人気ランキング
AfrAsia Bank(アフラシア)銀行が、100万USD以上の投資可能資産を所有する富裕層の移住人数を参考にランキング化したものです。オフショアでおなじみのモーリシャス共和国に拠点を置く金融機関です。オーストラリアが1位で2位がアメリカですね。しかもオーストラリアは5年連続の1位です。日本人の人気ランキングはアジア中心ですが、それと大きく異なっています。
日本人の移住先とかなり違っていますね。お金があると考え方が違うのかなあ?
生活水準もあるのでしょうが、税制面で優遇があるかどうかも重要になってくるようです。シンガポールやUAE(ドバイ)が入っているのもその影響ですね。
なぜオーストラリア?
オーストラリアがこれほど人気のある理由はなぜでしょうか。人々の多様性や英語が通じるなどもあるでしょうが、富裕層視点で考えた場合、主に3つ挙げられます。
・治安が良い
経済平和研究所による平和度指数調査(2022年)ではオーストラリアは163カ国中27位。日本が10位、台湾が30位、英国が34位、アメリカに至っては129位ですから、治安の良さが分かります。電車やバスで居眠りしても安心なんて話があるぐらいです。もちろん海外なのでスリなどには気をつけなければなりません。
・生活水準が高い
物価は日本よりも高くなりますが、日本と変わらない生活が出来ます。シドニーやメルボルンなどの大都市圏はなおさらです。生活環境が十分整っているのは安心です。
・教育制度が整っている
意外と知られていませんが、The世界大学ランキングの調査では100位以内にオーストラリアの大学が6校ランクインしています。それに比較して日本はたったの2校。大学数も日本はオーストラリアの約18倍でこの結果なので、教育に力を入れていることが分かります。富裕層が子供を大学にそのまま進学させたい場合も、その環境が整備されているのでしょう。
ドバイやシンガポールもそうですが、生活・治安・教育、この3点がそろっていることが富裕層にとって移住の重要ポイント、つまり安心して生活できる、これに尽きるのでしょう。
快適に生活できるかどうかがやっぱりポイントなんですね
そうですね、自分の国に住んでいたときと同じように生活できるかどうかは大切です。
オーストラリアのビザ事情
オーストラリアの投資ビザを比較します。
金額的条件もそうですが、投資条件がかなり細かい印象ですね。これ以外の移住ビザも、これまでのフィリピンやタイなどと異なり、移住用に簡単に取れるビザがなかなかありません。どうしてもこれまでの仕事が関係してくるビザが多いのが実情です。数年就労しその後ビザを切り替えるというパターンになってきます。技術系の仕事をしていた場合、技術独立永住ビザを取れる可能性がありますが、18歳以上45歳未満、さらに年齢、英語力、実務経験などがポイント制にされ基準を上回らなければなりません。そういう意味ではハードルが高いといえます。
他の国のように長期滞在ビザを簡単にとはいかないのでしょうか?
はい、オーストラリアの場合、ビザのためには英語力も必要ですし、投資家ビザ以外となると職歴が重要になります。なかなか厳しいですね。
移住用のビザ取得がなかなか大変な国
オーストラリアというと、おおらかな人が多く、国土も大きい、しかも発展していますし、英語も通じるということで、日本人から見ても生活しやすい国です。しかし移住ビザ取得のハードルが高く、金銭的余裕がないと移住が難しい印象があります。とても住みやすい国であることは間違いないので、移住を考えている方は、まずオーストラリア就労から開始するのもいいかもしれません。
住んでみたい国ですが、なかなかビザの面で厳しいんですね。
金銭面での移住用ビザのハードルは高いので、働くところから始めてみて、経験を積んでからビザを移住用に切り替えていくのがいいかもしれません。
まとめ
- オーストラリアは富裕層に人気の移住先
- 投資家ビザを除くと移住用ビザのハードルは高い
- 移住希望であれば、働くところから始める
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著者プロフィール
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大学卒業後、予備校講師などを経験し、海外渡航。
その後外資系企業に勤務し、2005年より再度海外留学を実行。
帰国後、それまでのキャリアよりも、金融や投資に関わる仕事をしたいと考え、海外就職をしました。
海外投資というと、ハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、決してそんなことはなく新しい投資、資産運用という形で出会うことができます。
皆様のお金の増やし方のバリュエーションもより深くなってくるはずです。
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