現在進行中!手を出してはいけない仮想通貨案件『セブンソサエティ』

こんにちは。K2 Collegeの半野です。

今回はまだ事件化していませんがリスクが大きい案件を紹介します。『セブンソサエティ』です。なぜ?と感じる理由ですが、これまで紹介したしてきた典型的な詐欺『仮想通貨とMLM』をかけあわせた投資案件だからです。

ネーミングがこれまでと雰囲気がちょっと違いますね。

実は政府のプロジェクト関連の用語です。言葉の定義と案件の内容を確認してみましょう。

  • セブンソサエティとは
  • セブンソサエティの特徴
  • 仮想通貨、MLMとこれまでの典型的な詐欺案件と酷似

セブンソサエティとは

まずこのプロジェクトを運営している会社ですがポーランド企業のようです。

社名:B2Z Holdings SP.ZO.O.,
所在地:Aleja Generala Leopolda Okulickiego 18,35-206 Rzeszow Poland

これ以外の情報が不明なため、どうやって日本に入りこんできたのか謎です。ただ日本では『湯田陽太』という人物がセミナー講師として登場しています。この人物、過去に悪質なマルチ商法で逮捕されたことがあります。この時点で信用に値しないですね。

そして『セブンソサエティ(Seven Society)』は政府が進めるSociety5.0から引用された言葉です。内閣府中心に進めているプロジェクトのようです。他にやることあるんじゃないの?とツッコミを入れたくなりますが・・・。

簡単に言うとAI、自動運転、ブロックチェーンなどの最新技術を普及させて、経済発展を目指そうといったところでしょうか。日本の目指すべき未来社会の形のようです。「AI」「SDGs」や「web3.0」などがSociety5.0(ソサエティ5.0)に近いかもしれません。

そしてこの政府プロジェクトに関連付けて、仮想通貨やITを学び豊かな暮らしを目指そうというコンセプトを元にブロックチェーン・金融に特化したプロジェクトを実行しています。理念として以下の3点が掲げられています。

・賛同者の資産が増えること
・賛同者のマネーリテラシーが向上すること
・マーケティング功労者の資産が増えること

気づく人は気づくと思いますが、3番目は紹介制度をにおわせています。

政府とはなんの関係もないのに、理想が高い会社のように思わせているのでしょうか。

なんだかごまかされている感じもします。これだけでいい会社と判断するのは危険です。

セブンソサエティの特徴

ではそのコンセプトを元に実際に何を行っているのでしょうか。確認してみました。

1.専用のNFTを購入し、仮想通貨を稼ぐ
NFT(Non-Fungible Toke)は非代替性トークンと呼ばれています。これだけだと何のことか分かりませんが、一言でいうと資産価値を持つデジタルデータと考えてください。例えばデジタルミュージックやデジタルアート、トレーディングカードなどが当てはまり、独自のマーケットで取引を行うことができます。つまりデータを購入させらるのです。そのうちの50%を運営会社が運用。運用は最大で2025年の契約満期まで続き、資産が200%を超えるまで投資&管理をセブンソサエティが行います。そして返還されるときはビットコインでの返還となります。

2.仮想通貨自動売買「タルムード』
このシステムは自動で資産を33%ずつに分配投資していく自動システムのようです。ただこれだけでは本当に資産が増えるのかどうか微妙ですよね。

3.紹介報酬制度を適用(MLM)
そしてやはりここにもありました。誰かに紹介し、その人がNFTを購入すれば、報酬が発生する仕組みになっています。
・直接紹介ボーナス
・バイナリーボーナス
・タイトルボーナス

この3つのボーナスがキーになっているようです。詳細は説明しませんが、下記を参考にしてください。
こういう仕組みがある時点で信用できるとは言えません。

必ずと言っていいほど紹介報酬システムがあるんですね。

昭和風にいうと、いわゆるネズミ講です。こういうシステムがある時点で手を出さないのがいいでしょう。

仮想通貨、MLMとこれまでの典型的な詐欺案件と酷似

このように仮想通貨、MLMでの紹介報酬制度、この時点で投資とは名ばかりのマルチ商法としか考えられません。非常にリスクが大きいと言えるでしょう。今年に入って始まったばかりのようですが、詐欺事件として被害者が出ないことを祈るばかりです。

まとめ

  • 『セブンソサエティ』はこれまでの詐欺案件と似ており、リスクが大きい
  • 仮想通貨、紹介報酬制度の案件は詐欺を疑い、手を出さないこと

お金を増やす方法は様々です。ご自身のニーズに合った方法を選択して効率的に資産を増やして行きましょう。ご相談は、こちら(無料相談)から連絡ください。

著者プロフィール

半野輝明
半野輝明
大学卒業後、予備校講師などを経験し、海外渡航。
その後外資系企業に勤務し、2005年より再度海外留学を実行。
帰国後、それまでのキャリアよりも、金融や投資に関わる仕事をしたいと考え、海外就職をしました。
海外投資というと、ハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、決してそんなことはなく新しい投資、資産運用という形で出会うことができます。
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