こんにちは、K2 College大崎です。
今回は、「グローバル・エクスポネンシャル・イノベーション・ファンド」について解説します。
このファンドは、主に社会課題解決への寄与が期待される破壊的イノベーション関連企業の株式を投資対象としており、その個別銘柄の選定においては、ARK社の調査力を活用しております。
- ARK社とは?
- 投資先銘柄をチェック
- 長期的視野を持って投資する
ARK社とは?
ARKは「破壊的イノベーション」をもたらす企業へ投資する資産運用会社で、以下の3つのを破壊的イノベーションの条件と考えております。
そして、現在は、5つのイノベーションが同時進行していると捉えており、競合他社がセクター、時価総額、既存の産業などを分析しているのに対して、ARKは、今後、世界はどう変わるのかにフォーカスして、今後5〜10年先を追いかけております。
ttps://www.youtube.com/watch?v=TXPk33pcvoE
投資先銘柄をチェック
ARK社はETFを運用しており、キャシー・ウッドCEOも話題になりましたね。
このファンドは、ARK社の調査力を活用してどのような企業を投資対象としているのでしょうか。
そうですね。
キャシー氏は、女性版ウォーレン・バフェットとも称され、話題になりましたね。
このファンドの現在(2021年9月30日)の投資先は58社となりますが、そのうち組入上位10銘柄はこちらになります。
情報技術セクターへの比率が大きいのは理解できるのですが、ヘルスケアセクターへの割合も大きいですね。
やはり、ゲノム解析においてイノベーションが進むと考えているので、医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス関連の企業への投資を増やしているのでしょう。
また、このファンドは、「破壊的イノベーション」をもたらすということだけでなく、「社会課題解決への寄与が期待される」企業へ投資しておりますので、そういった理由もあるかも知れませんね。
長期的視野を持って投資しよう
運用実績はどうなのでしょうか。
ARK社のETFがS&P500やNASDAQに比べてかなりのパフォーマンスを上げていたので、とても気になります。
確かにARK社のETF は、直近5年のパフォーマンスにおいてS&P500やNASDAQに対して3〜5倍といったパフォーマンスを上げておりましたが、このファンドの最新(2021年9月30日現在)の運用実績はこちらなります。
設定が2021年4月26日ですので、まだ7ヶ月程度の運用になりますので、正直これからです。
最近は、年内のテーパリング開始、サプライチェーン問題、エネルギー価格の急騰などで物価上昇圧力や景気減速が懸念されておりましたし、今後しばらくは金利上昇懸念によりテクノロジー株への売り圧力が強まる可能性もあります。
ただ、ARK社は、次の「破壊的イノベーション」を起こす可能性がある企業を見極め、5〜10年先を見て投資しておりますので、短期的な視点ではなく、長期的視野で投資されると宜しいかと思います。
まとめ
- 世界はどう変わるのかにフォーカスして、長期的視野を持って投資しよう
- イノベーションを起こすような企業群には投資しておこう
ARK社は「破壊的イノベーション」をテーマにしたETFをローンチしておりますが、それ以外にも、自動運転やロボット技術、次世代インターネット、ゲノム編集、フィンテック、宇宙探査、3Dプリンティング、イスラエルなどをテーマにしたETFもあります。
これらすべてのETFに投資するのは大変ですので、そのテーマのほとんどを網羅している「次世代株ファンド」へ投資することで代替いただけます。
また、イスラエルをテーマにしたものは、「イスラエルIT株ファンド」で投資いただけます。
興味がある方は、お気軽にこちらからご連絡ください。
著者プロフィール
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投資アドバイザー
愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。
その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。
自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。
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