年率利回り20%の「ランドバンキング」

こんにちは。K2 College大崎です。

今回は、ランドバンキングについて解説します。

  • 動画解説
  • ランドバンキングとは
  • ランドバンキングのメリット
  • ランドバンキングのデメリット

動画解説

ランドバンキングとは

Walton Global - JP |

ランドバンキングとはどのようなものでしょうか?

「ランドバンキング」とは、将来、開発が見込まれる土地を未開拓の段階で取得し、開発許可申請し、開発許可を得た段階でその土地を売却して利益を得る投資手法のことです。

投資家が開発許可の申請をする必要があるのでしょうか?

ほとんどのケースにおいて、ランドバンキング会社が未開拓の土地を取得して、それを小口化して販売し、投資家が投資するという流れですね。

投資家が売却までの期間にすることは特になく、管理や運営もランドバンキング会社に任せることとなります。

なお、ランドバンキング会社によって、購入した土地に対する開発プランニングを行い、その後は不動産開発デベロッパーに土地を売却する会社もあれば、自社で開発を進めていく会社もあります。

ランドバンキングのメリット

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投資家はどれくらいのリターンを得られるのでしょうか?

償還期間は案件によって異なりますが、数年後に2倍のキャピタルゲインを目指しているものが多いようです。

償還期間5年で2倍であれば、年率利回りは20%となりますね。

中には、開発許可取得後に、その土地の評価が3倍や5倍以上になる案件もありますから夢がありますよね。

年率利回り20%のリターンでも凄いです。

ランドバンキングは更地の段階の極めて安い価格の時に投資をして、開発業者がその土地に住宅や商業施設などの建設に着手する際に、その土地を売却して利益を得ますので、大きなキャピタルゲインが見込めるのです。

その上、安い価格の時に投資をしますので、値下がりを起こすこともほとんどありません。

その他メリット>
・更地をプランニングしていく投資方法のため、元本割れのリスクが少ない
・更地のまま開発業者へ受け渡すため、中間的な費用がかからない
・満期が定められていないため、ランドバンキング会社はマーケット環境を見ながら開発会社に売却することができる
・100万円からなどの小額から投資ができる
・株価や債券などの金融市場の動きに左右されることが少ない

ランドバンキングのデメリット

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元本割れのリスクも少ないとのことで、投資を検討したいです。
デメリットとして考えられることはどのようなことがありますでしょうか?

メリットの裏返しとなりますが、満期が定められていないために、償還までの期間が長くなる可能性があります。土地の価格が上がらなければ、それだけ償還までの期間は延びますかね。

また、ランドバンキング会社の中には、開発が見込めない土地を販売している可能性もありますので、そこは注意が必要です。

ただ、大手のランドバンキング会社の案件であれば、何年にも渡って周辺地域をしっかり調べた上で、開発が見込まれる土地を取得するものですので、それほど心配する必要はないでしょう。

それよりも気にするべきは償還までの期間ですね。

中には償還までに20年掛かった案件もあるようです。

投資金額が2倍に増えても、それに20年も掛かったとなれば、実質利回りは約3.53%ですから、それであれば他の商品で運用した方が良かったということになります。

想定償還期間は定めてはいても、開発認可の関係や、景気などの事情により償還期間は伸びることもありますので、投資するにしても、長期間戻って来なくても困らない資金で投資するようにしてください。

<その他デメリット>

中途解約ができない

まとめ

  • ランドバンキングは3倍や5倍以上になる案件もある
  • 償還までの期間が長くなる可能性がある
  • 投資するならば長期間戻って来ない資金で投資する

世の中には様々な投資商品があり、どの投資商品で運用した方が良いのかも人それぞれです。
投資家それぞれの状況に合わせたアドバイスをいたします。
資産運用相談を希望される方は、こちらからご連絡くださいませ

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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