こんにちは。K2 College大崎です。
今回は、「まずは資産を買う」ことについてお話したいと思います。
以前の記事で「お金を増やす方法」について解説しましたが、その方法は大きく分けて3種類ありましたね。
その3種類について確認させてください。
お金を増やす方法は「収入を増やす」か「支出を減らす」か、「運用効率を高める」のいずれかでしたね。
①収入を増やす
・給与を増やす(昇給、転職)
・共働きをする
・本業以外に所得を得る
②支出を減らす
・家賃を減らす、無理して家を買わない
・過剰な保険を見なおす
・教育費を見直す
③運用効率を高める
・レバレッジを効かす
・リスクとリターンを考えた(≠利回りの高い)運用
・複利運用、再投資
・時間を味方につけた長期運用
・税制を理解して利用する
理想を言えば、①〜③を同時並行で進めていくことが望ましいのですが、なかなかすぐには難しいと思いますので、まずはできることから始めてください。すぐにできることと言えば、「②支出を減らす」ことでしょうか。
本来であれば、みなさんの状況や事情が異なるため、それぞれ方の話を伺って、それぞれに適したアドバイスができればベストなのですが、現状においてはそれも難しいため、みなさんが進めやすく、再現性のある内容から案内させていただきます。
- 一般的なお金を使う流れ
- まずは資産を買う
- 「複利効果」で資産拡大は加速
一般的なお金を使う流れ
通常、みなさんがお金を使う流れとしては、以下の流れになるかと思います。

毎月、給与所得から「税金」や「社会保障料」を源泉徴収で差し引かれ、手取り給与(可処分所得)が銀行口座に振り込まれます。
これが、みなさんにとっての実質的な「収入(可処分所得)」ですね。
そこから、家のローン(もしくは家賃)、食事代などの生活費が「支出」として出ていき、残りが銀行口座に残ることになります(貯蓄)。
まずは資産を買う
お金を増やすために覚えて欲しいことは、まずは「資産を買う」ということです。

図の例で説明しますと、仮に今月(8月)の給与支払いから、家のローン(もしくは家賃)、食事代などの生活費に使って残ったお金を貯蓄に回すのではなくて、まずは「資産」を買って欲しいということです。
資産については、様々な種類があるのでここでは詳しく説明しませんが、株式や債券、ファンド(投資信託)などが買いやすいので、今回は、そちらでイメージしてください。
仮に、「収入」−「支出」の金額が毎月10万円ある家庭があるとすると、それをそのまま銀行口座に置いておいても増えないですし、それこそ現在のようなインフレ下においては、その金額は目減りしてしまいます。
そこで、その10万円を使って「資産」を買っていくのです。
仮に利回り10%/年の商品に投資して運用して行けば、1年後には毎月1万円ずつ増えて、毎月の収入は41万円になります。
資産としても、毎月10万円を貯めていくだけだけと1年後には120万円にしかなりませんが、利回り10%/年で運用すれば132万円になります。
「複利効果」で資産拡大は加速
これを2年目に同じことを繰り返しますと、
毎月の「収入」−「支出」の金額は11万円に増えておりますので、資産購入に回せる金額は、年間で132万円。1年目の資産は120万円でしたから、2年目の資産合計は252万円になっています。
そして、同様に利回り10%/年の商品を所有しているとすると、25.2万円/年増えるようになるわけですから、1ヶ月当たりで計算すると、2.1万円/月。
毎月40万円の給与収入に、毎月2.1万円の運用益が加わり、3年目からは毎月43.2万円の収入にもなるわけです。
ここで言いたいことは、余裕資金ができたらまずは資産を買う。
そして資産からの運用益(収入)をまた資産購入に回すです。
結論としては、まずは「資産を買う」という仕組みを作ることをによって、下記効果が期待できます。
①もちろん資産が増える
②毎月のキャッシュフローが増えるので、気持ちに余裕が出る
③早く始めて同じことを繰り返していけば、心配する老後に備えることができる。
④個人的にはこれが一番大きいと感じておりますが、この仕組を作ることによって意識改革が起こり、浪費をしなくなったり、マネーリテラシーが高まり、更に効率的にお金を増やす方法を自分で考えるようになります。
そして、覚えておいて頂きたいポイントとしては、以下の通りです。
・収入が増えても、すぐには生活水準が上げない。
・資産運用で得たキャッシュ・フローで、また資産を買う
資産運用に回せるお金によっても異なりますし、みなさんの支出にもよりますが、資産運用から得るキャッシュ・フローが支出を超えれば、働かなくても食べていけるわけですから、まさに経済的自由ですね。
まとめ
- まずは資産を買う
- 資産からの運用益(収入)をまた資産購入に回す
毎月、不動産からの家賃収入や太陽光発電からの売電収入などのキャッシュ・フローがある方で、まだ資産形成期の方は、それを資産購入に回してお金を増やして行きましょう!そうすることで、資産拡大のスピードは早くなって行きます。
資産構築の相談は、こちらからご連絡ください。
著者プロフィール

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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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