ソニー生命「特殊養老保険」(無配当)福利厚生プラン

こんにちは、K2 Collegeの野村です。
今回は、 ソニー生命の「特殊養老保険」ついてご紹介します。
今回は、法人名義で加入する「福利厚生プラン」として解説していこうと思います。

ソニー生命の特殊養老保険ってプルデンシャル生命の「リタイアメントインカム」と似てますよね?

ほぼ同じですねw円建てかドル建てか、返戻率が多少違う程度でしょうかね〜。

  • ソニー生命「特殊養老保険」動画解説
  • ソニー生命「特殊養老保険」とは?
  • 福利厚生プランとして役員従業員の退職金として

ソニー生命「特殊養老保険」動画解説

ソニー生命「特殊養老保険」とは?

ソニー生命「特殊養老保険」は、保険期間の後半から当初の保険金額の2倍まで上昇します。
その為、通常の養老保険よりも返戻率が高いのが特徴です。

基本内容としては以下となります。

  • 保険期間・・・定期(保険期間と払込期間を同じにする必要があります)
  • 契約年齢・・・0〜78歳(契約年齢により保険期間は変わります)
  • 保険金額・・・50万円〜4億9,995万円

また、こちらは喫煙非喫煙のリスク区分はございません。
実際にどのような仕組みでしょうか?

この場合、35歳男性で毎月の保険料は35,205円となり、60歳まででお支払いする合計保険料10,561,500円となり、満期保険金として1,000万円受け取れます。返戻率は94.6%です。
一方、同じご年齢で女性の場合ですと、10,531,500円の合計保険料に対して1,000万円の満期保険金ですので、返戻率は94.9%となります。

いずれも元本割れとなりますので、個人契約で加入するにはおすすめ出来ない保険です。

以前はもっと返戻率良かったと思いましたが、25年積立して元本割れって・・・。

私が保険屋さんデビューした2006年はこれでも多少はマシだったんですが、今は史上最低の金利ですからね。

福利厚生プランとして役員従業員の退職金として

以前にご紹介しましたアクサ生命「ユニットリンク」(福利厚生プラン)もそうですが、こちらソニー生命「特殊養老保険」に関してもハーフタックスプランが活用できます。

契約形態としては、

  • 契約者=法人
  • 被保険者=役員および従業員(原則全員加入)
  • 満期保険受取人=法人
  • 死亡保険金受取人=被保険者の家族

こちらであれば、保険料の2分の1が損金として計上することができます。
加入目的としては、役員および従業員の退職金準備としてです。

仮に、上記の35歳男性を被保険者として考えますと・・・

<契約例> *法人実効税率を30%で計算すると

35歳男性
月払い保険料・・・35,205円
保険期間・・・60歳
合計保険料・・・10,561,500円(実質保険料 8,977,275円)
満期保険金・・・1000万円

この場合、実質返戻率は111.4%となります。こちらのプランは変額保険ではないので、満期時の金額が固定されており、インフレに弱いといえます。
これで考えると、同じ福利厚生プランとしてアクサ生命のユニットリンクとどちらがいいかと言われたら、私なら運用のリターンも期待できるユニットリンクを選択します。

私もどちらかのプランを選択しなければいけないと考えると、アクサ生命のユニットリンクにします!

運用のリスクをそこまで気にしないのであればそうなりますよね。しかし、ソニーのこちらだと25年投資しても実質年利0.4%って寂しすぎますねw

まとめ

  • ソニー生命の特殊養老保険は25年経っても元本割れのため個人での加入はやめよう!
  • ただし、福利厚生プランとして加入するなら多少マシな程度
  • 福利厚生プランとして考えるのであれば、アクサ生命のユニットリンクの方がまだ良い!

今回はソニー生命の「特殊養老保険」についてでしたが、いかがでしたか?
加入するとしたら、法人名義の福利厚生プランでしょうけど海外に目を向けると海外終身保険など死亡保障と長期で貯蓄できるプランもございます。
ざっくり15年で元本に対して140%前後、20年で元本に対して200%前後(ご年齢と性別によって変わってきます)となりますので、ご興味ある方は下記ダウンロードしてみてください。

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著者プロフィール

野村元輝
野村元輝
<経歴>
大学卒業後、大手宝飾品専門店に3年2ヶ月勤務。
生命保険業界の杜撰さに唖然として、世直ししたい一心で2006年6月から生命保険の代理店で生命保険の営業マンとして11年半勤務。

その傍らで、より顧客ニーズに立ったアドバイスがしたいと思い、2011年10月より個人事業として海外投資のアドバイスを開始。

弊社代表の河合と共通の知人経由で知り合い、その後弊社保険アドバイザー(K2 Assurance)として2017年12月より参画。

現在では、主に弊社パートナー(K2 Partners)向けに勉強会やセミナー講師、オンライン面談などを日々こなしています。
多くのパートナーが海外投資・海外保険のスペシャリストになるように日々サポートしております。

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