住友生命 たのしみ未来ワールド 利差配当付指定通貨建個人年金保険

こんにちは、K2 Collage 松本です。

今回は住友生命の個人年金保険たのしみ未来ワールドを解説します。こちらは住友生命の商品ですが、みずほ銀行で販売されている商品になります。

銀行で勧められていて加入しようか迷っています。

老後資金のために考えていると思いますが、やめた方がいいです。もっと利回りが高く、コスパの良い商品があります。

  • 動画解説
  • 住友生命は日本の4大生保の一角
  • 予定利率が毎月変動する外貨建個人年金保険
  • 解約返戻率は15年で132%、30年で190%
  • 契約はしない。既に契約している人は個別相談してください。

動画解説

住友生命は日本の4大生保の一角

会社概要

住友グループに属する保険相互会社で、総資産、経常収益、保険料収入で業界第4位、4大生保の一角(日本生命、第一生命、明治安田生命、住友生命)です。

前身会社である『日之出生命保険会社』が1907年5月に創業。1925年、住友合資会社が日之出生命保険株式会社の経営を引き継ぎ、1926年5月に商号を『住友生命保険株式会社』に変更した。第二次世界大戦後の財閥解体並びに「財閥商号の使用禁止等に関する政令」により、住友連携各社が「住友」の商号を名乗れなくなったため、1947年8月に『国民生命保険相互会社』を設立。1952年5月、財閥商号の使用禁止等に関する政令の廃止により、住友連携各社が再び「住友」の商号を名乗ることが可能となったため、同年6月、名称を『住友生命保険相互会社』に変更。2001年11月、株式会社三井住友銀行、三井住友海上火災保険株式会社、三井生命保険株式会社との全面提携について合意した。これを受けて、2002年12月、運用子会社5社統合による新会社「三井住友アセットマネジメント」のほか、2010年4月、三井生命との共同出資による生命保険子会社『メディケア生命』等が営業を開始している。

正式名称:住友生命保険相互会社
設立時期:1907年5月
営業拠点:87支社 1,451営業所(2021年3月末時点)
総資産:41兆940億円(2021年3月末時点)
エンベディッドバリュー(EV):4兆4,892億円(2021年3月末時点)

格付情報

S&P:A+ (2021年3月末時点)
R&I:AA- (2021年3月末時点)
Moody’s:A1 (2021年3月末時点)

ソルベンシーマージン比率

862.5% (2021年3月末時点)

歴史が長い会社は安心できますね。

日本の4大生保の一角なので、歴史もあります。
また、会社規模はもちろんですが、格付けソルベンシーマージン比率からも十分に信頼に値する会社と言えます。

予定利率が毎月変動する外貨建個人年金保険

個人年金 個人年金保険 イメージ 画像

取扱い金融機関

  • みずほ銀行

契約概要

商品名:たのしみ未来ワールド
正式名称:予定利率変動型5年ごと利差配当付指定通貨建個人年金保険
指定通貨:米ドル/豪ドル
契約年齢:0歳〜75歳
払込期間:10年〜50年

払込期間満了年齢:19歳〜85歳
予定利率:年金支払開始日まで毎月変動(契約月からの平均)
据置期間:0年〜15年
年金支払開始年齢:19歳〜85歳
年金受取:確定年金(5年/10年/15年)
払込頻度:月払、半年払、年払、全期前納

商品解説

外貨建の個人年金保険です。保険料払込期間中に死亡した時は、それまでに支払った保険料相当分が死亡保険金として支払われます。据置期間を予め設定しておくと、保険料払込期間が終了してから年金開始日まで運用を継続することができます。年金は確定年金で5年、10年、15年から選択できます。予定利率は契約日からの平均が適用され、契約日から10年を経過すると直近10年間の平均が適用されます。

また運用通貨は米ドルか豪ドルですが、保険料は円建で固定されているので、毎月積み立てる外貨は変動します。なので満期時の外貨建金額は確定しておらず、為替の影響もあるので円建の受取金額も変動します。

今は金利が高いけど、今後下がっていくと予定利率も下がってしまうのですね。

その通りです。一応契約日からの平均が適用されるので一気に下がることはないですが、今の予定利率がずっと継続すると想定するのはだめですね。次のチャプターで返戻率などを確認していきましょう。

解約返戻率は15年で132%、30年で190%

契約例① 15年間積立して15年間据置

【住友生命 たのしみ未来ワールド】

契約年齢:30歳 男性
指定通貨:米ドル
払込期間:15年
予定利率:毎月変動(契約時の予定利率:4.60%)*2024/2/1〜2024/2/15の場合
据置期間:15年
年金受取開始:60歳
払込頻度:月払
保険料:30,000円

