仮想通貨はどんな周期で上がったり下がったりしてるの?

こんにちは、K2 College編集部です。

仮想通貨の価格は、さまざまな要因によって変動し、その変動には一定の周期やパターンが見られることがあります。以下では、仮想通貨市場における価格変動の主要な周期やパターンについて詳しく説明します。

かなり価格の上下が激しい印象ですが、どうやってその価格が決まっているんでしょうか?

仮想通貨の種類にもよりますが、通常の通過同様、マクロ経済、規制当局の動きなどがまず考えられます。

1. マクロ経済の影響

1.1 経済イベントと政策

仮想通貨の価格は、世界経済の状況や各国の金融政策に大きく影響されます。例えば、アメリカ連邦準備制度(FRB)の金利政策やインフレ率の発表などは、仮想通貨市場に直接的な影響を与えることがあります。金利が上昇すると、安全資産への移行が進み、リスク資産である仮想通貨の価格が下落することがあります。

1.2 景気サイクル

景気の拡大期や後退期も仮想通貨の価格に影響を与えます。景気拡大期には投資家のリスク許容度が高まり、仮想通貨の価格が上昇しやすくなります。一方、景気後退期にはリスク回避の動きが強まり、仮想通貨の価格が下落することがあります。

この辺りは普通の通貨と同じですね。

はい、そうですね。リスク資産に資金が回るかどうかですね。

2. 内部要因と市場サイクル

2.1 半減期(Halving)

特にビットコインなどの仮想通貨では、ブロック報酬の半減期が価格変動に大きな影響を与えます。ビットコインの半減期は約4年ごとに発生し、マイナーに対する報酬が半減するため、供給量が減少します。この供給減少が価格上昇の一因となり、半減期前後に価格が上昇する傾向があります 。

2.2 マーケットサイクル

仮想通貨市場には特有のマーケットサイクルが存在します。このサイクルは、価格の急上昇(バブル期)と急落(バースト期)を繰り返します。例えば、2017年のビットコインの急騰とその後の急落は典型的なバブルとバーストの例です。市場参加者の心理やメディアの報道、規制の動きなどがこのサイクルに影響を与えます 。

半減期、というのは初めて聞きました。

通貨ごとにその特徴や価格に影響を与えるルールを知っておく必要があります。

3. 技術的要因

3.1 技術的分析とトレンド

仮想通貨のトレーダーは、価格チャートや取引量などの技術的指標を使用して市場の動向を予測します。テクニカル分析の手法としては、移動平均線、ボリンジャーバンド、RSI(相対力指数)などがあり、これらを用いて価格の上昇や下落のサインを見極めます 。

3.2 ネットワークのアップグレードとフォーク

仮想通貨のネットワークのアップグレードやフォーク(ハードフォークとソフトフォーク)も価格に影響を与える要因です。新しい機能や改良が導入されると、その仮想通貨の需要が高まり、価格が上昇することがあります。逆に、フォークにより分裂が発生すると、不確実性が増し、価格が下落することもあります 。

技術分析、、難しそうですね。

新しい技術なので、知識は必要ですが、まずは少し投資してみて調べていくのがいいですね。

4. 投資家の行動

4.1 投資家の心理

市場の投資家心理も仮想通貨の価格に大きく影響します。FOMO(Fear of Missing Out:取り残される恐れ)やFUD(Fear, Uncertainty, Doubt:恐れ、不確実性、疑念)といった心理が価格変動を引き起こします。特に、急激な価格上昇時にはFOMOが働き、さらなる買いが進み、逆に急落時にはFUDが広がり、売りが進む傾向があります 。

4.2 鯨(Whales)の動向

市場に大きな影響を与える大量保有者(鯨:Whales)の動きも重要です。鯨が大量に売買を行うと、価格に大きな変動が生じます。鯨の動向を監視することは、価格予測の一助となります。

噂や有名人の発言などでも上下するのでは保有しておくのも不安ですね。

長期で上がると思って保有しつづけるか、乱高下しても問題ない範囲の投資にしておく必要がありますね。

5. 規制と法的環境

5.1 各国の規制

各国政府の規制も仮想通貨市場に大きな影響を与えます。例えば、中国の仮想通貨取引所に対する規制強化やアメリカのSECによる規制動向は、市場の価格に直接的な影響を与えることがあります。規制が強化されると市場が萎縮し、価格が下落する傾向があります 。

5.2 新しい法令や政策

新しい法令や政策の導入も価格に影響を与えます。例えば、特定の国で仮想通貨の合法化が進むと、その国での需要が高まり、価格上昇が見られることがあります。

規制強化される国もあるんですね。

アメリカでのビットコインETFなど、派生金融商品が認可されている一方、取引が規制強化されているケースもあります。

まとめ

  • マクロ経済、規制当局の動きでも価格に影響
  • その他、仮想通貨ごとのルールやコミュニティでの動きによっても左右される

仮想通貨の価格は、多くの要因によって影響を受け、その変動には周期やパターンが存在します。マクロ経済の動向、半減期、技術的分析、投資家心理、規制環境などが複雑に絡み合い、価格の上昇と下落が繰り返されます。これらの要因を理解し、適切に分析することで、仮想通貨市場の動向を予測しやすくなるでしょう。

著者プロフィール

K2編集部
K2編集部
投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。

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