こんにちは、K2 College編集部です。
今回は、三井住友DSアセットマネジメントが運用する「次世代AI株式戦略(内外AI株)」について解説します。
今回は日本だけでなく、世界のAI関連企業を対象としたアクティブファンドですね。どのような特徴があるのか詳しく教えてください。
世界各国のAI関連企業から、プロが勝ち組を厳選して投資するアクティブファンドです。インデックスという平均点を超え、期待値を超えるハイレベルな成果を追求する仕組みになっています。
具体的な運用方針や、どのような銘柄が組み入れられているのかを分かりやすく解説しますので、一緒に学んでいきましょう。
- 次世代AI株式戦略ファンドとは?
- 次世代AI株式戦略ファンドの投資先と組み入れ銘柄
- 次世代AI株式戦略ファンドの騰落率と設定来の運用パフォーマンス
- 同種の他グローバルAIファンドやインデックス投資と比較
動画解説
次世代AI株式戦略ファンドとは?



次世代AI株式戦略ファンドとは、日本を含む世界各国の取引所に上場している「次世代AI関連企業」へ投資することを目的とした株式ファンドです。
ここでいう「次世代AI」とは、単なるAI活用にとどまらず、高度な能力を備え、今後の進化が見込まれるAI技術を指します。
本ファンドは、株式へ直接投資するのではなく、投資信託を通じて投資を行う「ファンド・オブ・ファンズ形式」を採用している点が特徴です。
このファンドって、TOPIXやS&P500みたいな指数に連動するタイプではないんですよね?
そうですね。次世代AI株式戦略ファンドは、特定の指数に連動するインデックスファンドではありません。「次世代AI」というテーマに基づいて銘柄を選別する、完全にアクティブ運用のファンドです。
そのため、市場平均と同じ動きをするというよりは、運用次第で上にも下にもブレやすい特徴があります。
次世代AI株式戦略ファンドの投資先と組み入れ銘柄

次世代AI株式戦略ファンドは、TOPIXのように日本株全体へ広く投資する指数型ファンドではありません。
日本を含む世界各国の取引所に上場している企業の中から、「次世代AI」というテーマに合致する企業を厳選して投資するファンドです。
実際の組み入れ銘柄を見ると、国・地域はアメリカを中心に、イギリスなども含まれており、いわゆるグローバルAI関連企業への集中投資になっています。
指数型と比べると分散は効きませんが、その分テーマへの純度は高い構成と言えるでしょう。
こうして見ると、個別株を一つずつ買うより、このファンドでまとめて投資する方が楽そうですね。
そうですね。エヌビディアやブロードコム、ARMなどを個別で調べて売買タイミングを考えるのは、正直かなり大変です。
このファンドなら、次世代AIというテーマに沿って銘柄選別まで任せられるので、手間をかけずにAI関連株へまとめて投資できる点がメリットだと思います。
組み入れ上位を見ると、エヌビディアを中心に、半導体やソフトウェア関連が多いですね。
そうですね。エヌビディア(7.3%)を筆頭に、ブロードコム、パランティア、ARMといった、AIを「使う側」ではなく「支える側」の企業が多い構成です。
アプリやサービスが流行る前に、その土台となる計算能力やインフラを提供する企業を押さえにいく、かなりストレートなAI投資と言えますね。
次世代AI株式戦略ファンドの騰落率と設定来の運用パフォーマンス

この期間のチャートを見ると、途中で上下のブレはあるものの、全体としては緩やかな右肩上がりです。
短期的に見れば大きく跳ねる場面は少ないものの、堅実に積み上げている印象を受けます。

信託財産留保額はありませんが、保有中には運用管理費用(信託報酬)をはじめとした各種コストが日々差し引かれます。
投資家が実質的に負担する総コストは決して低い水準ではありません。
中身が複数のファンドにまたがる「ファンド・オブ・ファンズ」である点が、そのままコスト構造にも反映されています。
ただ、資料をよく見ると「実質的な負担」が年1.8%超と書かれていますよね。正直どっちが本当なのか混乱します。
そこがこのファンドで一番誤解されやすいポイントです。表面的には「ファンド本体の信託報酬」だけが目立ちますが、実際には投資先ファンドの信託報酬も二重でかかる構造なんです。
結果として、投資家が実際に負担している総コストは年率1.826%(税込1.66%程度)。
インデックスファンドと比べると、明らかに高コストな部類ですね。
なるほど。そうなると、これだけのコストを払ってでも持つ価値があるかが重要ですね。
おっしゃる通りです。このファンドは「低コストで市場平均を取る商品」ではありません。
・次世代AIというテーマ
・銘柄選別を行うアクティブ運用
・ファンド・オブ・ファンズ構造
これらを理解したうえで、「高いコストを払ってでも超過リターンを狙う」と割り切れる投資家向けの商品です。
同種の他グローバルAIファンドやインデックス投資と比較

