米国金利の上昇に伴い日本の外貨建一時払商品の利率が上がってきた!

こんにちは、K2 Collage 松本です。

今回は日本の外貨建一時払商品の利率についてお伝えします。2022年に入り利上げが続いていますが、それに伴い利率が高くなってきました。

保険担当者からも米ドル建一時払保険を勧められています。

1年前は利率が低すぎて話になりませんでしたが、直近ではかなり上がっているので選択肢のひとつになってきました。

  • 米国金利の推移
  • 国内外貨建一時払商品のパフォーマンス
  • 海外固定金利商品のパフォーマンス
  • ご自身の契約を確認しましょう!

米国金利の推移

この話はニュースでもよく話題になっているので、皆さんご存知だと思いますが、2022年に入り各国利上げをしております(下記画像参照)。

特に米国は3.0%も利上げをしており、現在(2022年9月28日時点)の政策金利は3.25%になっています。それに伴い米国債へ投資している金融商品の利率も高くなってるのが現状です。

国内の外貨建一時払商品のパフォーマンス

日本国内で販売されている米ドル建一時払保険商品(個人年金、終身保険など)の積立利率が現在(2022年9月時点)で4%を超えるものがあります。1年前は1%以下だったので4倍以上になっています。

例えば明治安田生命の「米ドル建一時払養老保険」予定利率が4.4%(2022年9月16日〜30日まで)です。10年間預けると米ドルベースで返戻率は146.5%になります。

他にもメットライフ生命の「サニーガーデンEX」積立利率が4.13%(2022年9月16日〜30日まで)。

第一フロンティア生命の「プレミアムカレンシープラス2」は4.22%。10年以下の運用期間は以下の積立利率になっています。

このように各社利率が高くなっています。

海外固定金利商品のパフォーマンス

海外で安定運用をする時に利用するのが「海外固定金利商品」です。こちらの運用期間に応じた金利(2022年9月時点)は、

3年:2.5%
5年:3.0%
7年:3.5%
10年:4.0%

となっています。

先程の明治安田生命やメットライフ生命、第一フロンティア生命の積立利率より低いじゃないか。と思われますが、積立利率は手数料を含めた利率になっているので実質利回りとは違います。この手数料が含まれているので、積立利率は高い数字だけど、実質利回りはそれより低い数字になるという見せ方のテクニックですね。

ちにみにUSD 100,000を海外固定金利商品で、それぞれの運用期間に預けた時の解約返戻金と返戻率がコチラです。

3年:USD 107,427(返戻率:107.4%)
5年:USD 115,474(返戻率:115.4%)
7年:USD 126,562(返戻率:126.5%)
10年:USD 146,994(返戻率:146.9%

一応、明治安田生命よりも返戻率は少しだけ高いです。しかし、預ける金額が少ないと海外固定金利商品の方が返戻率が下がってしまいます。10万米ドルより少ない金額を預ける場合には日本の保険商品も十分選択肢になっています。

日本の保険商品でも良いものがあるのですね!

現状(2022年9月)は良いと思います。一応「海外固定金利商品」も10月から金利が上がりまして、3年が3.0%5年が3.25%になります。

ご自身の契約を確認しましょう!

これだけ米ドル建商品の金利が高くなっているので、流石に円建商品をそのまま継続するのはアホらしくなると思います。現在では円建一時払保険商品(個人年金、終身保険、養老保険など)は販売停止になっているところが多いですが、過去に契約してそのままにしている方も結構おられると思います。

特に退職金をそのまま預けて寝かしている方などは、この機会に契約内容の確認をしましょう。

契約内容を確認したいのですが、どこを見たらよいのかわかりません。

利率の確認の仕方やどのように見直したらよいか分からない。または相談したい方は、下記の直接相談(無料)からお問い合わせください。
※直接相談(無料)

まとめ

  • 米ドル金利が上がっている
  • 米ドルの価値(為替)も上がっている
  • 円建商品を見直そう

著者プロフィール

松本崇裕
松本崇裕
大学卒業後、東証1部上場の設備会社で現場監督として勤務。

外資系生命保険会社からスカウトされ、2013年1月から生命保険のライフプランナーとして6年3ヶ月勤務。

また同時期に個人で海外投資も始めましたが、海外投資の情報は少なく信頼できるか判断も難しいので、WEBや知人から沢山の情報を集めていました。 その1つの情報源としてK2のメルマガを購読しながら知識を深めていきました。

そして国内外の保険や投資についてメリット、デメリットを正直に伝えた上でアドバイスをする活動方針に共感し、弊社保険アドバイザーとして2019年4月よりK2 Holdingsに参画しました。

クライアントのマネーリテラシーの底上げをしつつ、日々顧客利益の為に活動しております。

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