こんにちは、K2 College 松本です。
今回は「ガソリン価格上昇の要因や影響」についてお伝えしたいと思います。
通勤に車を使うのでガソリン代が増えて家計がキツくなっています。
車をよく使う方にとっては大きな影響ですね。今後の予想や対策も解説します。
- 動画解説
- ガソリン価格の推移
- ガソリン価格は何できまる?
- 今後の予想と対策
動画解説
ガソリン価格の推移
上図は1966年4月〜2023年8月までのガソリン価格(東京都)の推移です。1966年は50円という今では考えられない価格です。第一次、第二次オイルショックで177円と大きく上昇しますが、逆オイルショックで価格は下がります。サブプライムローン問題の影響で、2008年に再び高騰して過去最高値の182円をつけますが、リーマンショックで急落。再度上昇しますが、米国が原油輸出を解禁したことが原因で2016年3月には109円まで落ち込んでいます。その後も上昇しますが、コロナショックにより世界経済が停滞しガソリンの消費が減少したことも影響して下落。そして2022年からロシアのウクライナ侵攻により原料の原油価格が上昇の影響で現在182円となっています。
50年前は1リットルが50円とは驚きです!? そこから3.5倍も高くなっているとは、、、
物価も違うので仕方ありませんが、それでも今と比較するとかなり割安なのは間違いないですね。
ガソリン価格は何できまる?
ガソリン価格は「需要」「供給量」「原油価格」「為替」などの影響を受けます。 先程お伝えしたように近年では、新型コロナウイルスの規制を撤廃したことで世界的に経済活動が再開していること、ロシアとウクライナの戦争により天然ガスなどの価格が上昇し代替としての需要が高まっていることなどから、石油の需要が増えています。ただし米国など日本以外の国では価格は落ち着いており、実は日本だけ突出して価格が高騰している状況なのです。
上図の通り、米欧先進国はガソリンの高騰局面から脱している。米エネルギー情報局(EIA)によると、28日時点での米レギュラーガソリン小売価格は1ガロン3.8ドル台前半となり、22年6月に付けた高値に比べて24%安いです。ドイツやイタリアなど欧州の小売価格も昨年のピークを下回っています。
日本のガソリン高が突出している背景には為替の円安があります。原油を輸入に頼る日本では円安の進行がガソリン価格の押し上げにつながります。日本エネルギー経済研究所の柳沢明研究主幹の試算によると、補助金の影響を加味した22年初からのガソリン価格の上げ幅(1リットル19円)のうち、為替の円安が押し上げに影響したのは16円分となっています。ドル建て原油価格による押し上げ分の11円を上回り、全体への寄与率は84%に達しました。柳沢氏は「22年に急速に進んだ円安が価格の押し上げに大きく響いた」と指摘しています。
2008年の最高値と比較しても、今回の高値局面は円安要因が大きいですね。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物はリーマン・ショック直前の2008年7月に1バレル147ドル台の過去最高値を記録し、翌8月に日本のガソリンの店頭価格も最高値を付けました。足元の原油相場は当時に比べて4割程度低い水準です。
2008年8月に1ドル=110円前後だった円相場は足元で147円台となり、この15年間に対ドルで約25%もの大幅な円安が進みました。円安によって輸入価格が押し上げられ、再び最高値更新をうかがう水準になっています。
為替レートもこの10年で1.8倍も円安になったんですね。。。
輸入大国の日本では、円安の影響が生活に直結しますね。
今後の予想と対策
一番気になるのは今後も円安になるのかどうかという点だと思います。個人的には円高になる要素が乏しいので、まだまだ円安になると想定しています。
市場参加者の間でもしばらく円安が続くとの見方が増えています。理由は金融政策の違いで日米の金利差が縮まりそうにないからです。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は直近の講演で経済情勢次第では追加利上げをする可能性に言及し、市場は米金利の高止まりを意識しています。一方、日銀の植田和男総裁は2%の物価目標を安定的、持続的に達成する段階にないとし、金融緩和を維持する方針を表明しています。日銀が近くマイナス金利政策の解除に動くと予想する向きは少ないようです。ちなみにゴールドマン・サックス証券は、半年後に1ドル=155円をつけると予想していますが、もっと進む可能性も十分にあります。
有効な対策は、できる限り日本円以外の通貨で資産を保有するということです。
・今ある預貯金を外貨預金口座に移す
・外貨建の積立投資をする
・一時払の外貨建保険をする
方法は何でもいいのですが、まずは世界の基軸通貨である米ドル資産を保有することから始めましょう。それと注意点ですが、日本の外貨建保険はしないようにしてください。同じ米ドル建なら海外の保険会社の方が利率が高いので、資産を守りながら増やすことができます。
でも外貨はリスクがあってなんとなく怖いです。。。
今まで外貨を保有したことない人は不安に思うでしょう。ですが、正しい知識を身につけて頂ければ、円だけしか保有してないことの方が圧倒的にリスクが高いことに気づくと思います。下記のコラムも参考にしてください。
・外貨保険は為替が心配
・日本円より外貨はリスクがない?
またより具体的なアドバイスを希望される方は、下記の直接相談(無料)よりお問い合わせください。
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まとめ
- 円安が進むことで生活コストが高くなっている!
- 外貨を保有しながら運用しよう!
- 日本で外貨建保険はしないで!
また下記の入門書も効率の良い教育資金の備え方なので一読ください。
※【入門書】保険で銀行金利の3600倍の金利をつけるための入門書
※【入門書】子供のためにベストな学資保険に入るための入門書
著者プロフィール
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大学卒業後、東証1部上場の設備会社で現場監督として勤務。
外資系生命保険会社からスカウトされ、2013年1月から生命保険のライフプランコンサルタントとして6年3ヶ月勤務。
また同時期に個人で海外投資も始めましたが、海外投資の情報は少なく信頼できるか判断も難しいので、WEBや知人から沢山の情報を集めていました。 その1つの情報源としてK2のメルマガを購読しながら知識を深めていきました。
そして国内外の保険や投資についてメリット、デメリットを正直に伝えた上でアドバイスをする活動方針に共感し、弊社保険アドバイザーとして2019年4月よりK2 Holdingsに参画しました。
クライアントのマネーリテラシーの底上げをしつつ、日々顧客利益の為に活動しております。
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