こんにちは。K2 College大崎です。
先般、ブラックロックのETF(上場投資信託)シリーズ「iシェアーズ ETF」の一つである連続増配株ETF「DGRO」が東京証券取引所に上場されるとのことで、「i シェアーズ 米国連続増配株 ETF【2014】 」について解説しました。
同日、同じくブラックロックから米国高配当株 ETF「HDV」も上場されますので、
今回は「iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF【2013】」について解説します。
これらは新しいNISAの「成長投資枠」から円建てで投資ができるようになりますから、ますます選択肢が増えますね。
なお、iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(HDV)については、以前に解説しておりますので、こちらの記事も参考にしてください。
- 動画解説
- ファンド概要
- 構成銘柄
- パフォーマンス
動画解説
ファンド概要
![Q. 損益通算ができない新NISAで高配当株投資をしても大丈夫? [貯蓄] All About](https://i0.wp.com/imgcp.aacdn.jp/img-a/800/auto/aa/gm/article/4/9/9/9/0/0/202311021611/pixta_99732826_M.jpg?w=654&ssl=1)
・比較的高配当の米国株式で構成される指数に一致する投資成果を目指す。
・強力な財務体質及び平均以上の配当を維持する能力を有する、米国籍の質の高い企業へ投資する
「iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF【2013】」は国内で組成されるETFで、
通常の株式と同様に日本の証券会社から投資できるということで良いですよね?
はい、そうです。
Morningstar 配当利回りフォーカス指数(税引後配当込み)をベンチマークとしますが、iシェアーズ・コア 米国高配当株ETF(HDV)を活用します。
実際の運用は、iShares Core High Dividend ETF(HDV)に投資しますので、以下ではHDVのデータを見ていきますね。
※HDV(iShares Core High Dividend ETF)は、米国籍のETF(上場投資信託)で、高配当の米国株式で構成される指数に連動する投資成果を目指すETF。
高配当ETFというやつですね。
はい、そうです。
期末配当利回り(Year End Yield)を見ていただくと3%〜4%の高配当が継続して支払われておりますね。

構成銘柄

連続増配されている米国株式で構成されていると思いますが、どのような銘柄で構成されているのでしょうか?
現在(2023年12月20日時点)は75銘柄で構成されており、そのうち上位10銘柄は以下のような構成となっております。
ほとんどエネルギー、ヘルスケア、生活必需品で占めておりますね。

セクター別の内訳でもヘルスケア、エネルギー、生活必需品の割合が多いです。

パフォーマンス

パフォーマンスはどのような感じでしょうか?
このファンドは2011年3月29日に設定されたのですが、設定来のトータルリターンは208.21%、設定来の年率平均リターンは9.29%となっております。


何と何で比べるかですが、同じ高配当ETFの「VYM」と「HDV」が設定された2011年から同じ4641日間でTotal Returnを比べると、「VYM」の方がパフォーマンスは高いですね。

それでは高配当ETFであれば、「VYM」に投資した方が良いでしょうか?
それは何を優先するかですね。
高い配当が欲しくて高配当ETFに投資するわけでしょうから、
配当で比べるとすると、この10年間は「HDV」の方が配当率は高いです。
「HDV」

「VYM」

その他、米国の「高配当ETF」御三家と言われている「VYM」「HDV」「SPYD」でも比較した記事がありますので、参考にしてください。
まとめ
- 「iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF【2013】」は新しいNISAの「成長投資枠」から円建てで投資ができる。
- 配当利回り3%〜4%の高配当ETF
新しいNISAで運用するにしても、運用方法をそれぞれです。
アクティブファンドにするか、インデックスファンドにするか。
投資信託で運用していくか、ETFにするか。
高配当にするか、連続増配にするか。
投資家それぞれの考えて合わせたアドバイスをいたします。
資産運用相談を希望される方は、こちらからご連絡くださいませ。
著者プロフィール

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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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