こんにちは。K2 College大崎です。
『新海外個人年金』での運用をお決めになられた方が、円安傾向が続いているために少し様子を見るそうです。
円高を待たずに投資すべきということはブログやK2 Collegeの記事で述べてきておりますが、希望的観測で先送りする方は少なくないのですね。
- 動画解説
- 円高を待って本当に得しますか?
- 日本円は世界で使われなくなってきている
- 外貨を保有していれば、円安で物価が上昇しても資産は増える
動画解説
円高を待って本当に得しますか?
円高に戻るのを期待して様子を見ない方が良いのでしょうか?
デイトレーダーであれば別ですが、時間がお金を増やしてくれるような商品で運用するならば、早くお金に働いて貰う方が経済合理的でしょう。
たとえ様子を見るとしても、少なくとも以下の要素がなければ待つべきではないと考えます。
・この先、円高になるという材料がある
・その円高水準になるにはどれくらいの時間を要するか見込みがある
・円高を待つ時間に運用していたら得られる運用益を計算し、その運用益を超える
今回の方は新しい『新海外個人年金』で運用されることにしたのですが、
例えば1年運用が遅れるだけで、将来、およそUSD32,000も運用益に差が付いてきます。
1ヶ月運用が遅れるとおよそUSD2,667の差となりますね。
例えば、USD132,000を日本円で用意する場合、
1USD=150円のタイミングであれば、約1,980万円になりますが、
1USD=140円のタイミングであれば、約1,848万円になります。
これだけ見れば、1USD=140円のタイミングで両替した方が132万円少なくて済むので、円高を待ちたいという気持ちはわかるのですが、
仮に、待ったとして都合よく円高になりますでしょうか?
しかも10円もの円高になるのはどれくらい待つ必要があるでしょうか?
仮に1年待って1USD=140円になったとして、そのタイミングで運用を開始したとします。
1年運用開始が遅れるだけで、将来USD32,000もの運用益に差が出ましたので、これを同じレートで換算するとおよそ448万円となります。
1年待って運良く1USD=140円のタイミングで投資できたとしても、
トータルで考えれば差し引き316万円損していることになります。
しかも、1年待って円高に戻らなければそれだけで機会損失、期待が外れ円安が進んだらそれこそ最悪です。
日本円は世界で使われなくなってきている
円高を待つとしても、円高を待つ時間に運用していたら得られる運用益を計算し、トータルで考えるべきですね。
本当にそう思いますね。
それに「円高を待つ」云々以上に、「外貨を保有すべき」だと思います。
どういうことでしょうか?
現在、円安が進行している主要因は、世界の主要銀行が金融引き締めをしている中で日銀は金融緩和は実施しており、そのため円は幅広い通貨に対して下落しているわけです。
しかしながら、円安の原因はそれだけではありません。
貿易赤字の拡大も円安の原因とみられておりますし、世界における日本円の決済額(2023年8月)は2.56%と低下しております。
日本円は世界で使われなくなってきているのも覚えておかなければなりません。
外貨を保有していれば、円安で物価が上昇しても資産は増える
日本でもインフレが進んできており、インフレに備える必要があります。
インフレが進むと同じものを買うために支払うお金は増えるので、当然、円の価値は下がリます。
円の価値が下がると、円を外貨と交換するときの為替レートにおいても円の価値が下がるため、円安の原因になります。
対米従属国である日本の場合は、米国の国債を外貨準備として買わされているので、これも大きな円安要因となっております。
外貨を保有していれば、円安になって物価が上昇したとしても資産は増えることになるので、特に今のようなインフレが進んでいる状況においては米ドルなどの外貨、もしくは外貨建資産を持つべきなのです。
もし、日本円しか資産を保有していない方は、資産は減る一方です。
資産の減少を避けるため、米ドルなどの外貨に分散投資して投資おくということは大切なのです。
まとめ
- 外貨を保有すべき
- 円安になって物価が上昇したとしても資産は増える
資産運用相談を希望される方は、こちらから「資産運用相談希望」と連絡ください。
また新しい『新海外個人年金』の資料を希望される方も、こちらから「新海外個人年金資料希望」とお問合せください。
著者プロフィール
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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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