NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信 (愛称:NF・日経225 ETF) 〜野村アセットマネジメント

こんにちは、K2 College河合です。

本日は野村のETFNEXT FUNDS 日経225連動型上場投信 (愛称:NF・日経225 ETF)を解説します。資産残高7500億円(2023.2時点)ということで、野村で2番目に大きいファンドです。

日経225(日本株)のETFなので、野村でも他のものでも同じように思えますが。

実際、そんなところですよね。ポイントはいかにたくさんの残高を持つことで、流動性を高くし(いつでも確実に売買できる)、日経225そのものと連動した運用をするか?となってます。

  • 動画解説
  • 日経225との比較
  • 販売証券会社

動画解説

日経225との比較

配当を除いた基準価額と対象指数(日経225)を比べてもらうとほとんど同じだということがわかりますよね。

株に投資していると配当は必ず出てきてしまいますので(複利はない)、日経225という指数で見ても、配当は出てしまった後の数字ということになります。このファンド(ETF)は配当が出ても再投資という形をとっているので、分配金再投資の数字を見ることが大事ですね。株主優待はどうなってるんでしょうか(笑)。

なお配当り2.1%。海外の株と比べると依然、半分以下です。つまり世界の投資家は配当だけ見れば、日本の株へ投資する妙味が薄いということですね。

上位10銘柄など、全て日経225のままです。組入銘柄数も225銘柄ぴったり。ただ違いは投資家の売買に応えるため流動性が必要になるので、現金を2.3%だけ持っています。

そして僅かですが、これだけの費用がかかっているので、微妙に日経225との差があるという結果になります(これはしょうがない)。

日本株へ投資したいなら、このETFでもいいということですね。

そうですね、アクティブファンドと呼ばれるサラリーマンファンドマネージャーが主観で運用しているファンドのうち8割がインデックス型(ETF)に負けているので、こういったETFへ投資しましょう。ただそもそも日本株へ投資すべきなのかどうか?はもう一度考えてくださいね。

販売証券会社

銀行や保険では投資できないようですが、証券会社は主要なところは全て投資できるようになっています。小口から投資できるので、まとまった一括投資というよりも積立での利用が多いのではないでしょうか。

積立は選べる投資先が限られていて、結局こういうETF、日本ばかりですよね。

そうなんです、日本は制度として節税(税控除)のためにつみたてNISA、iDeCoを始める方が多いですが、始めた後何に投資しているか?はあまり気にしていない方が多いんです。それもあり、証券会社もその後の投資先ファンドはどうでもいいものだったり、変わり映えのないものばかりを並べて選ばせているようですね。

まとめ

  • NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信 (愛称:NF・日経225 ETF) は選んでもOK
  • ただしそもそも日本株以外へ投資することを考えよう
  • 積立はしっぱなしではなく、投資先をよく選ぼう

日本のつみたてNISA、iDeCoの運用益に不満がある方はこちらの海外積立を始めましょう。世界中のファンドからもっと良い投資先を選べるし、ボーナスや元本確保でもっと確実に増やせますよ。

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著者プロフィール

河合 圭
河合 圭
<経歴>
青山学院大学国際政治経済学部国際経営学科ファイナンスコース卒業
中国天津南開大学漢語語言学院留学
野村證券にて4年半勤務、2008年リーマン・ショックの前日に退社
プライベートバンクを経て、2009年K2 Investment設立
2014年ボストン留学、2018年Paris留学
現在、K2 Holdings会長

<趣味>
ダイビング、クルージング、自然

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