メディケア生命 メディフィットEX〈イーエックス〉 薬剤治療保険(無解約返戻金型)

こんにちは、K2 College編集部です。

今回はメディケア生命の薬剤治療保険「メディフィットEX〈イーエックス〉」を解説していきます。

入院や手術をしなくても、薬をもらいに通院することはよくありますよね。メディフィットEXは、そういうときでも保障してくれるんですか?

メディフィットEXは、9大疾病の薬剤治療を受けたときの保障です。ただ、該当する病気で薬を処方されれば必ず保障対象になる、というわけではありません。保障の内容を解説していきますね。あわせて、医療費等の将来的な不安を軽減する手段もご紹介するので、参考にしてください。

  • 動画解説
  • メディケア生命は住友生命の子会社で、医療保険を中心に商品を販売
  • メディフィットEX:日本初となる薬剤治療にフォーカスした保険
  • メディフィットEXの保障する9疾病、実際支払対象になった割合は?
  • 資産形成を取り入れ、バランスの取れたリスク対策を目指そう

動画解説

メディケア生命は住友生命の子会社で、医療保険を中心に商品を販売

会社概要

メディケア生命保険会社は、2009年10月に住友生命と三井生命の共同出資で設立され、翌年4月に営業を開始。当初の出資比率は住友生命が80%、三井生命が20%でしたが、2014年6月には住友生命の完全子会社になりました。現在は、医療保険を中心に商品を展開。「シンプル・わかりやすい・選べる保険」を、企業理念としてかかげています。

設立:2009年10月1日
総資産:3,542億6,400万円(2024年3月末時点)
保有契約件数:186.6万件(2024年3月末時点)

格付情報

R&I:AA(2023年6月時点)

ソルベンシーマージン比率

1,587.7% (2024年3月末時点)

バックに住友生命がついているのなら、経営的には安心ですね。

はい。募集人の雇用や、店舗経営にとらわれなくていい分を、保険料に良い形で反映しているようです。

メディフィットEX:日本初となる薬剤治療にフォーカスした保険

商品名:メディフィットEX〈イーエックス〉
正式名称:薬剤治療保険(無解約返戻金型)(21)
契約年齢:18歳~85歳
保険期間:終身
払込期間:55歳/60歳/65歳/70歳/75歳/80歳/終身
払込頻度:月払/半年払/年払

申込方法:ネット/郵送/対面

※ がん診断特約と特定3疾病保険料払込免除特約のがん関係の保障には、契約後3カ月の待機期間あり。主契約のがんへの保障には、待機期間なし
※ この保険の「がん」は、全て「上皮内がん」の保障を含み、給付額も同額

保障内容

【主契約】

薬剤治療を受けた月に給付金が受け取れます。3疾病を保障する「支払対象薬剤Ⅰ型」か、9疾病を保障する「支払対象薬剤Ⅱ型」のどちらかを選択。

※ この保険の「3疾病」「9疾病」とは以下の疾病を指す
3疾病:がん、心疾患、脳血管疾患
9疾病:がん、心疾患、脳血管疾患、動脈・静脈疾患、腎疾患、肝疾患、膵疾患、糖尿病、脂質異常症

抗がん剤治療給付金

公的保険制度の対象となる抗がん剤治療を受けたとき、回数無制限で給付されます。給付額は1万円~15万円から設定。

自由診療抗がん剤治療給付金

自由診療で、先進医療・患者申出療養・欧米で承認されている所定の抗がん剤治療を受けたとき、給付されます。支払限度は通算24回。

特定薬剤治療給付金

公的保険制度の対象となる薬剤治療を受けたとき、給付されます。支払限度は、60回型か120回型のどちらかを選択。

【特約】

先進医療・患者申出療養特約

健康保険が適用されない先進医療、及び患者申出療養を受けたとき、技術料の実費と一時金15万円の総額が、通算2,000万円限度で給付されます。この保障のみ、9疾病以外も対象となります。

がん診断特約

がんと診断、再発・転移をしたとき、及び所定の状態に該当したとき、給付金が支払われます。年に1回、回数無制限。給付額は10万円~100万円から設定します。Ⅰ型、Ⅱ型のどちらかを選択。

Ⅱ型は、通院や緩和ケアも対象となります。

特定3疾病保険料払込免除特約

特定3疾病で所定の状態に該当したとき、以降の保険料が免除されます。Ⅰ型、Ⅱ型のどちらかを選択。

商品解説

無解約返戻金型の薬剤治療保険です。日本初となる、薬剤治療にフォーカスした保障。主契約のⅠ型は3疾病を、Ⅱ型は9疾病までを保障範囲としています。薬以外の保障として、先進医療・患者申出療養と、がん診断一時金の保障が付加可能です。

9疾病の通院による薬剤治療は高額、しかも併発しやすいことに着目し、メディケア生命はこの保障を考えました。がん以外の8大疾病の薬剤治療で、給付金が出る保険は業界初です。入院・手術をしなくても、予防・重症化のために備えられます。特定薬剤治療給付金に「120回型」を選択して支払対象になった場合、10年間の長期治療にも対応できます。抗がん剤治療は、無制限で給付です。以下は、受け取り例のイメージ図です。

メディフィットEXがお勧めなのは、どんな人ですか?

