新NISAと税務署審査

こんにちは。K2 College編集部の鈴木翔馬です。

新NISA口座を開設するためには、税務署審査をクリアする必要があるのですが、詳細について知らない人も多いのではないでしょうか。本記事では、新NISA口座開設のための税務署審査の重要ポイント解説します。新NISA口座開設を検討している人は、ぜひ目を通してください。

新しい制度が始まると覚えなければならないことも増えて大変ですね。

そうですね。有益な情報を提供するためにも、私たちも最新情報へのキャッチアップは引き続き行っていきます。

新NISAの税務署審査について
新NISAと税務署審査に関する注意点
税務署審査は新NISA口座開設に欠かせない手続き

新NISAと税務署審査について

税務署審査の概要と目的

新NISA口座を開設する際、税務署の審査を受ける必要があります。なぜなら、同一人物が複数のNISA口座を持たないようにするためです。NISA制度では、一人一口座のルールがあるため、これを確認するために審査を実施します。

税務署審査の必要書類

新NISAの税務署審査に必要な書類は以下のとおりです。

非課税口座開設届出書	投資者が非課税口座を開設するための基本情報を提供するもの
非課税適用確認書の交付申請書	非課税の適用を受けるために必要な書類で、投資者が税務上の非課税資格を持っていることを証明するもの

これらの書類は、NISA口座を開設したい金融機関から取り寄せることができます。また金融機関によっては、追加の書類が必要になることがあるため、事前に所定の金融機関に確認しましょう。

税務署審査のプロセス

税務署審査を受ける際は、まず必要書類を集めて、銀行や証券会社に提出します。銀行や証券会社は受け取った書類を税務署へ送り、税務署はその書類をチェックします。その内容により、申請者が新NISA口座を持っても問題ないか判断するという流れです。

審査にかかる日数

NISA口座の税務署審査には、だいたい1～2週間ほどかかることが多いです。例えば、SBI証券でのNISA口座開設の場合、税務署の審査に加えて、実際の口座開設まで約3～4週間かかることもあります。特に年末など時間が限られている時期には、余裕をもって申請することが大切です。

審査に落ちる原因にはどのようなものがありますか？

おもに他社ですでにNISA口座を保有している場合ですね。このケースでは、新たに開設したNISA口座は一般口座へと変更されます。

新NISAと税務署審査に関する注意点

書類の不備や記載内容の誤りを防ぐ

提出書類は不足なく揃えて、必要な情報をすべて正確に書かないといけません。ミスがあると審査が遅れたり、最悪の場合、新NISA口座の開設ができなくなることがあります。

銀行や証券会社と連絡を取れるようにする

審査中は、銀行や証券会社から追加の書類や情報を求められることがあります。要求にすぐ応じられない場合、審査期間が延びてしまう可能性があるため、すぐ対応できるようにしておきましょう。

手続きのミスは厄介ですね。

確認を怠るとかえって面倒なことになるため、少しでも不安なことがあれば銀行や証券会社に逐一確認をとりましょう。

税務署審査は新NISA口座開設に欠かせない手続き

新NISAの税務署審査は、一人一口座のルールを守らせるための手続きです。審査は約1〜2週間かかり、情報を正しく記入した「非課税口座開設届出書」や「非課税適用確認書の交付申請書」などの書類が必要です。誤った情報や不足している情報があると口座開設が遅れたり、開設自体できなくなることもあるため、入念に準備しておきましょう。

新NISA口座で資産運用できれば将来安泰ですか？

いえ、将来年金を貰えない前提で考えると厳しいです。例えば年間支出が300万円の場合、約17年分にしかならないため、今後の寿命の延びも加味すると足りなくなるかもしれません。

まとめ

税務署審査の目的は同一人物が複数のNISA口座を持たないようにするため
審査は期間に余裕を持って申請する
書類の不備や記載内容の誤りがあると手続きに大きなマイナス影響を及ぼすことがある

とはいえ、より多くの資産を運用する方法がわかならい人もいると思います。お困りの際は無料相談にてお話を伺いますので、ご希望の方はこちらからご連絡ください。

著者プロフィール

鈴木翔馬: フリーランスの金融ライターとして活動中。
記事執筆本数は累計1,000本以上で、様々な金融系メディアにて記事執筆および監修経験あり。
保有資格は「宅地建物取引士」「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」

新NISAと税務署審査