米ドル強すぎ

こんにちは。K2 College大崎です。

相変わらずドルが強いですね。

  • 資金は米ドルに集中し、米ドル独歩高となっている
  • 利上げ停止までは、ドル高・株式下落基調は続く

米ドル強すぎ

相変わらずドルが強いですね。

ドルインデックスは、複数の主要通貨に対する米ドルの為替レートを指数化したものですが、米ドルが他通貨より価値があると、インデックスは上昇します。

その数値が2002年以来の高水準を更新しております。

1985年に過度なドル高を是正するため、先進国5カ国(日・米・英・独・仏)で 協調行動で合意した「プラザ合意」の水準には及びませんが、近いうちに2002年の水準は超えるのではないでしょうか。

26日の外国為替市場では、ポンドはドルに対して37年ぶりの安値を更新しました。

英政府は、先週、大規模な減税を発表しましたが、市場は否定的だったにも関わらず、クワーテング財務相は追加減税を実施すると表明し、ポンドは再び売られることになりました。

一時は1ポンド=1.03ドル台と1972年に変動相場制に移行した後の最安値を記録しましたが、1ドルを下回る可能性もありますでしょうか。

また、ドル・円相場においても米10年債利回りが大きく上昇し、ドル・円は1ドル144.45円と介入前の水準まで戻しております。

資金は米ドルに集中し、独歩高となっておりますね。

ドルが強すぎです。

ドル高はインフレ高進が続く米国において都合が良い

インフレ高進が続く米国において、ドル高は物価上昇圧力を緩和してくれるため、現在の米国内においては歓迎すべき状態となっております。

その一方で輸出企業にとっては価格競争力を削ぐことになりますし、いつまでも物価上昇圧力を緩和してくれるからとドル高を容認しているかはわかりません。

しかしながら、当面は、FRB(連邦準備理事会)による利上げは続きますし、少なくとも利上げが停止されるまでは、ドル高基調が続くのではないでしょうか。

少なくとも11月に中間選挙を控えるバイデン政権は、インフレ抑制を最優先課題として取り組んでいくと思われます。

利上げが停止されるまでは、株価下落基調は続く

米10年債利回りが大きく上昇したことで、米主要株式指数は揃って続落し、NYダウ 工業株30種も年初来で20%の下落と弱気相場入りしました。

利上げは株価下落に影響がありますから、ドル高基調と同様に、少なくとも利上げが停止されるまでは、株価下落基調が続くのではないかと考えられます。

もちろん企業業績も大きな要因の1つですが、今は金融引き締め相場ですから、いずれにせよ企業業績は減速→悪化していくでしょう。

モルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏は、最近のドル高は株式などのリスク資産を「耐えがたい状況」に追い込んでおり、このように強いドルは過去において、金融あるいは経済の危機につながったと指摘しております。

2000年のITバブル崩壊ハや、2008年の世界金融危機、2012年のソブリン債危機に言及し、「そのようなイベントを予測するのは難しいが、それが起こる環境は整っている」とリポートで説明したそうです。

まとめ

  • 利上げ停止までは、ドル高・株式下落基調は続く
  • 金融危機が起こる環境が整っている中、われわれも備えておきましょう。

金融危機が起こる環境が整っている中、われわれも備えておきましょう。
投資家それぞれの環境で取る対策は異なりますので、こちらからご連絡ください。

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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