海外移住入門4 – ギリシャゴールデンビザ②  入国なしで申請可能、維持も簡単

こんにちは、K2 Collegeの稲垣です。

今回はギリシャのゴールデンビザの大きなメリットでもある滞在条件と、オンラインでの不動産購入についてお伝えします。

ギリシャの申請条件がシンプルなことは理解しました。しかし、仕事があるのでギリシャへ行く時間がなかなか取れません。

ギリシャのゴールデンビザはギリシャへ行く時間を取りにくい方にとって、理想的な投資環境が揃っています。永住権を取得後も現地での滞在条件がなく、オンライン内見を利用すれば、入国せずに申請も可能です

  • 維持のしやすいビザ:ギリシャ渡航の頻度
  • 2023年8月1日から施行された新しい不動産投資ルール
  • オンライン内見で、日本にいながら契約可能

維持のしやすいビザ:ギリシャ渡航の頻度

ギリシャのゴールデンビザ申請には、通常、不動産見学を兼ねた現地視察、認可後の移民局での生体認証と2度の渡航が必要です。しかし、次に説明するオンライン内見を選択すると、認可後に1度だけの渡航でゴールデンビザ(ギリシャの場合はゴールデンビザ=永住権)の取得が可能です。

ゴールデンビザ取得後は、ビザ更新手続きのために5年に一度入国するだけで、ビザの維持が可能です。しかもギリシャのビザ更新費用は、他国に比べてリーズナブルです。

申請時も一度だけの入国、その後も5年1回の渡航で永住権を維持できるなら、忙しい私でもチャレンジできそうですね。

そうですね。国によってはビザ維持のために半年に1度は入国、年間で××日以上滞在、5年間のうち××年滞在などの条件があります。ビザを維持するための、時間と渡航費用を考えるとギリシャは魅力的です。

2023年8月1日から施行された新しい不動産投資ルール

不動産のオンライン内見の紹介をする前に、2023年8月1日から施行された新しい不動産投資ルールをお伝えします。

不動産最低投資額が25万ユーロには変更はありませんが、一部の人気エリアでは最低投資額が50万ユーロに引き上げられました。アテネの28自治体、ギリシャ第二の都市テッサロニキの6自治体、サントリーニ島、ミコノス島が該当エリアです。

以前は世界遺産アクロポリスから徒歩圏内の不動産でも25万ユーロで購入できたましたが、これにより駆け込み需要が増えました。上のグラフは、ゴールデンビザ申請者の推移を示しています。

しかし、競合国のポルトガルが不動産投資によるゴールデンビザの取り扱いを中止したため、ギリシャのゴールデンビザの人気は依然高まりそうです。

投資条件がいきなり倍になったのですね。

今年はイギリスとアイルランドのゴールデンビザが突然中止されました。ゴールデンビザの申請条件は、年々厳しくなっており、興味がある方には早めの行動をおすすめします。

オンライン内見で、日本にいながら契約可能

コロナ禍の影響で、近年現地に行かずにオンラインで不動産案内を行う国が増えています。現地の業者と日本とをオンラインで繋ぎ、現地の担当者が現場から不動産や周りの環境を中継してくれます。

不動産は大きな買い物なので、現地視察は理想的ですが、時間が制約されている方や自身では住む予定のない方には、オンライン内見が便利な方法です。最初から賃貸用の不動産を探している場合でも、交通の便や周辺環境を詳しく確認できるため、オンライン内見は一つの有益な選択肢と言えます。

不動産の売買契約に関しても、現地の弁護士と委任契約を結べば、本人が現地に出向かなくても不動産売買契約が可能です。

オンライン内見だけで不動産を購入することができるのですね。

中華系の人々の間では、以前からオンライン内見だけで不動産を購入する人が多くいました。トレンドは今後も続くでしょう。

まとめ

  • ギリシャのゴールデンビザは、競合他国と比べて維持が容易なビザです
  • 各国のゴールデンビザ申請条件は、年々厳しさを増しています
  • 現地に行かずに不動産を購入できる国が増えています

今回は、海外移住の入門編としてギリシャのゴールデンビザのメリット、新しいルール、オンライン内見についてお届けしました。

海外移住については、個々の目的や条件に応じておすすめできる国が異なります。アドバイスを希望される方は、下記の直接相談(無料)よりお問い合わせください。

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著者プロフィール

稲垣明美
稲垣明美
大学卒業後、約20年間海外にて勤務。
主に海外不動産の業務に携わりました。また、海外での立ち上げ業務を3度経験しています。
帰国後は海外移住関連の企業で経験を積みました。
海外で経験したお金や、海外不動産、海外移住についての情報を皆様にお届けします。
宅地建物取引士
ファイナンシャルプランナー2級

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