こんにちは、K2 Collegeの稲垣です。
今回はギリシャで生活をする場合のコストと、不動産価格について東京と比較して考えてみましょう。ギリシャは他の国よりもリーズナブルに生活できるのでしょうか。
何となくギリシャは他のヨーロッパ諸国よりも、物価が安いと言われていますが、実際どうなのでしょう。
確かに、以前はギリシャの生活費が他のヨーロッパ諸国に比べて安いとされていました。しかし最近の物価上昇と円安の影響で、外食費や光熱費が高騰しています。できるだけ新しいデータで、ギリシャの現在の情報をお届けします。
- ギリシャの食費と外食費
- ギリシャの光熱費と交通費
- ギリシャの不動産価格と賃貸料
ギリシャの食費と外食費
ギリシャでは以前、一家族3人が賃貸料を除いて月約500ユーロで生活できたと言われていましたが、現在はそれほど簡単ではありません。生活スタイルによってコストは異なりますが、上記は一般的な物価の目安です。
外食は一般的に高額ですが、食材自体は東京の半額以下で手に入ります。
ギリシャの物価は予想以上に高いようですね。ワインなどはギリシャのほうが安いと思っていましたが。
最近の円安が影響しています。中級のワインが8ユーロで手に入ることは安いと言えるでしょう。資産を外貨に分散する必要性はここでも感じられますね
ギリシャの光熱費と交通費
ギリシャの光熱費は他のヨーロッパ同様、高額です。ギリシャでは太陽電池の設置を奨励するための補助金プログラムが導入したりと対策をしていますが、効果が出るのはまだ先になりそうです。
日本の光熱費も近年値上がりが続いていますが、ギリシャの光熱費はもっと高いですね。
ギリシャはエネルギーの輸入に依存しており、エネルギーに関連する税金も高額です。競争が制限されていることも、高額な光熱費の一因と考えられます。
ギリシャの不動産価格と賃貸料
では、不動産についても見てみましょう。ギリシャの不動産は比較的手ごろな価格で入手できます。居住用途以外にも、海外への資産分散として購入することで将来の価値上昇を期待できます。
不動産の平米当たりの平均購入価格は以下の通りです。
アテネ中心地のアパートメント:2,734.59ユーロ/㎡
東京中心地のアパートメント: 6,399.45ユーロ/㎡
※情報源:Numbeo
アテネでは、2022年第3四半期の年間住宅価格上昇率は13.02%(インフレ率を考慮した実質で1.21%)となり、2022年第4四半期は4%(実質3.78%)の上昇を続けています。
※情報源: Global Property Guide
次に不動産賃貸料を見ていきましょう。
1ベッドルーム:511.64ユーロ/月(アテネ中心地)
1ベッドルーム:870.01ユーロ/月(東京中心地)
3ベッドルーム:912.94ユーロ/月(アテネ中心地)
3ベッドルーム:2,068.23ユーロ/月(東京中心地)
※情報源NUMBEO
ギリシャの不動産は購入も賃貸も手ごろですね。
東京の高価格と比較すると、アテネ市中心部の不動産価格が日本の約半分であることは驚くべきことです。他の物価と比べても、ギリシャの不動産は、まだ比較的に割安と言えるでしょう。
まとめ
- ギリシャでは食材はリーズナブルだが、外食や光熱費は日本よりも高い。
- 相対的にギリシャの不動産価格は安く、将来の価格上昇が期待できる。
今回は、海外移住の入門編としてギリシャの物価、光熱費、不動産価格ついてお届けしました。
海外移住については、個々の目的や条件に応じておすすめできる国が異なります。アドバイスを希望される方は、下記の直接相談(無料)よりお問い合わせください。
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著者プロフィール
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大学卒業後、約20年間海外にて勤務。
主に海外不動産の業務に携わりました。また、海外での立ち上げ業務を3度経験しています。
帰国後は海外移住関連の企業で経験を積みました。
海外で経験したお金や、海外不動産、海外移住についての情報を皆様にお届けします。
宅地建物取引士
ファイナンシャルプランナー2級
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