金融庁が、銀行窓口での外貨建保険販売に対する監視を強化している!?

こんにちは、K2 College 松本です。

今回は、銀行窓口での外貨建保険販売についてお伝えします。

銀行に行くと、いつも外貨建保険を勧められるんですよね。

保険を販売することによって銀行が得られる手数料が大きいので、銀行も積極的に販売したいからですね。裏事情も含めてお話していきます。

  • 動画解説
  • 銀行窓販の保険販売額は7割増加!
  • 銀行員は外貨建保険を販売すると業績評価が高い
  • 無理な販売で苦情が殺到している

動画解説

銀行窓販の保険販売額は7割増加!

銀行も民間の会社ですから、利益を求めないといけませんが、この低金利の時代では貸付で得られる利益はしれています。そこで投資信託や生命保険など様々な金融商品を窓口で販売することでも手数料を得ています。その中でも外貨建生命保険は販売手数料が多く、銀行の売上に占める割合も大きいです。

金融庁によると、保険料を一括で支払う一時払い型の外貨建て保険の販売額は、大手銀行と地方銀行の合計で2022年度上半期に計約1兆2千億円となり、21年度下半期から約7割増えたようです。

外貨建保険は保険料を米ドルなどで運用し、保険金を外貨で支払います。米欧の金利上昇で運用が有利になり、販売が増えたのが要因でしょう。

確かに金利は高くて魅力的に感じました!ただ外貨ってリスクが高そうで契約はしませんでした。

実際に金利は高くなっているので、悪くない商品もあります。
また為替変動のリスクはありますが、それはプラスに働く場合もあります。

銀行員は外貨建保険を販売すると業績評価が高い

先程もお伝えしましたが、生命保険は販売手数料が大きいので、銀行としても販売して利益を作りたいのが本音でしょう。その中でも外貨建保険は円建保険に比べてもさらに手数料が高いです。そして銀行員には外貨建保険の販売を促す業績評価体系があります。外貨建保険の販売実績を円建保険の4倍高く評価していた銀行もあったそうです。そりゃ銀行員としては、外貨建保険を是が非でも販売したいですよね。

それだけの違いがあるなら、私が銀行員だったとしても外貨を勧めるでしょうね。

同感です。なので、結局は顧客の考えに沿っていないものを提案しているケースがあると思います。

無理な販売で苦情が殺到している

結局は販売側(銀行)の都合で、外貨建保険を無理に勧めたり、外貨建保険と他の金融商品との違いを説明しなかったり、顧客の意に沿わない販売をしていたようです。これは銀行窓販が本格化した2007年以降、年々増加しており、流石に金融庁も黙っていられなくなったのでしょう。

そうだったんですね。。。
でも金利が高いなら外貨建商品でも良いかと思っています。

少なくとも日本円しか持っていないというのが一番リスクが高いので、外貨は保有しておきましょう。さらに言えば、外貨建保険なら日本ではなく海外の方がより高い金利が付与されるものがあります。気になる方は下記のリンクからお問い合わせください。
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著者プロフィール

松本崇裕
松本崇裕
大学卒業後、東証1部上場の設備会社で現場監督として勤務。

外資系生命保険会社からスカウトされ、2013年1月から生命保険のライフプランコンサルタントとして6年3ヶ月勤務。

また同時期に個人で海外投資も始めましたが、海外投資の情報は少なく信頼できるか判断も難しいので、WEBや知人から沢山の情報を集めていました。 その1つの情報源としてK2のメルマガを購読しながら知識を深めていきました。

そして国内外の保険や投資についてメリット、デメリットを正直に伝えた上でアドバイスをする活動方針に共感し、弊社保険アドバイザーとして2019年4月よりK2 Holdingsに参画しました。

クライアントのマネーリテラシーの底上げをしつつ、日々顧客利益の為に活動しております。

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