メディケア生命 メディフィットがん保険 がん治療保険(無解約返戻金型)

こんにちは、K2 College編集部です。

今回はメディケア生命のがん保険メディフィットがん保険」を解説していきます。

ネットで、メディケア生命のがん保険の良い評判を聞きます。ただ「ちょっと残念な点もある」とありました。何がよくて、何が残念なのですか?

メディフィットがん保険のことですね。では、商品について説明していきましょう。あわせて、がん保険だけではカバーできないリスク対策法もお伝えするので、参考になさってください。

  • 動画解説
  • メディケア生命は住友生命の子会社で、医療保険を中心に商品を販売
  • メディフィットがん保険:未承認薬の抗がん剤や再発予防の治療まで保障
  • メディフィットがん保険は、受けた治療に対し給付されるタイプの保障
  • 将来のリスク回避のために、用途自由のまとまった額を準備しよう

動画解説

メディケア生命は住友生命の子会社で、医療保険を中心に商品を販売

会社概要

メディケア生命保険会社は、2009年10月に住友生命と三井生命の共同出資で設立され、翌年4月に営業を開始。当初の出資比率は住友生命が80%、三井生命が20%でしたが、2014年6月には住友生命の完全子会社になりました。現在は、医療保険を中心に商品を展開。「シンプル・わかりやすい・選べる保険」を、企業理念としてかかげています。

設立:2009年10月1日
総資産:3,542億6,400万円(2024年3月末時点)
保有契約件数:186.6万件(2024年3月末時点)

格付情報

R&I:AA(2023年6月時点)

ソルベンシーマージン比率

1,587.7% (2024年3月末時点)

バックに住友生命がついているのなら、経営的には安心ですね。

はい。募集人の雇用や、店舗経営にとらわれなくていい分を、保険料に良い形で反映しているようです。

メディフィットがん保険:未承認薬の抗がん剤や再発予防の治療まで保障

商品名:メディフィットがん保険
正式名称:がん治療保険(無解約返戻金型)
契約年齢:18歳~85歳
保険期間:終身
払込期間:55歳/60歳/65歳/70歳/75歳/80歳/終身
払込頻度:月払/半年払/年払

申込方法:ネット/郵送/対面

※ 先進医療・患者申出療養特約を除く全ての保障は、がん治療に対するものを指し、契約後3カ月の待機期間がある
※ この保険の「がん」は、全て「上皮内がん」の保障を含み、給付額も同額

保障内容

【主契約】

5つの保障があり、Ⅰ型は①~③が、Ⅱ型は①~⑤が保障されます。①の抗がん剤治療給付金の額が「基本給付金額」となり、①と③~⑤は同額。②の自由診療抗がん剤治療給付金のみ、基本給付金額の2倍の額が給付されます。

①抗がん剤治療給付金

公的保険制度の対象となる抗がん剤治療を受けたとき、月1回、回数無制限で給付されます。給付額は1万円単位で、2万円~30万円から設定します。

②自由診療抗がん剤治療給付金

自由診療で、先進医療・患者申出療養・欧米で承認されている所定の抗がん剤治療を受けたとき、給付されます(①に該当する場合は除く)。支払限度は月1回、通算24回です。

③がん放射線治療給付金

公的保険制度の給付対象となる放射線治療を受けたとき、60日に1回給付されます。

④がん手術給付金

公的保険制度の給付対象となる手術を受けたとき、回数無制限で給付されます。

⑤がん骨髄移植給付金

公的保険制度の給付対象となるがんによる骨髄移植を受けたとき、回数無制限で給付されます。

【特約】

先進医療・患者申出療養特約

健康保険が適用されない先進医療、及び患者申出療養を受けたとき、技術料の実費と一時金15万円の総額が、通算2,000万円限度で給付されます。この特約のみ、がん以外のケガや疾病も保障対象。

がん診断特約

がんと診断されたとき、再発・転移をしたとき、及び所定の状態に該当したとき、給付金が支払われます。年に1回、回数無制限。給付額は10万円~100万円から設定します。Ⅰ型、Ⅱ型のどちらかを選択。

がん入院特約

日帰り入院から、日数無制限で保障します。(2,000円~2万円から設定)

通院治療特約

入院前90日から退院後2年以内に通院した日数分、無制限で保障します。(1,000円~2万円から設定)

女性がん手術特約

女性特有の乳房手術、子宮摘出術、卵巣摘出術、乳房再建術の4種類の手術を受けたとき、主契約の手術給付金に上乗せして給付されます。

※1 がんの罹患後に、がんと診断確定されていない乳房、子宮または卵巣(がんを治療したことにより、がんが認められない状態となった乳房、子宮または卵巣を含みます。)に対し、がんの発病の可能性を低減することを目的として受ける手術のことをいいます。

がん緩和ケア特約

所定の緩和ケアを受けたとき、月1回、24回を限度に給付されます。

がん保険料払込免除特約

がんと診断されたとき、以降の保険料が免除されます。

商品解説

無解約返戻金型のがん保険です。【主契約:Ⅰ型・Ⅱ型のどちらかを選択】+【オプション:7特約】という構造。主契約をどの程度の保障にするか、選べるというシステムです。主契約には5つの項目があり、Ⅰ型は①~③が、Ⅱ型は①~⑤の全ての保障が適用されます。