この薬剤保険は、以下のような人にお勧めです。
◆血管の病気(心疾患・脳血管疾患)に不安を感じる人
◆糖尿病に不安を感じる人
◆がんの保障や先進医療、患者申出療養の保障を持っていない人

メディフィットEXの保障する9疾病、実際支払対象になった割合は?

では、具体的な契約例を見ていきましょう。

契約例

保険期間:終身
払込期間:終身
払込頻度:月払
主契約:支払対象薬剤Ⅱ型(基本給付金額は5万円

特定薬剤治療給付金:60回型
先進医療・患者申出療養特約:付加


契約年齢:30歳/50歳
 男性:1,652円/3,572円
 女性:1,522円/2,815円

上記の契約例の場合、抗がん剤治療で5万円、自由診療抗がん剤治療で10万円、がん以外の薬剤治療で2万5,000円を、ひと月に受け取れます。

薬剤保険メディフィットEXの注意点

メディフィットEXの注意点として、対象の病気で薬が処方されても必ず給付金が受け取れるわけではない、ということがあげられます。支払対象となる主な薬剤名は、以下を参考にしてください。

支払対象になる確率は、疾病により異なります。以下は、メディケア生命が2018年にアンケートを行い、9疾病の治療でどれぐらいの薬剤が支払対象となったかを調査した結果です。

乳がん、頚部頚動脈狭窄症は75%ほど。大腸がん、脳出血、動脈・静脈疾患は全体の1/3前後。脂質異常症にいたっては2.5%です。治療が始まってみないと保障対象になるかわかりません。

ちなみに、同じメディケア生命の「新メディフィットPlus〈プラス〉」は、入院、手術、通院といった治療で、年1回給付金を受け取れます。こちらは8大疾病の保障ですが、明快でわかりやすい。一度比較してもよいでしょう。「メディフィットEXに加入して薬剤治療を受けた」からと言って、必ず保障対象というわけではありません。そこに、注意しましょう。

対象の疾病で薬を処方されたら、必ず給付金が受け取れるわけではないのですね。アンケートの結果を見ると、総合的な確率はざっくり言って半分ぐらいですか。。。

まあ、半々と言ったところでしょうか。メディフィットEXが提供する保障、対象にならない保障をしっかり理解した上で、契約を考えましょう。メディケア生命は下記のように、支払対象の薬剤かどうかを、簡単にチェックできるシステムを導入しているので、参考にしてください。

【以下のような点でお困りではありませんか?】

  • 資料を読んだだけでは、どの保険が自分に適しているのかよくわからない
  • 自分のライフプランにぴったり合った保障を、提示してほしい
  • 良い保障はほしいけれど、保険料はおさえたい
  • しばらく、保険の見直しをしていない

1つでも該当する方は、無料相談をご利用ください。弊社の保険アドバイザーがお客さまの状況に即した解説をさせていただきます。
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資産形成を取り入れ、バランスの取れたリスク対策を目指そう

以上、メディケア生命のメディフィットEXについて解説してきました。がんを除く8疾病の薬剤に対応する保障は、国内初。先進医療・患者申出療養、がん診断給付は他社より良い内容になっています。がんの保障を持っていない人、糖尿病、心臓・脳血管の病気が心配な人は「新メディフィットPlus〈プラス〉」と比較した上で、検討してもよいでしょう。

ただ、将来のリスク対策を全て保険でカバーするのは非効率です。保険は販売時のニーズに合わせて設計されているため、医療の進歩や変化に対応しにくく、いざというときに十分な役割を果たせない可能性があります。医療費等の将来的な不安を軽減したいのであれば、貯蓄や投資に目を向けていきましょう。資産を増やしておけば、治療法の変化にも、介護や生活費の補填にも対応できます。また経済的な備えがあれば、予期せぬリスクにも安心感を持って対処できるでしょう。保険をある程度準備したら、貯蓄商品や資産形成に目を向け、バランスの取れたリスク対策を目指しましょう。

確かに「あれも心配、これも不安」と保険に入っていたら、キリがないですよね。それより、自分の資産を何らかの形で増やしておく方が賢明かも。ただ、投資とかって全く経験がないので、詳細を教えていただけませんか?今は金利に期待できないので、何かいい情報があれば知りたいです。

はい。海外には、日本では見られない利回りの商品があります。積立総額に対し最低140%を約束してくれる個人年金、高い固定金利を保障してくれる商品等。用途は保険のように限定されないので、さまざまなリスクへの対応が可能です。興味ある方は、下記を参考にしてください。

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まとめ

  • メディフィットEX〈イーエックス〉は、日本初の薬剤治療にフォーカスした保険
  • 実際支払対象となった薬剤は、アンケート結果によるとほぼ半分
  • 保険の内容はいいが、必ず保障対象になるわけではないことに、注意
  • 保険をある程度準備したら、貯蓄や資産形成でバランスの取れたリスク対策を目指そう

著者プロフィール

K2編集部
投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。

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