こんにちは。K2 Collegeの半野です。
ラオスという国をご存じでしょうか。日本人には馴染みのない国かもしれません。私がタイに住んでいることもあり、お隣のラオスやベトナムといった国には親近感をw感じることがあります。ラオスはタイの北に隣接する国です。非常にのんびりしており本当に田舎という感じなのですが、今回ラオスの銀行事情を話します。日本居住者の口座開設は難しいので、1つの情報として読んでください。
ラオスってどんな国かもイメージわかないです。
のんびりした国です。まだまだこれからの国ですね。
- 口座開設は難しいが、開設できればメリットは大きい
- 口座開設のデメリット
- 口座開設が出来れば、一種の優良投資になる
口座開設は難しいが、口座できればメリットは大きい
日本居住者がラオスに銀行口座を開設するのは、現時点ではまだ難しいです。一部の業者はラオスで代行口座開設をするといっていますが未知数です。悪質な業者もいるのでお勧めはしません。今後カンボジアのようにもう少し間口が広がる可能性はあります。
そんなラオスの銀行口座の話をするのは、もちろんメリットがあるからです。
USD、CNY(中国元)、THB(タイバーツ)建ての預金が可能
ラオスの現地通貨はLAK(ラオスキップ)。しかし預金をするときは、現地通貨以外にUSD、CNY、THBの通貨を選択することができます。マルチカレンシーではあるのですが複数の外貨で預金できてしまうところが大きな特徴です。
高い預金金利
カンボジア同様金利の大きさが魅力です。しかも外貨であるUSDやCNYでそのまま定期預金が出来ます。銀行により多少の違いはありますが、3〜5年定期で年6〜7.5%程度の金利がつきます。カンボジアよりも条件が良いのです。資産分散には非常にありがたいですね。
銀行本体がしっかりしている
ラオスの銀行は4つの国営銀行があることとタイの大手銀行やその他海外からの銀行も多く進出しています。まだまだ発展途上の国ですが、体力のある大手銀行が多いので、その点の安心感があります。
定期預金の金利がそんなに高いんですか?USD建てだけでなくCNY建てでもいけるんですね。
通貨間で多少の金利の上下はあるんですが、安心感のあるUSDでもいけますし、CNYでもいけます。
口座開設のデメリット
ただしまだまだ未知のラオス。銀行口座開設もまた然りです。
海外居住者は原則口座開設が出来ない
繰り返しになりますが、いくら魅力的であっても、口座開設できなければ話になりません(笑)。最初に話したように悪質な代行業者もいるので、注意が必要です。
預金保護が明確でない
預金保護に対してラオスの国としての明確な基準がありません。銀行によりバラバラなのです。国民が銀行口座を保有している割合がこれまで少なかったことも影響していると思われます。日本では考えられないですね。国営銀行が破綻するということは国そのものが破綻することなので、考えにくいところですが、それでも保証金額が明確でないことは不安材料です。
きちんとした代行業者がいない
カンボジアやHSBC香港のように、ある程度代行業者が淘汰され、信頼できるようになればいいのですが、ラオスにはまだそれがありません。ネットの宣伝につられないようにしてください。
おまけ情報 ※現地通貨が非常に弱い
LAK(ラオスキップ)ですが、USDに対してここ2年あまりで半額程度まで価値が下がっています。円安どころではないぐらいLAK安になっているのです。しかもUSDだけでなく、円や他の外貨にも同様になっているので、国の力がどうなっているのか不安になってしまいます。経済成長率はそれほど問題なありませんが、ちょっと心配な点ではあります。
まだまだこれからっていう感じですね。いい代行業者が現れないかな。
銀行そのものは安心できるのですが、口座開設が現地に滞在しないとどうにもならないのがネックですね。
口座開設が出来れば、一種の優良投資になる
あまり知られていないラオスの銀行口座事情の話をしました。金利が高いこと、USD建てでできるなど魅力的なので、口座開設が出来れば優良ファンドに投資しているのと同じ感じですね。ただ口座開設が出来ないことが何よりもデメリット。銀行そのものは体力のあるしっかりしたところが多いので、信頼性があります。現地に行く機会があればのぞいてみるのもいいかもしれません。しっかりした代行業者の出現が望まれるところです。
口座開設が難しいのが残念だなあ。
USDで7%以上の金利がつきますからね。銀行のHPなども見てチェックしてみてください。
まとめ
- USDやCNY建ての高金利での定期預金が可能
- 口座開設のハードルが日本人には高い
- 口座開設できれば優良ファンドに投資しているのと同じ形
お金を増やす方法は様々です。ご自身のニーズに合った方法を選択して効率的に資産を増やして行きましょう。ご相談は、こちら(無料相談)から連絡ください。
著者プロフィール
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大学卒業後、予備校講師などを経験し、海外渡航。
その後外資系企業に勤務し、2005年より再度海外留学を実行。
帰国後、それまでのキャリアよりも、金融や投資に関わる仕事をしたいと考え、海外就職をしました。
海外投資というと、ハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、決してそんなことはなく新しい投資、資産運用という形で出会うことができます。
皆様のお金の増やし方のバリュエーションもより深くなってくるはずです。
そんな新しい出会いの場をお客様に提供し、様々な情報を発信させていただき、皆様の資産を増やしていくサポーターとして、貢献できればと考えております。
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