抗がん剤は、公的保険制度の対象となるものだけでなく、自由診療の未承認薬まで保障してくれるんですね。しかも、給付金額が2倍。そして「再発予防」の手術や抗がん剤治療まで給付対象になるとは、驚きです。

はい。それがこの保険の優れている点です。再発予防ががん保険では保障されず、トラブルになるケースが増えています。予防のための治療は何年かかかることが予想されますが、それが保障の対象になるのはありがたいですね。

メディフィットがん保険は、受けた治療に対し給付されるタイプの保障

では、具体的な契約例を見ていきましょう。

契約例

保険期間:終身
払込期間:終身
払込頻度:月払
主契約:Ⅰ型(基本給付金額は10万円
先進医療・患者申出療養特約:付加
がん診断特約:Ⅰ型(50万円)


契約年齢:30歳/50歳
 男性:1,564円/3,524円
 女性:1,879円/2,904円

現在のがん3大治療は「抗がん剤」「放射線」「手術」と言われています。3つ全てを保障に入れるならⅡ型ですが、手術と骨髄移植は何回も受けることは少ないので、Ⅰ型を選択することもありでしょう。保険料は、業界最安値クラスに一歩及ばずといったところ。

かけ金をおさえ必要な保障を持つという意味では、合理的な保険

メディフィットがん保険は、受けた治療に対し、給付金が支払われるタイプのがん保険。それに対し、一時金(診断給付金)主体タイプのがん保険もありますが、保険料が割高。治療を受けた月ごとに給付金を受け取れば、結果的に一時金を受けた場合と、総額が同程度になるでしょう。かけ金をおさえ、必要な保障を持つという意味では、合理的な商品です。

ただ医学の進歩により、受ける治療が主契約だけでは該当しないケースも、将来的に発生することも考えられます。心配な人は、がん診断特約をつけておきましょう。Ⅰ型とⅡ型が用意され、必要に応じて選択可能です。

「未承認薬の抗がん剤治療や、再発予防の治療を保障してくれること」「治療ベースの給付という合理的な作り」という優秀な点はわかりましたが、残念な点というのは、どんなところですか?

通院特約が「回数無制限」と言いつつ2年という期限がついていたり、主契約の放射線治療給付が60日に1回の給付だったり、ということでしょうか。放射線治療は通常4~8週間行われることが多いので、30日に1回の保障だったらよかったですね。ただ保険料をおさえるには、仕方ないかとも思われます。

【以下のような点でお困りではありませんか?】

  • 20種類以上もがん保険がある中で、どんなタイプのものを選べばよいのかわからない
  • がん保険を持った方がよいのか、医療保険全体の中でがんの保障を充実させた方がよいのか、自分のケースで教えてほしい
  • 良い保障はほしいけれど、保険料はおさえたい

1つでも該当する方は、無料相談をご利用ください。弊社の保険アドバイザーがお客さまの状況に即した解説をさせていただきます。
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将来のリスク回避のために、用途自由のまとまった額を準備しよう

以上、メディケア生命のメディフィットがん保険について解説してきました。がんの進行程度に応じた合理的な保障を提供する商品で、契約に値する優れたがん保険と言えます。ただ、保障内容が似ている保険で、性別、喫煙の有無によっては、もう少し安く入れる商品もあります。

また、がんの様な大きい疾病リスクに備えるなら、ある程度の保障を確保したら、貯蓄や資産形成にも目を向けましょう。というのはこの先、医療技術の進展により特定の治療に対する保障では、適用対象にならないことも想定されるからです。だからといってがん診断特約の様な一時金の保障額を大きくすれば、保険料が上がり、コストパフォーマンス的に非効率。長い人生、リスクは病気ばかりではありません。貯蓄や資産形成といった準備は、柔軟にあなたの状況に対応してくれるはずです。

確かに大きな病気への備えは、がんだけではないですよね。健康で定年を迎えても、その先の生活のことも心配。でも資産形成と言っても、損する可能性だってあるでしょう。何か安心な情報ってありますか?あと「保障内容が似ていて、安く入れるかもしれない保険」についても教えてほしいです。

今の日本でお金を増やそうとしても、確かにムリがありますよね。ただインデックス型海外終身保険では実質利回りが5%以上で資産形成をしつつ、同時に死亡保障も持つことができる商品があります。
まとまった資金をお持ちでしたら新海外固定金利商品で固定金利5.6%で複利運用できるので、10年で返戻率172%になります。
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まとめ

  • 未承認薬の抗がん剤や再発予防の治療まで保障
  • メディフィットがん保険は、がんの進行程度に応じて受けた治療に対して給付される保障
  • 保険料はかなりおさえられてはいるが、業界最安値クラスではない
  • 将来のリスク対策は「保険」と「柔軟に状況に対応できる貯蓄」の両方で考えるべき

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