NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信【1577】(愛称)NF・日本株高配当70 ETF 〜野村アセットマネジメント

こんにちは。K2 College大崎です。

今回は「NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信【1577】」(愛称)NF・日本株高配当70 ETFについて解説します。

なお、こちらは新NISA「成長投資枠」から投資ができます。

  • 動画解説
  • ファンド概要
  • 構成銘柄
  • パフォーマンス

動画解説

ファンド概要

野村日本株高配当70(対象株価指数)に連動する投資成果を目指す。

野村日本株高配当70は、国内金融商品取引所に上場する全ての普通株式のうち、今期予想配当利回りの高い、原則70銘柄で構成される等金額型の指数です。

毎年1月、4月、7月および10月の7日に分配を行ないます。

こちらも高配当株ETFなのですね。
以前、NEXT FUNDSから出ている日本株高配当ETFを紹介しておりませんでしたでしょうか?

NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信【1489】 (愛称)NF・日経高配当50 ETFを紹介しましたね。

あちらは「日経平均高配当株50指数」に連動する投資成果を目指すETF、
今回紹介するのは「野村日本株高配当70」に連動する投資成果を目指すETFです。

「野村日本株高配当70」は、国内金融商品取引所に上場する全ての普通株式から、今期予想配当利回りの高い、原則70銘柄で構成される等金額型の指数であるのに対し、

「日経平均高配当株50指数」は、日経平均株価の構成銘柄のうち、予想配当利回りの高い原則50銘柄で構成される株価指数です。またこちらは予想配当利回りだけでなく、流動性も加味しております。

ややこしいですね(苦笑)

このETFの分配利回りはどれくらいになりますか?

2023年12月15日時点での分配金利回りは3.45%となっております。

NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信【1489】の分配金利回りは3.73%でしたから、あちらの方が現時点での分配金利回りは高いですね。

以下に【1577】の分配金実績(過去5年間)を掲載しておきます。

構成銘柄

このETFは、野村日本株高配当70(対象株価指数)に連動する投資成果を目指すとのことでしたね。

現在は、どのような銘柄で構成されておりますでしょうか?

最新(2023年12月29日時点)の月次リポートでは70銘柄で構成されており、そのうち上位10銘柄は以下のような構成となっております。

上位10銘柄では海運業の割合が多いですが、業種別では銀行業の割合が多いですね。

パフォーマンス

このETFのパフォーマンスはどうですか?

基準価額15,000円がおよそ11年で39,285円(分配金累計含む)になっておりますから、年率平均リターンは9.2%となかなかではないでしょうか。

【1489】と【1577】であれば、どちらに投資した方が良いでしょうか?

【1489】の方が分配利回りは高いですし、直近3年、1年のトータルリターンも高いですから、【1489】の方が良いでしょうか。

純資産総額も【1489】の方が大きいですしね。

気になるのが【1489】は50銘柄に分散されておりますが、【1577】は70銘柄です。
【1577】の方が銘柄分散されていてリスクが低くなりそうなのですが、いかがでしょうか?

確かに銘柄分散することでリスクはある程度減少します。
しかしながら、銘柄を多く増やせば良いというわけでもありません。

下図を見てください。

横軸が銘柄数を表し、曲線がトータルリスクを表しております。

ある銘柄数まではリスクは急激に下がっていきますが、そこからはわずかにしか減少しません。

一般的に20〜30 銘柄まではリスクは急激に下がっていきますが、それ以上、銘柄数を増やしてもあまりリスク減少の効果はないと言われております。

ですから、50銘柄であろうが70銘柄であろうが、リスクは変わらないと考えて良いと思います。

まとめ

  • NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信【1577】は分配金利回り3〜4%の高配当株ETF
  • 年4回、分配金を受け取ることができる。
  • 他の日本株高配当ETFと比較すべし

投資家それぞれに適したアドバイスをいたします。
資産運用相談を希望される方は、こちらからご連絡くださいませ。

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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