野村インド株投資 〜野村アセットマネジメント

こんにちは、K2 College河合です。

本日はインド株ファンドで日本では最大の保有残高(2400億円)である野村インド株投資を解説します。BRICsと呼ばれた初期から運用しているトラックレコードの長いファンドです。

インド株、どこかでは投資しておきたいと思ってました。

習近平規制で株安となってる中国株にはまだ投資できませんから、新興国の筆頭がインドですよね。

  • 動画解説
  • 基準価額は上がってるもののベンチマークに負けている
  • 保有銘柄はたった41銘柄

動画解説

基準価額は上がってるもののベンチマークに負けている

2008年、金融危機の前まではこのファンドもインド株もよく上がったものです。このファンドも2005年設定で一気に34,000円(3.4倍)にまでなりましたね。2004年に野村に入社した私もインド株や新興国株で随分儲かってもらいました。

その後、見事に基準価額10,000円まで下がり、15年かけて50,000円にまで上昇しました。これだけ見ると良いファンドのように見えますが、これはファンドがいいのではなく、インド株自体が良かったからというのがベンチマークを見るとわかります。コストの低いインデックスに投資をしていたら、60,000円を超えていたんですね。

騰落率で見ると、その差がよくわかります。過去3年でベンチマークだと55.8%だったのに、このファンドはそのたった半分27.3%しか上昇していませんね。

やはりインデックスに投資をすればいいんですね。

そういうことです。

保有銘柄はたった41銘柄

こちら保有上位10銘柄です。インド企業、日本にはあまりないので、勉強になりますね。なおこのファンドはたった41銘柄しか保有していないです。ベンチマーク(インデックス)のように分散投資をした方がブレも少なくなり、パフォーマンスも良くなるわけですから、このファンドに投資する理由がありません。

新興国はやはり銀行株が多くなりますね。全体の1/4持ってます。その他、インフラ関連が多いというのも特徴です。

先進国は米国、新興国はインドを持っておこうと思います。

良いと思います。

まとめ

  • インド株へは投資しておこう
  • このファンドではなく、インデックスへ投資しよう

日本にはまだまだファンドの選択肢が少ないですね。ミューチュアルファンド(投資信託)への投資も選択肢の多い海外でしておきましょう。

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著者プロフィール

河合 圭
河合 圭
<経歴>
青山学院大学国際政治経済学部国際経営学科ファイナンスコース卒業
中国天津南開大学漢語語言学院留学
野村證券にて4年半勤務、2008年リーマン・ショックの前日に退社
プライベートバンクを経て、2009年K2 Investment設立
2014年ボストン留学、2018年Paris留学
現在、K2 Holdings会長

<趣味>
ダイビング、クルージング、自然

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