総支払保険料:5,400,000円(USD 35,994)*契約時の為替レートで換算

<解約返戻金と返戻率>
15年後:USD 47,594(132%)*契約時の予定利率が継続した場合
30年後:USD 88,857(246%)

10年確定年金の年金額:USD 9,398
10年確定年金の総受取金額:USD 93,980(261%)

このようになります。ここで新インデックス型海外終身保険と比較をしてみましょう。

【新インデックス型海外終身保険】

契約年齢:30歳 男性
指定通貨:米ドル
死亡保障:USD 225,776
払込期間:15年

予定利率:毎年変動(1%〜12%)*平均:7.7%
据置期間:15年
払込頻度:年払

保険料:USD 2,400(約360,000円)

総支払保険料:5,400,000円(USD 36,000)*契約時の為替レートで換算

<解約返戻金と返戻率>
30年後:USD 148,512(412%)*過去の平均利率で計算

同じ保険料を支払いますが、新インデックス型海外終身保険の場合は30年後の解約返戻金が1.7倍も多くなります。これだけあれば毎年USD 11,000を引き出したとしても解約返戻金をキープできます。つまり解約返戻金USD 150,000をキープしたままずっとUSD 11,000を引き出せる。ということです。

契約例② 30年間積立して10年確定年金で受け取る

【住友生命 たのしみ未来ワールド】

契約年齢:30歳 男性
指定通貨:米ドル
払込期間:30年

予定利率:毎月変動(契約時の予定利率:4.60%)*2024/2/1〜2024/2/15の場合
据置期間:0年
年金受取開始:60歳
払込頻度:月払

保険料:30,000円

総支払保険料:10,800,000円(USD 71,989)*契約時の為替レートで換算

<解約返戻金と返戻率>
30年後:USD 137,476(190%)*契約時の予定利率が継続した場合

10年確定年金の年金額:USD 14,541
10年確定年金の総受取金額:USD 145,410(201%)

こちらも新インデックス型海外終身保険と比較すると…

【新インデックス型海外終身保険】

契約年齢:30歳 男性
指定通貨:米ドル
死亡保障:USD 225,776
払込期間:30年

予定利率:毎年変動(1%〜12%)*平均:7.7%
据置期間:0年
払込頻度:年払

保険料:USD 2,400(約360,000円)

総支払保険料:10,800,000円(USD 72,000)*契約時の為替レートで換算

<解約返戻金と返戻率>
30年後:USD 251,834(349%)*過去の平均利率で計算

同じ保険料を支払いますが、新インデックス型海外終身保険の場合は30年後の解約返戻金が1.8倍も多くなります。これだけあれば毎年USD 25,000を引き出したとしてもUSD 250,000の解約返戻金をキープできます。もちろん10年間で受け取るなら毎年USD 37,000ほど受け取れます。

数字が全然違いますね。。。

そうですね。しかも新インデックス型海外終身保険の場合は最初から死亡保障もあります。どちらで始めた方がいいかは歴然ですね。

契約はしない。既に契約している人は個別相談してください。

「住友生命 たのしみ未来ワールド」は現在の予定利率がずっと継続する訳はないので、実際の解約返戻率はもっと低くなるでしょう。それよりは新インデックス型海外終身保険を利用してしっかり増やして、解約返戻金を減らさずに毎年引き出せる自分年金システムを構築しましょう。

新インデックス型海外終身保険の資料を見てみたいです。

下記から「新インデックス型海外終身保険の資料希望」とお問い合わせください。
※直接相談(無料)

まとめ

  • 加入するのはやめよう
  • 契約している方は見直した方がいいので、お気軽にご相談ください(無料)
  • 日本では保障と貯蓄は分けて契約しよう(個人年金保険はしないで)

著者プロフィール

松本崇裕
松本崇裕
大学卒業後、東証1部上場の設備会社で現場監督として勤務。

外資系生命保険会社からスカウトされ、2013年1月から生命保険のライフプランナーとして6年3ヶ月勤務。

また同時期に個人で海外投資も始めましたが、海外投資の情報は少なく信頼できるか判断も難しいので、WEBや知人から沢山の情報を集めていました。 その1つの情報源としてK2のメルマガを購読しながら知識を深めていきました。

そして国内外の保険や投資についてメリット、デメリットを正直に伝えた上でアドバイスをする活動方針に共感し、弊社保険アドバイザーとして2019年4月よりK2 Holdingsに参画しました。

クライアントのマネーリテラシーの底上げをしつつ、日々顧客利益の為に活動しております。

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