東証に上場しているAI銘柄まとめ

こんにちは、K2 College編集部です。

AI(人工知能)は、21世紀の技術革新の中心となっており、様々な分野でその応用が進んでいます。特に日本においても、多くの企業がAI技術を駆使し、競争力を高めています。東京証券取引所(東証)には、こうしたAI関連の企業が多数上場しており、それぞれが独自の技術とビジネスモデルを展開しています。本稿では、東証に上場している主要なAI銘柄について詳述します。

すでにAI関連の企業が多く上場しているんですね。

はい、どういった会社があるか見ていきましょう。

  • ヘッドウォータース(4011)
  • Laboro.AI(5586)
  • データセクション(3905)
  • PKSHA Technology(3993)
  • その他

ヘッドウォータース(4011)

ヘッドウォータースは、東証グロース市場に上場している企業で、AIソリューションを提供しています。特に、企業向けにカスタムAI開発を行い、業務効率化や新規ビジネスの創出を支援しています。例えば、自然言語処理(NLP)や画像認識技術を活用したプロジェクトが注目されています。

企業向けのカスタムAI開発とはどういったものですか?

例えばJR西日本の生成AI「Copilot for 駅員」といった企業のQ&Aを効率よく探すための業務ツールなどの開発をしている会社です。

Laboro.AI(5586)

Laboro.AIは、企業向けのカスタムAIソリューションを提供する企業で、東証グロース市場に上場しています。同社は、企業のニーズに合わせたAIモデルの開発や導入支援を行っています。特に、製造業や金融業界での活用が進んでおり、効率化や自動化の分野で高い評価を得ています。

どういった事例があるんでしょうか?

線路設備の点検業務の会社向けに線路設備不良判定AIの構築、といった事例があるそうです。全て目視で検査していたものをまずはAIで判定して効率化を図ります。

データセクション(3905)

データセクションは、データ解析とAI技術を駆使したサービスを展開している企業です。東証グロース市場に上場しており、ビッグデータ解析やAIによる予測モデルの開発など、多岐にわたるソリューションを提供しています。同社の技術は、マーケティングや金融、製造業など幅広い分野で利用されています。

様々な企業に提供しているみたいですね。

はい、スーパーマーケット向け商品棚解析ソリューション「FollowUP Shelf Analytics」などを提供しているそうです。店舗の画像から、棚上の欠品商品を検知、棚上の商品の誤配置を検知などが可能になります。

PKSHA Technology(3993)

PKSHA Technologyは、自然言語処理や機械学習技術を活用したソリューションを提供している企業です。東証スタンダード市場に上場しており、AIを用いたカスタマーサービスや自動応答システムなど、多岐にわたる製品を開発しています。また、同社はクラウドワークスとの事業提携を通じて、フリーランス人材の活用も推進しています。

クラウドワークスとAIの開発もしてるんですか?

そうですね。AIによるジョブマッチングアルゴリズムの開発を進めているそうです。仕事を頼みたい人に最適なフリーランスの紹介などが効率よくできるようになるそうです。

その他

ユビキタスAI(3858)

ユビキタスAIは、組み込みソフトウェアやIoT関連ソリューションを提供している企業です。東証スタンダード市場に上場しており、AI技術を駆使したセキュリティソリューションや、エッジコンピューティングの分野で注目されています。同社の技術は、自動車や家電、産業機器など様々な分野で活用されています。

さくらインターネット(3778)

さくらインターネットは、生成AI向けのGPUクラウドサービスで知られる企業で、東証プライム市場に上場しています。同社は、政府クラウド関連プロジェクトにも参加しており、その技術力は高く評価されています。特に、AIモデルの学習や推論に必要な高性能計算環境を提供しており、多くの研究機関や企業に利用されています。

ディー・エヌ・エー(DeNA)

ディー・エヌ・エーは、データサイエンスとAI研究開発を強みとする企業で、東証プライム市場に上場しています。同社は、機械学習コンペティション「Kaggle」での実績を持つデータサイエンティストを擁し、画像処理や音声生成、強化学習などの高度なAI技術を開発しています。これらの技術は、様々な事業プロジェクトに応用されており、AIの最先端を追求し続けています。

クックパッド(2193)

クックパッドは、食と生活に関するサービスを提供する企業で、東証プライム市場に上場しています。レシピ検索や提供サービスの質向上のために、AI技術を活用しています。具体的には、ユーザーの嗜好に合ったレシピをAIが提案する機能や、画像認識技術を用いた食材解析などが含まれます。これにより、ユーザーの利便性が大きく向上しています。

エッジテクノロジー(4268)

エッジテクノロジーは、AIソリューションと教育、プロダクト提供を行っている企業です。東証グロース市場に上場しており、AIを活用した企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を行っています。同社のサービスは、製造業や金融業界などで広く利用されています。

様々な企業があるんですね。

はい、一口にAIと言っても、AIを使った業務ツール、AIを動かすクラウドサービス、組み込みソフトウェアなど多くの技術があります。

まとめ

  • 各分野でAI技術を活用している企業がある
  • AIを動かすクラウドサービス企業など多くの企業が参画している

以上、東証に上場している主要なAI関連銘柄についてまとめました。これらの企業は、各分野でAI技術を活用し、競争力を高めるとともに、社会全体の効率化や新たな価値創造に貢献しています。今後も、AI技術の進化とともに、これらの企業の成長が期待されます。投資家にとっても、AI関連銘柄は注目すべき分野であり、各社の動向を注視することが重要です。

著者プロフィール

K2編集部
K2編集部
投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。

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