NTTグリーンボンド(環境債)2021.10

こんにちは、K2 College河合です。

NTTが世界最大規模となるグリーンボンド(環境債)の発行(3000億円)を発表しましたね。発行は今月(2021年10月)となるそうなので、その前にどんな債券なのか?投資すべきなのかどうか?を解説します。

グリーンボンドと聞くと、グレタのような綺麗事を好む大衆から低い金利で資金調達するイメージがあります。

実際、CMなど企業イメージを良くするために商品とは全く意味のないところにコストをかけてるわけなので(そのコストは消費者が間接的に払っている)、同じ話ですよね。ただこれだけ大規模で資金調達できると踏んで発行しようとしてるということは、それだけ世界的に環境に対するクリーンなイメージが求められてるということでしょう。テスラを筆頭とした電気自動車化もその一つですよね。

  • 動画解説
  • グリーンボンド(環境債)とは?
  • 投資条件

動画解説

グリーンボンド(環境債)とは?

グリーンボンド(環境債)とは債券なんですけど、環境に良いことをする為に資金調達するというものです。今回だと温室効果ガス排出量の削減と5Gです。5Gはどう関係あるの?と思いますが、アフターコロナでリモートワールド(分散型社会)の基盤となるのが5Gだそうです。確かにそうなんですけど、結構こじつけな気もします。。

目標としては9年後の2030年までに温室効果ガス排出量80%を削減。2040年までに完全ゼロ(カーボンニュートラル)を目指すそうです。

どの企業でも言っていることですが、NTTは日本の社会インフラを作っているという意味で、象徴的な発行となるでしょう(日本全体の電力の1%を使っているよう)。

日本の自動車産業が電気自動車にビジネス転換できなくて大変そうですけど、車に限らず全ての産業でカーボンニュートラルが求められているんですね。

そうですね、コロナワクチンと同じで、もはやこれが新しい世界の常識となるようです。だからと言って債券は債券だろうと思いますが、企業成長が飽和状態になった先進国、大企業では、SDGsなどの企業イメージがビジネスのキーになってきそうですね。

投資条件

こちら今回(2021.10)の現在の発表状況です。

まだ金利、格付けも出てきていないので、また後日更新します。今は前回発行したグリーンボンドの条件をおさらいしておきましょう。

3年満期でなんと0.001%です。AAA格だとしても一体誰が投資するんでしょう。。。ということで400億円の資金調達は全て企業からの投資だったのかもしれません。

0.001%でも銀行の預金金利よりは高いということなんでしょうか。

そうはそうですけど、寿命のある個人投資家からしたら、それで3年間自分のお金が固定されてしまうことの方がリスクになりますよね。

まとめ

  • 環境に配慮する企業努力は必要だけれど、個人投資家の投資には関係ない
  • 金利が低すぎて、個人投資家には期間を縛られるリスク(流動性リスク)の方が高い

今回のNTTグリーンボンドもですが、他にも色々債券発行されていて、低い金利で大事な資金と時間を固定しまっている方多いです。ただ保守的に考えたら、それも一つなんでしょうけれど、世界中(先進国)金利が低い中、今債券で投資することは金融のプロであれば勧めないはずです。日本郵政第3次売出しと同じ話で、証券会社は良い商品だから紹介するのではなく、アンダーライティングという仕事のためにやっているだけですから、ご自身に本当に良い投資になるかどうか?だけを考えて投資しましょう。個別の銘柄については、いつでも我々投資アドバイザーへ遠慮なくご相談ください。

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著者プロフィール

河合 圭
河合 圭
<経歴>
青山学院大学国際政治経済学部国際経営学科ファイナンスコース卒業
中国天津南開大学漢語語言学院留学
野村證券にて4年半勤務、2008年リーマン・ショックの前日に退社
プライベートバンクを経て、2009年K2 Investment設立
2014年ボストン留学、2018年Paris留学
現在、K2 Holdings会長

<趣味>
ダイビング、クルージング、自然

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