最近よく聞く「Dominion Capital Strategies」っていう会社ってどうなの?

こんにちは、K2 Collegeの野村です。
去年ぐらいから「Dominion Capital Strategies」という会社の海外積立投資プランが日本居住者にも加入できるようになりましたが、皆さんご存知でしょうか?


海外積立投資は十数年前から遡ると、F社に始まりその後日本居住者の新規受付が停止となったり、新たにオフショア保険会社が参入したりしてきましたが、ここ数年は特に目新しいプランはございませんでした。
そんな中、昨年あたりから新しく日本居住者も加入できるDominion Capital Stratergiesの会社および提供しているプランについて解説していこうと思います。

Dominion Capital Strategies社とは?

<会社概要>
ドミニオングループとして、グローバルトレンドを提案の中核とした投資ファンドマネジメント会社として2004年に英国領カンジー島にて創設されました。
会社の創設からまだ日が浅いですが、金融市場においては100年以上の歴史を持つ組織です。資産管理にフォーカスした金融ソリューションを提案することを目的とし、専門チームが最高のプラットフォームとともに、個別のサービスを提供しております。

<会社の特徴>
従来からある保険会社が提供している海外積立投資ではなく、投資会社としてそのプラットフォームを使用します。
また、ガンジー島金融サービス委員会・英国金融行為監督機構の規制に準じており、Dominion社から独立したマネロン監視、分別管理口座の管理をしている。

<監査法人>
PWC(プライスウォーターハウスクーパース。)

カストディアン口座>
BNY Mellon(世界最大のカストディアン)

以上、ざっとですがこちらがDominion社の情報ですがまだ歴史は浅いですが、会社としてはしっかりと体制が取れているかと思います。

My Saving Strategy(海外積立投資)の特徴

プランとしては2種類だけです。
「My Saving Strategy」・・・海外積立投資
「My Investment Strategy」・・・海外一括投資

こちらでは、My Saving Strategyについて解説します。弊社でご紹介している変額プランと基本的な仕組みは変わりません。

<プランの特徴>
投資期間・・・5年〜20年(1年刻みで設定可能)
最低拠出額・・・USD250/月
最低一括拠出額・・・USD1,500〜
支払い方法・・・クレジットカード(VISA、Master、Amex、JCB)or海外送金

<運用先およびファンド>
12のファンド(ファンドオブファンズ)の中から最大10 ファンドご選択可能。ポートフォリオもスイッチングもご自身で決めます。

具体的なファンドは

キャッシュファンド・グローバル債券ファンド・コーシャスファンド・バランスファンド・アグレッシブファンド・グローバル株式・ニューテクノロジーファンド・持続的成長ファンド・ラグジュアリーファンド・eコマースファンド・マネージドファンド

となります。

<手数料体系>
セットアップ費・・・USD25(開始時に1回のみ請求)
年間管理手数料・・・2.65〜1.15%(投資年数による。下記の例を参照)
スイッチング、引き出し、停止における手数料はなし

(例)USD500/月 15年プランに加入すると、年間管理手数料は1.15%となります。
こちらは初年度の拠出額USD6,000に対して、USD69(1.15%相当)が控除されます。
2年目は拠出額合計がUSD12,000となり、それに対してUSD138(1.15%相当)が控除されます。

しかし、手数料はこれだけですので従来からある海外積立投資のように初期口座手数料6%/年といった過大な手数料や手数料自体が何段階にもなっていたりしておりません。ですので、手数料としてはかなり低く設計されております。

これまでの海外積立投資との違いは?

これまでの海外積立投資と何が違うのか?メリットデメリット含めて説明しますと・・・

<メリット>

  • 手数料が明確で低い(初回のセットアップ費用以外は年間管理手数料のみ)
  • ご自身でポートフォリオを組める(運用会社等に信託報酬をお支払いする必要なし)
  • 2年以内に積立停止してもペナルティはなく、増額減額がいつでもできる。

<デメリット>

  • 毎月や満期時などにボーナスがない
  • ファンドオブファンズなので、見えないコストがかかってくる。また、ダイレクトファンド(直接市場にあるファンド)よりも相場が上昇時にリターンが取りづらい
  • Dominion社自体の会社の格付け、資産残高などが公表されていない

などメリットがある反面、デメリットもありますのでDominionのこのプランを見ただけでは判断しない方がいいかと思います。

【まとめ】手数料が低いだけで判断しない方がいい

よく、インデックスファンドを選ぶポイントとしてアクティブファンドよりも手数料が低いからという理由に挙げられる方も多いですが、それだけで選ばない方がいいと思います。

  • 会社の歴史
  • ファンドの中身やパフォーマンス
  • 手数料やボーナス体系
  • ファンドオブファンズという仕組み

から何社か比較してご判断してみることをお勧めします。

弊社では幅広い投資相談に応じますので、何かございましたら是非こちらにご相談ください。

著者プロフィール

野村元輝
野村元輝
<経歴>
大学卒業後、大手宝飾品専門店に3年2ヶ月勤務。
生命保険業界の杜撰さに唖然として、世直ししたい一心で2006年6月から生命保険の代理店で生命保険の営業マンとして11年半勤務。

その傍らで、より顧客ニーズに立ったアドバイスがしたいと思い、2011年10月より個人事業として海外投資のアドバイスを開始。

弊社代表の河合と共通の知人経由で知り合い、その後弊社保険アドバイザー(K2 Assurance)として2017年12月より参画。

現在では、主に弊社パートナー(K2 Partners)向けに勉強会やセミナー講師、オンライン面談などを日々こなしています。
多くのパートナーが海外投資・海外保険のスペシャリストになるように日々サポートしております。

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