あえて本ファンドを選ぶ理由を挙げるとすれば、やはり「AI」という特定のテクノロジー進化に特化したポートフォリオでしょう。
他のアクティブファンドが幅広い業種から銘柄を厳選するのに対し、AIの進化という明確なストーリーに資産を集中させたい投資家にとっては、非常にエッジの効いた選択肢と言えます。
比較表を見ると、「オルカン」のようなインデックスファンドと比べてコストの高さがどうしても目についてしまいますね。信託報酬1.2925%に加えて、購入時手数料が3.3%かかるとなると、投資を躊躇してしまうのですが。
確かにおっしゃる通り、コスト面だけを「オルカン」の0.05775%と比較すれば、本ファンドは非常に割高に見えますね。
しかし、表にある他のアクティブファンド、例えば「インベスコ(1.903%)」や「キャピタル(1.694%)」と比較してみてください。これらグローバルな実力派ファンドの中では、本ファンドのコストは相対的に低く抑えられていることがわかります。
なるほど、アクティブファンドの中では「良心的」な部類なのですね。ただ、分配金実績が「0円」という点も気になります。インベスコのように毎月分配があるものと、どちらを選ぶべきでしょうか?
それは投資の目的によりますね。本ファンドは「値上がり益追求型」です。利益を分配金として出さずに運用に回しているため、AI市場の成長を基準価額の上昇として取り込みたい方に適しています。
一方で、毎月のキャッシュフローを重視するならインベスコのようなタイプが候補になります。ご自身のポートフォリオにおいて「成長」を狙うのか「分配」を狙うのか、表の数値をよく比較検討した上で判断しましょう。
【まとめ】一歩踏み込む投資で、期待以上の資産形成を実現しよう
いかがでしたでしょうか。
今回は「次世代AI株式戦略ファンド」について、多角的に解説しました。
本ファンドは、エヌビディアやブロードコム、ARMといったAIインフラを支える「次世代AI関連企業」をプロの視点で厳選するアクティブファンドです。
インデックス投資のような「平均点」では満足できない投資家も多いはずです。
AI革命という明確な成長ストーリーをダイレクトに捉え、市場平均を超えるリターンを狙いたい方にとって、まさに攻めの選択肢と言えるでしょう。
信託報酬は年率1.2925%と、他の有力なグローバル・アクティブファンドと比較しても相対的に低めに抑えられています。
また、成長性を重視した「分配金を出さない運用」も、複利効果を最大化する上で非常に理にかなった設計です。
よくわかりました。インデックスで安定した土台を作りつつ、こうした成長分野に特化したファンドを組み合わせることで、プラスアルファの収益を狙うという考え方ですね。
その通りです。特定のテーマに資産を集中させるからこそ、ポートフォリオ全体のリスク管理が重要になります。
我々のようなIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に相談していただくことで、こうしたアクティブファンドを活用した「正しい投資先と資産配分」をオーダーメイドで選定することができます。
自分一人で比率を決めるのは不安なので、一度プロの視点から客観的にアドバイスをもらうのが良さそうですね。ありがとうございました。
そうですね。投資に慣れてきたら、外貨での海外投資なども含め、より広い視野で検討していきましょう。理想の資産形成に向けて、いつでも力になりますよ。
まとめ
- 次世代AI株式戦略ファンドは、世界の次世代AI関連企業へ投資するテーマ型アクティプファンド
- エヌビディアやARMなど、AIを「支える側」の企業に集中投資するため値動きは大きくなりやすい
- インデックスの代替ではなく、ポートフォリオのバランスを考えた上乗せ枠として時間を味方に投資しよう
次世代AI株式戦略ファンドが示すように、世界にはAI革命という巨大な成長テーマを捉え、インデックスを上回る成果を狙えるアクティブファンドが存在します。
偏差値50のインデックス投資で満足することなく、プロが厳選した次世代AI関連企業への集中投資で、その次の偏差値60の投資を目指していきましょう。
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著者プロフィール

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投資家、現役証券マン、現役保険マンの立場で記事を書いています。
K2アドバイザーによって内容確認した上で、K2公認の情報としてアップしています。
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