米国のデフォルトに備えて何に投資しておけば良いか

こんにちは。K2 College大崎です。

米国の債務上限問題ですが、6月上旬には国債の利払いができず、米国債がデフォルトに陥る「Xデー」が到来するとされております。

  • 債務上限とは
  • 債務不履行(デフォルト)に備えて何に投資すべきか
  • 『ChatGPTが回答』米国のデフォルトに備えて何に投資しておけば良いか

債務上限とは

債務上限とは、米政府が国債発行などで借金をすることができる債務残高の枠のことで、総額は法律で定められており、上限を引き上げるには米議会の承認が必要となります。

上限の引き上げが認められなければ新規の国債が発行できないため、国債の元本償還や利払いに回す資金が調達できなくなり、債務不履行(デフォルト)に陥ることになります。

現在の法定上限は約31兆4,000億ドルですが、2023年1月に政府の債務残高が法定上限に達したために米財務省は特例措置を講じながら手元資金をやり繰りしている状況ですが、6月上旬には国債の利払いができず、米国債がデフォルトに陥る「Xデー」が到来するとされております。

共和党のマッカーシー米下院議長は、債務上限を引き上げてデフォルト(債務不履行)を回避するための合意が数日中にまとまる可能性はあると発言しておりますし、過去にも何度かデフォルト危機はありましたが、そのたびに乗り切って来ましたので、今回も債務上限を引き上げに合意して、デフォルトを回避するだろうと見られております。

債務不履行(デフォルト)に備えて何に投資すべきか

とは言え、民主党、共和党とも2024年の大統領選挙を睨んでお互い妥協できない状況であり、既に共和党は債務上限を引き上げる代わりに、連邦政府支出を4兆5,000億ドル削減する案を下院で可決しております。そして、民主党にとってこの妥協案を飲むことは打撃が大きいため、6月上旬には合意に至らず、米国債がデフォルトに陥る可能性もゼロはないかと思います。

このような状況の中、投資家として何に投資しておいた方が良いでしょうか。

調査に参加した金融専門家(637人)の過半数は「金」を購入すると回答しておりますが、金以外の投資先は乏しいですね。2番目に多い回答は「米国債」でした。

デフォルトで米国債を償還できなくなったとしても償還は遅れるだけと考える専門家は多く、実際、最も緊迫した2011年のデフォルト危機の際も、格付け会社スタンダード・ アンド・プアーズ(S&P)が米国の格付けを「AAA」から引き下げたにもかかわらず、米国債は値上がりしております。

『ChatGPTが回答』米国のデフォルトに備えて何に投資しておけば良いか

米国債務上限が回避できない場合に備えて、何に投資しておけば良いですか?

米国債務上限が回避できない場合に備えて、以下のような投資戦略を検討することができます。ただし、投資は個人のリスク許容度や投資目的に合わせて行う必要がありますので、個別のアドバイスや投資家の助言を受けることをおすすめします。

  1. ダイバーシフィケーション(分散投資): リスクを分散するために、異なる資産クラスや地域に投資することが重要です。株式、債券、不動産、商品など、異なる資産クラスへの投資をバランス良く組み合わせることで、一つのリスク要因に依存しないポートフォリオを構築できます。

  2. 安定的な資産への投資: 債務上限の不確実性に対処するために、安定的な資産への投資を検討することができます。例えば、金やその他の貴金属は、経済的な不確実性や通貨価値の変動に対して一定の保護を提供することがあります。

  3. 長期的な視点での投資: 債務上限の問題は一時的なものかもしれませんので、長期的な視点で投資することも重要です。市場の短期的な変動に左右されず、長期的な成長や価値の創造を重視する投資戦略が有効です。株式市場や成長産業への投資を検討することもあります。

  4. 金利や通貨の動向に注目する: 債務上限問題は通貨や金利にも影響を及ぼす可能性があります。金利上昇や通貨の価値低下の可能性に対応するために、それらの動向を注意深くモニタリングし、投資戦略を調整することが重要です。

最終的な投資戦略は個別の状況に応じて異なりますので、金融アドバイザーや投資プロフェッショナルと相談することをおすすめします。彼らはあなたの具体的な目標やリスク許容度に基づいて、最適な投資戦略を提案することができます。

やはり、金などの安定的な資産へ投資しておくことが良いようですね。
また、オルタナティブ(代替投資)含め異なる資産クラスへの投資をバランス良く組み合わせ、ポートフォリオを構築しておくことは大切のようです。

これらはいつもわたくしがお伝えしていることですが、ChatGPTのレベルはすでにここまで来ているのかとびっくりしました。

そして、これはわたしも予測しておりませんでしたが、

ChatGPTも、投資は個人のリスク許容度や投資目的に合わせて行う必要があるので、アドバイザーに相談して最適な投資戦略を取ることを勧めております。

あなたの具体的な目標やリスク許容度に基づいて、最適な投資戦略を提案することができます。希望される方は、こちらからお問合せくださいませ。

まとめ

  • 米国のデフォルトに備えて、金などの安定的な資産へ投資しておく
  • 異なる資産クラスへの投資をバランス良く組み合わせおくことが重要

著者プロフィール

大崎真嗣
大崎真嗣
投資アドバイザー

愛知大学経済学部卒業
大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
ファイナンシャルプランナー2級も取得。

自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Collegeに参画。

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